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香港での「裏日本」文化

香港人は日本が好きなので、広告は日本の広告よりも日本っぽいに見えることがよくあります。

最も有名なのは、森山大道、荒木経惟、植田正治などの日本の有名な写真家に似た広告の外観を再現しようとする香港富士フイルムTVCMの浪攝流シリーズです。

さらに、日本のCMではあまり見られない川端康成を引用します。

(上記のCMには、議論の余地のあるライセンスと著作権の問題があると言われていましたが、一旦その話は置いておきましょう。)

通常、商品を積極的に紹介することが日本での広告の目標であるため、
ポジティブなエネルギーを重視する国として。CMでこのような暗いネガティブな雰囲気を持つことは、一般的、日本のタブーだと思います。

時には、アニメーションの美学や職場の文化さえも、香港の広告によって「借用」されます。

そのような形成の背後にある理由は、広告のコンセプト開発とアイデアを具現化を担当する香港のクリエイティブディレクターのほとんどは、70年代と80年代に香港で生まれました。。彼らの美学は、90年代の日本のソフトパワーの影響を強く受けています。

また、香港でTVCMが日本語の歌のみで、中国語字幕がないことも珍しくありません。そのため、視聴者はCMが何を歌っているのかわからないことがよくありますが、日本語に聞くと、それが何かクールだと感じるだけで大​​丈夫のようです。

「西洋風」の建物でCM / 写真を撮影して、それが高級なイタリアまたはフランスの商品であることを示すのが一般的ですが、香港の広告は、美術セットのデザインやモデルを使って日本商品であることを「示す」段階を経て、現在、日本よりも日本に見える何らかの形の広告を作ろうとしています。

日本でクリエーターとして働く香港人として。これからも視覚表現の形を発見し、「日本の内なる魂」を理解し続きたいと思います。


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