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将来の夢が抜け殻になりました
エアライン系の専門学校に行っているのですが、あと一年残してもう全くと言っていいほどに興味をなくしてしまいました。
あれだけ必死に親を説得して、泣きながら面接も練習したのにあっさりしたものです。
引っ越した部屋は空港が近く、上空を飛行機が飛ぶ音が一日中よく聞こえます。それもはじめの方は窓から空を見上げたりなんかして心を躍らせていたもんだから、我ながら可愛いです。
小学生のころから何があっても目指すことをやめなかった夢だったのに、こんなにも簡単に、しかも未練もなく諦めてしまえることに驚いています。
これまで学校の課題作文にも書いたし、半成人式でも大勢の前で発表したし、将来の夢を尋ねられたら迷わず答えてきました。
両親も沢山応援してくれて、本当にありがたかったです。
それだけに、コロナという不測の事態が起きたにしても、こんなにもあっさりと路線変更してしまうことが申し訳ない。
「あれだけ言ってたくせにその程度の気持ちだったのか」本当にその通りです。自分でも信じられない。だからまだ一応形だけは頑張って保ってる。
だけどもう気持ちがないんです。
毎日なりやまない飛行機の音も、もうストレスでしかありません。
誰でもこんな経験あると思います。今まで信じて疑わなかったことが、ある時を境にまったく信じられなくなってよくわからなくなること。今までのやり方では自分を慰めることも元気づけることも、癒してあげることもできない。何も響かない。
そうなったらもう、これまでの自分とはさよならしないといけないんじゃないかなって思うんです。別人みたいなものだから。
新しい楽しみを見つけて、新しくやってみたいって思ったことに挑戦してみて、また新しい自分を受け入れて大事にしてあげればいいと思うんです。
私は変化が嫌いなのでなかなか難しいですが、無理に過去の自分に合わせることもないなと、最近思いました。人間変わって当たり前なので。
無理して頑張って変わるのもきついし、でも過去に縛られて生きるのも同じくらいしんどいので、きっとタイミングがあるんだろうなと思うことにします。
その時が来たら、自然に少しずつその時点の自分を大切に過ごしたいです。少しでも生きるのが嫌じゃなくなるように。
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