【ゲムマ2023秋】□○GAMES出展記録
祝!出展1周年!
ゲムマ3回目の出展を前に僕らは白目を剥いていた。
この記事って何?
はじめまして、もしくは再度いらしてくださりありがとうございます。
□○GAMESのカクと申します。
相方のマルと2人で□○GAMESというサークルでボードゲームを作っています。
この記事は、僕等□○GAMESが2023/12/09,10のゲーム―ケット2023秋に参加した際の記録です。
なにやら恒例となりつつも今回は出展記録のみですが少しばかりお時間を頂いて、あいも変わらずドタバタしながら生き延びた3回目のゲームマーケット2023秋の話をさせて頂きます。
果たしてゲムマに何を出すか
ゲムマを前にして僕らは次のゲームをどうするべきか唸っていた。
というのも以前記事で書いたように少々僕ら□◯GAMESメンバーでの生活面での変化があり、イベントの参加がこれまでのように全力で準備してガンガン参加するような形が難しくなったことに端を発する。
確かに僕らはイベント特化サークル!ということを直接的に言った事はない。
しかしガンガン参加して、ガンガンフィードバックをもらって、ドンドンいいゲームを作っていこうぜ!というスタンスをうっすら持っていた。
そのため、そのゲーム開発のライフスタイルを変えざる得ないならどうするべきか、ここで根本的にどういうゲームを作るべきかという基本に立ち返えざる得なかったのだ。
基本、つまりより深い思考体験をデザインする事が僕らのテーマであり、それをコンセプトにゲームを作ってきたが、本当にそれをできてるか確認するために今のままでいいの?作るだけでは確認できてないんじゃない?という話である。
つまるところ、4作もゲームを作ってきたので振り返りと改めての指針の確認が必要になったのだ。
なにはともあれ作るなら楽しいと僕らが言えるものを、そして僕らが次のゲームをもっと面白くできるようなゲーム開発を、そしてキチンとしたコンセプトのあるものを活動方針が変わっても作り続けようと僕らは考えた。
遊んで欲しい知ってほしい
振り返って考えた事はまず、僕らのコンセプトはちゃんとみんなに伝わっているのかな?という点だ。
より深い思考体験をデザインするボードゲームデザイナーチーム
と言うは易し、僕らがそういったコンセプトのゲームを作っていると言葉で伝えることはできたとしてもボードゲームは遊んでこそだ。
実際キャッチコピーやゲームのデザインでビビッと来て、会場に来て、僕らの説明を聞いて興味を惹かれても「ウーン実際に遊んでみないとなぁ」と内心思ってしまうのも致し方ない部分がある。
そもそもゲムマに来てくださる方々にとってゲームデザイナーとしての僕らが信用に足るかどうかは遊んでみないとわからない……
つまるところ
まず僕らのゲームで遊んでほしい!!!!!
そしてこだわりを知ってほしい!!!!!!
これにつきるわけだ
そういったわけでかねてより2人でアレ……いいよね……と思っていたものに着手することになった。
ウィー・アー・カクマルゲームズ
アレとはそう、名刺ゲームだ。
確かに僕らにもチームとして動き出してから使っている名刺はある。
僕らの名前、チーム名、SNSや連絡先、ロゴ、色々載せている。
一般的な自己紹介には十分な情報が揃っているが、名刺を渡した相手に本当に知って欲しいことは僕らの考えている理想のゲーム体験であり、それは言葉や作ってきたゲームの一覧では伝えきれない部分だ。
それが振り返りの中で出てきた意見であり、ならば実際にゲームで遊んでもらえる名刺を作ろう!
となったわけだ。
去年の春、このゲムマで名刺ゲームというアイデアを見た当時の僕らは「名刺がゲームになっているってゲームデザイナーとして名が体を表していていいよね」と話していたのだが考えてみると一周年を迎えた今、デザイナーとして一番必要としていたゲームだったのだ。
そのため今回のゲームは
ゲームデザインの拘りは本気!!
しかし名刺なので無料配布(PDFファイルも配布)!!!
全人類に遊んでいただきたい!!!!!!!
と、とてもお得になっています。
ゲームへの拘りや、ゲームのダウンロードはこちらから御覧いただけると幸いです。
今回はゲームは1作品、だがしかし論文が1本出る。
ここまでお読み頂いた方は、おや?今回は1作品だけかい?と疑問を持っているかもしれません……
(僕らは今までゲムマの度に2作品出してました)
ご安心下さい!今回も今までと同じくらいもがき苦しんでます!
ゲムマまでにゲーム設計に関する論文が1本できました!!!
