戦わなければ生き残れない?

というのは仮面ライダー龍騎ですけれど。

仕事を探したりwebライターについて調べたりしていると、世の中はどんどん厳しくなっているのではと絶望しています。

技術の発達

技術が発達して私たちの生活はどんどん便利になっています。お仕事だって昔に比べて効率が上がったものもあるでしょう。
しかしそれによって、人間そのものに求められるスキルがどんどん上がっているように感じます。
昔はここまで出来れば充分だったものが、今はその上が出来なければならない。出来なれば昇給は望めず、解雇の可能性も高くなってしまいます。

誰も守ってくれない

賃金は低い、終身雇用も崩壊、しくじればネットで即炎上。そんな状況では、自分の保身で手一杯になります。手厚い人材育成は叶わず、ミスに怯える日々。
国も会社も周りの大人も守ってくれない。だから不安を抱える仲間や後輩への手の差しのべ方も分からない。孤立感による不安は加速度的に増していくのです。

不寛容になる私たち

技術が発達して便利になり、生活が豊かになった代償として、人の心はどんどん貧しくなっていくのを感じます。
24時間対応してくれなきゃ嫌だ。品質が良いのは当たり前、でも安くないと困る。出来の悪い人間はいらない。ルールを破る奴は叩いてよし。
厳しい世の中だから、自分が消費者に回ったときは憂さを晴らすような振る舞いをしてしまう。そしてそれが巡り巡って、自分の生活を厳しくしてしまうのです。

どうすれば健やかな心で働けるのか

誰も彼もが健康に働けるわけじゃない。きらめけるわけじゃない。だけど一人でも多くの人が、健康や精神を犠牲にしない生活を送るようにするべきだと思います。その心構えが自分の身を助けることになるから。
私だってどうしてこんな話をしているのかと言えば、出来の悪い自分でも許される社会で生きたいと思っているからです。

ヒントは"多様性"かもしれない

ダイバーシティ、LGBTQ+、多様性を受け入れよう。そういう言葉を見聞きする機会が増えました。私自身もLGBTQ+に当てはまります。
なんだか難しい言葉で表現されていますが、私は大人にも子どもにも、男性にも女性にもどちらでもある人にもどちらでもない人にも、どんな人種の人にも、障害のある人にも無い人にも、仕事ができる人にもできない人にも、すべての人に敬意を払うことではないかと考えています。
そんなの当たり前のことなのに、できていない人はたくさんいます。私もまだまだです。

全ての命には価値があり、その重さは誰にもはかれない。
だから、あなたがここにいること、あなたじゃない人がそこにいることをまず認めよう。
そしてあなたとあなたじゃない人が、ともに笑って生きられる方法を一緒に考えていこう。
第一の案と第二の案。どちらかを選びどちらかを排除するのではなく、第三の案を見つけよう。

その考え方をもつことが、私たちが心身共に健やかな日々を送るための第一歩ではないでしょうか。