胸椎の伸展を確実に出すには!?
臨床において胸椎の伸展をどうしたら出すことができるのか悩まれている方は数多くいるのではないでしょうか・・・・・
胸椎の伸展程、なかなか感覚を認知することは難しいです。
そのため、ただやみくもに胸椎の伸展を出すエクササイズや運動療法をしても他の代償動作を招いてしまい、結果的に身体のバランスが崩れてしまうといったケースも多々あります…
今回は胸椎の伸展を確実に出す方法について一緒に学んでいきます!
胸椎の基本情報
・胸椎→椎体12個
・胸椎の動き→屈曲、伸展、回旋、側屈
胸椎だけでこの4パターンの動きをします
・胸椎→モビリティ関節(可動関節)
・胸椎→生理的後弯
・胸郭→胸椎+胸骨+肋骨+鎖骨
・胸椎→交感神経の出発点(Th1〜L3の前根)
→運動神経に近い
交感神経と運動神経が一緒に胸椎から出てくるため、運動神経の働きが悪いと、交感神経の働きも悪くなると言われています
これがひとつポイントになります
日頃の臨床で感じること
胸椎を動かしてください・・・
この背中の部分を動かしてください・・・
肩甲骨の間を動かしてください・・・
このような説明をして正しく胸椎だけを伸展できる一般の方はどれだけいるでしょう。
一緒に顎が上がったり、腰を反ったりする人がほとんどです。
前でも話しましたが、胸椎は12個の椎体から成り、椎間関節のことを考えたら関節がたくさんあることがひとつの特徴です。
関節には位置覚や関節覚が本来あるはずです。しかし、胸椎は普段あまり動かしません。
動かしていない部分は、位置覚や関節覚が鈍くなり、その周辺の筋(インナーマッスル)の固有受容器も感覚低下を招きます。
このような理由で感覚の低下が起こり、胸椎を
動かすことが難しくなります。
とはいっても胸椎を動かすことをあきらめることはできません!
どのような影響が出るか?
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