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私は何故、学歴をドブに捨ててしまったのだろう。

学歴社会をどう思いますか。

不公平だと思いますか。

仕方がないと思いますか。

そういった一般論は別として、私の中で"学歴"は、私のコンプレックスを助長する何かである様に思います。

私は昔から何処か、同世代の若者が好まないものを好んだり、世の中でメジャーでないものにハマったりする傾向がありました。

オーガニック
ベリーダンス
初動負荷トレーニング
西洋占星術

社会人で学び始めた所ではどこでも、最年少は私だったり、20代女性は殆どいない状況でした。

それに変わった本、変わった映画、20代なのに宝石まで、、、

"変わってる"なんて、誰が決めるんだと思われがちですが、私はもう明らかに、周りの同世代の友達10人に聞いても、絶対に共感して貰えないと分かるような事にばかり、手を出して来たようです。

私自身は、とっても楽しく、明るく、前向きに、これらを選択して来ました。

でも段々と、私は「変わってる人間」として生きなきゃいけないんだということが、ヒシヒシと感じられて、辛くなってきたのも事実です。


私は、高校も大学も、客観的に見て、名だたる学校に、両親のお陰で奨学金を取る事もなく、通わせて頂きました。

自慢じゃありません。

申し訳ないのです。

人様の税金を使って、両親が一生懸命働いたお金を使って名のある大学に通わせて頂いたのに、私の出身大学の学生は殆どいないような会社に入り、休みの日はマイナーな趣味に勤しむ日々。

その会社を先月末で退職したのですが、
社会人1年目の頃、本部長に、
「〇〇さん、何で〇〇大学を卒業して、ウチに入ったの?」
そう言われた事を、今でも覚えています。

何故でしょうか。

いつから私は、こんなに素敵なレールの上を、ちょっとずつズレた方向に歩き始めたのでしょうか。

何で私はこんな風にしか生きられないんだろう。

何で他の優秀な同級生の様に、自分と同じ大学の人がいっぱいいる会社に入って、着実にキャリアを歩めないんだろう。

何で大学や会社で一緒になった、同じ大学出身の価値観の合いそうな男性と数年恋愛をした後、結婚する事が出来ないんだろう。

何で、何で…

「学歴なんて関係ない」

頭では分かっているのに、私はいつの間にか、
「高学歴の人は、敷かれたレールの上を歩まなかったら、ただの学び好きな変な奴というレッテルを貼られるんだ」という、

謎の「高学歴コンプレックス」
に苛まれていました。

関係ないんだ、そんな事。

どんな学校に通っても、私の人生はこんな風になる運命だったんだ。

全ての責任は、私自身にある。

変われない事を、学歴のせいにしてはいけない。

過去に戻って学歴を変えれたとしても、人生はそれでは変わらない。


きっといつか、この回り道ばかりな気がする人生が、私だけの使命に辿り着く道筋に変わっていく。

与えられたものは変えられなくても、与えられたものをどう使うか、選ぶ能力が、私にもきっとあるはず。

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