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読書の記録 文はやりたし
中谷美紀さんのエッセイ『文はやりたし』を読みました。
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エッセイの初めにある写真がとても美しくて、素敵です。いつかは行ってみたいなぁと思います。いつかはいつなのか未定ではありますが・・・。
オーストリアと日本の二拠点生活。華やかで憧れますが、言語の壁やコロナ禍のたいへんさなど、生活をする上で困難なことも多い。
ロシアのウクライナ侵攻の影響もオーストリアにいることでより身近なことで、暮らしが脅かされるのは辛いことです。
ヨーロッパで暮らせばおしゃれというより、中谷さんだからオーストリア生活が映えるというか、私の場合は、日常生活に追われてどこで暮らしても一緒な気がします。
フランスでの暮らしを断念した理由のひとつに、友人の子どもから受けたアジア人差別があったことを知り、少しショックでした。
でも、パッチワークファミリーの複雑な家庭環境で育ったその子が大人になることでアジアを好きになり、出演した舞台を真剣に見てくれて、溢れる感想を聞き救われた気持ちになったそう。
どんな綺麗で、才能がある人でも、嫌な気持ちになることが生きていればあるんだなと改めて思いました。
映画やテレビなどの華やかな世界で生活しているので、何不自由なく暮らしているように見てしまいがちですが、仕事のために努力をして、体調を整え、体重の増減に気を遣っています。
私の知らない世界を知ることができる中谷さんのエッセイはとてもおもしろいです。
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