見出し画像

伊勢旅行 2022年5月4日〜5日 麻吉旅館

 伊勢旅行で宿泊した宿は、麻吉旅館という、本当に歴史のある旅館でした。

 実は、ここブラタモリでも取り上げられ、東海道中膝栗毛にも、弥次さん喜多さんが古市へ行くというので、「麻吉へお供しよかいな」などと言う場面で出てくる、とても古い旅館です。

 創業はわからないものの、天明2年(1782年)には、営業していた記録があるとのことです。

 あまりよく知らなかったものの、夫が古いけれど、良さげな旅館があると見つけてくれて、泊まるのをとても楽しみしていました。

 登録有形文化財に泊まるなんて、なかなかできないことです。

 お部屋はおばあちゃんの家みたいと口コミにある通り、ほっこりとしたレトロな感じでした。

 お風呂も温泉ではなかったものの、古いけれど、清潔感があり、安心して使えます。入浴中にうぐいすの声が聞こえてきて、自然を感じられてうれしかったです。旅館のまわりは、住宅が結構あるのに、うぐいすが近くに来てくれるなんてすごいです。

 夕食付きで予約しましたが、三重の特産がふんだんに使われていました。部屋食ではなかったものの、部屋ごとに食事部屋を分けていただけて、気を使うこともありませんでした。

 生わかめを初めて食べ、食感に驚きました。あおさの茶碗蒸しなど、海鮮がたくさん使われており、すべて美味しく大満足です。

 箸袋は、昔の図柄を復刻させたもので、食器も蔵に眠ったものを利用しているそうで、何もかもが贅沢です。

 食事と一緒にいただいたのは、クラフトビールです。こちらのペールエールは、飲み口スッキリで美味しかったです。

 館内にある調度品も、歴史あるものが多く、レトロな雰囲気を楽しめます。

 ブラタモリのシールもちゃんとありました。

 お昼の雰囲気もいいのですが、夜の雰囲気もまた素敵です。

 この場所自体が観光スポットなので、旅館内を散策するだけでも楽しめます。

 古いので、維持管理がたいへんそうですが、いつまでも残って欲しいと思える素敵な旅館です。女将さんや従業員の方のおもてなしもよく、良い思い出となりました。その節は、どうもありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?