🍉クルーボイスNo.6🍉

kaleidosquare

2022年7月28日 17:39

こんにちは！カレイドスクエアパークです🌈

暑い夏がやってきましたね🌞

子どもたちは夏休み真っ只中🏃‍♂🏃‍♀💨

毎日、元気いっぱい過ごしていますよ😊

今回は、クルーボイス第6弾です🎤👨👩

カレイドスクエアパークで活躍しているクルーに、

実際に働いて見て感じる「やりがい」や「楽しさ」を
インタビューしました🗣

子どもたちやメンバーへの想い、

理想の社会へのイメージなど沢山語っていただきました😆

ありがとうございます✨

また、ページ下部にHPとSNSのリンクも載せております。

日々の活動や子どもたちの作品などがご覧いただけますので、是非覗いてみてください🎨👀

クルーボイスNo.6

【　野澤先生　】
役職：ソーシャルコーディネーター
担当：心理支援・請求担当・財務経理
資格：認定心理士
略歴：昭和59年生まれ。新潟県胎内市出身。関心のあった心理学について学ぶため、埼玉県の駿河台大学へ進学。卒業後は、帰県し村上市の介護施設で生活相談員として勤務。その後、長年の夢だった心理支援の仕事がしたいと思いカレイドスクエアパークに転職。現在はカレイドスクエアパーク村上に勤務し、子どもたちだけでなく大人への心理支援も行っている。

Q1.カレイドスクエアパークで働きたいと思ったきっかけ
私が小学生の頃に、周囲から「カウンセラーの仕事が向いているね」と言われたことがあります。その頃はあまり意識していませんでしたが、その一言が心理学に興味をもつ潜在的なきっかけになったのだと思います。
大学や、社会人になってからもプライベートで心理学を学んでいました。
「いつか心理支援の仕事をしたい」と思っていたところ、カレイドスクエアパークで心理支援担当の募集があり、応募しました。

Q2.カレイドでどんな仕事をしていますか？
心理支援、請求業務、財務経理を担当しています。
心理支援では、子どもの様子がいつもと違ったり、顔色が優れなかったりするときに話を聴いています。緊張感を与えないように、自然と側に寄り添って「何かあった？」と声をかけています。場合によっては別室で二人で話をすることもありますが、どのような場合でも少しずつ信頼関係を築けるように心がけています。
初めは、子どもたちやメンバーもなかなか言葉にできなかったり、心の距離を感じたりすることもありましたが、段々と自分の気持ちを話してくれるようになりました。その時は「信頼してくれているのかな」と感じます。

Q3.実際に働いてみてどうでしたか？
子どもたちの成長に、日々やりがいを感じています。
例えば、言い合いになったときにカッとなってやり返していた子どもが、相手のことを受け入れてやり返すことなく接する姿を見た時は、「精神的にも成長しているんだな」と感じて嬉しくなりましたね。
一緒に創作をするときも、自分には考えつかないようなアイデアを子どもたちから学ばせてもらっています。
そしてカレイドスクエアパークは、「自分の個性が出せる職場」だと思います。
ただ上司から言われたことをするのではなく「自分自身で考えて行動する」ことが多いので、仕事をする上で柔軟な考え方ができるようになりました。

Q4.カレイドのココがおもしろい！というところを教えてください
農業や販売会など様々なことにチャレンジする会社なので、子どもたちもたくさんの経験ができ、それが自分の「得意なことの発見」に繋がっていると思います。
販売会で初めは恥ずかしがっていた子どもが、今では大きな声を出して頑張っていることが印象に残っていますね。
子どもたちも個性が溢れていますが、クルーの皆さんも個性豊かな方ばかり！
私は、面白いことをして誰かを喜ばせたいと思っているので……日々私の言ったことに他のクルーがノリツッコミを入れてくれることがありがたいです（笑）

Q5.日々の対応で、心がけていること、大切にしていることはありますか？
今日は元気がないな、口数が少ないなとか、子どもたちが発する小さなサインに気づけるよう常にアンテナを張っています。
実際に話をする時は、相手に合った言葉選びを心がけています。例えば、子どもはまだ言葉のボキャブラリーが少ないので、難しい単語は使わずに分かりやすく話すことを意識しています。
保護者の方とお話をする時は、言いたい・話したいと思ったことを遠慮なく話していただけるように、傾聴の姿勢を大切にしています。

Q6.「お互いの違いを素敵と感じられる社会」を創っていきたいという会社の目標がありますが、先生の理想の社会へのイメージはありますか？
一人ひとりの特性や、苦手なことも否定しない。お互いに認め合い、助け合うことが大切だと思います。
私は、LGBT（性的少数者）当事者であり、セクシュアリティはG（ゲイ）です。男性のパートナーとお付き合いをしていますが、自身がゲイであること、パートナーがいることを隠して生きています。ソーシャルマイノリティ（社会的少数者）の理解が進み、当事者が隠すことなく生活ができる社会になることを願っています。
「自分の周りにはいない」のではなく、「言えないから、実際には見えない」のです。
色んな人がいて当たり前なんだということがもっと広まると良いなと思います。

Q7.先生はLGBTスピーカーとして様々な活動をされていると伺いました。
どのような活動をされているのですか？
新潟市より依頼を受け、様々な団体に向けたLGBT講座の講師をしています。今まで新潟市内の教職員の先生方や、特別支援学校の先生・生徒の皆さんなどに向けて講座をしてきました。
カレイドでも、就労メンバーとクルー向けにLGBT研修をさせていただきました。
当事者であると伝えることは、正直怖かったです。過去に後ろ指をさされたこともありましたから。ですが、本当のことを言いたいけど言えない当事者がたくさんいるので、「自分が発信していかなければ」という思いで活動をしています。
現在はLGBT啓発活動を行っている団体にも参加し、LGBTのことを外部に発信して理解促進に取り組んでいます。座談会を開いたり、インタビューを受けることもあります。
当事者は身近にいるんだよ、ということを沢山の人に伝えたいです。

Q8.今回のインタビューを通して、先生が一番伝えたいことは何ですか？
障がいのある人や、LGBT当事者が「周りにはいない」と思われていること、そういった人達に対しての差別があることが課題だと思っています。
現状、性に対する教育は世界的に見ても日本は遅れています。まだまだ知られていないから当事者は隠すし、周りに当事者はいないと思ってしまうのです。
実際私のようなLGBT当事者は10〜13人に一人いて、左利きの方々と同じくらいいます。
皆さんの周りにはいないと思いますが、それは「いない」ではなく、当事者が「言えない」から「見えていない」のです。
まず、一人ひとりが障がいやセクシュアリティについて認知することが必要だと感じています。
そうしたマイノリティ当事者が隠すこと無く生きていける社会になることを望んでいます。

Q9.仕事に対する想いを語ってください！
子どもたちには、得意なことを見つけて、どんどんできることを増やしていってほしい。
自分の意志を自分の言葉で発信できるようになってほしいです。
そのための環境づくり、安心して自分の気持ちが言える場づくりをすることが、私の仕事だと思っています。
そして自分だけでなく、他者のことも理解し認められるようになってほしいと思います。
私自身のこれからの目標は、心の壁を取り払い、全ての子どもやメンバー、保護者の方、職員と信頼関係を築いて、「何でも気軽に話せる」そんな存在になることです！
辛いこと、楽しいこと、いろんなことがありますが、子どもたちとともに私も成長できるよう、これからも頑張っていきたいです。

-以上、クルーボイスでした🕊

次回もお楽しみに☘😊

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