ゲームデザインの経験と研究の中で、□◯GAMESとして共通認識になっている理論を一部整理したいというマルの考えの元、そして整理するならばそれに対するフィードバックを得たいという理由から実際に論文発表をする事に決めたのだ。(なかなかキマってる)
というわけで、ゲーム終盤のグダグダの要因と、設計時における修正観点に関する論文を(マルが)血反吐を吐きながら執筆し学会へ発表したわけだが、論文というのは査読されて磨き上げるもの、当然質問や突っ込みが入るわけです。
『ゲームの終盤で、なかなか勝敗がつかず、同じ手が何度も続き、ゲームが長く続くことは、プレイヤーにとって本当にネガティブな体験なのか?そのデータはあるのか?』
しかしデータの収集は方法や対象も含めて時間や準備が大変そうですね……さてさて論文の修正を行い査読のための論文の再提出の締め切りは……
ゲムマの3日後!?
追い詰められ閃きが炸裂する
さて、ゲームを用意した!論文も書いた!
あとは当日出ていつも通り全力で皆さんにインストを……というところに投下された宿題。
そこでマルは閃き、舞った。
ゲーム体験に関してのデータを収集するならゲムマの参加者がうってつけじゃないか!!
そこでゲムマの参加者の方々に協力して頂き、アンケートを取らせていただく事にしたのだ。
そして協力していただいたお礼に今回の新作ゲームであるタクティカルラインズも先行無料配布!ゲーム自体はPDFでダウンロードして遊べます!
こうして(いつも通り)ギリギリの中で僕らのゲムマ準備は進んでいた。
当日、いつもとちょっと違うゲムマ
当日、用意していたものが名刺ゲームという名の紙ペンゲームな上に物理的には1作品のみの出展のため、いつもより荷物が削減できかなり楽に設営できた。
そして、今回はあえてチラシ配りなどはせずに基本的に着席してお客さんを待つスタイルにした。
新作あります
論文のためのアンケートにご協力下さいのホワイトボード
アンケートにご協力いただければ新作ゲームプレゼント
今までかなり宣伝に力を入れてきたので、本当にこれで興味を持ってアンケートに協力して頂けるのか若干不安を感じていたが、今回はある意味、ゲームが実質無料だからこそ大きな変更にチャレンジできたのが良かった。
さて、あとは野となれ山となれ
めっちゃ人来ました!アンケートにご協力頂きありがとうございました!!!!!
まずインストをさせて頂き、今回のゲームコンセプトとしての僕らの名刺の役割を果たせるわかりやすく戦略的なゲームと感じて頂き、なおかつ説明した皆さんに持ち帰って頂くことができたのが実感できたというのがひとつ。
そしてもうひとつは、論文のアンケートにご協力下さいの文言が非常に強かったことだ。
大学生や元大学生、多くの方々が苦しんだ経験や苦しんでいる中での仲間意識からか快くアンケートに協力してくれた。
さらにはアンケートに答えに来た!といってくださる方までおり、その上でお布施価格として購入してくれた方までおり何から何まで感謝のしっぱなしでした。
ご協力本当にありがとうございました!!!!
新作ゲーム1本での副産物
今回のイベント参加は今までの総決算として、様々な取り組みがあったわけですが、その中で意外な副産物としてゲームを1本に絞ったことで、皆さんに行うインストが非常にスムーズだったことがかなり印象的だった。
基本的に、僕らはゲームを2人で2つ作る事で2倍にゲーム制作の経験を積めるという意図で今まで活動しており、それは間違っていないと今でも思っているわけですが、発表する作品を1本に絞る事はインストの余裕を生み、作ったものへの率直なフィードバックを得られやすいと感じた。
そして、そのフィードバックの内容もかなり好評で僕らとしても満足のいくものを作れたとかなりモチベーションの向上に繋がった。
来てくださり、説明を聞き、そしてこういうゲームなんだ!と分かったうえで気持ちよく受け取って貰えた事は、かなり嬉しかった。
これもまた、会場に来たボードゲーマーの方々が本当にゲームが好きだという事を実感し、同時に本気でいいゲームを探しているんだなということを再認識するいい機会でした。
会場に足を運び僕らのブースに来てくださった方に改めてありがとうございます!とここでお伝えさせていただきます。
今後の□◯GAMES
さて今回のゲムマ参加前に出した記事にも書かせていただきましたが、少し□◯GAMESは活動方針を変えさせて頂く運びになりました。
まず、今まで作ったゲームを通販で購入できるように考えており。
具体的にはgogashaとギャラクシーエクリプスをAmazonで購入できるようになります!
予定では4月頃に購入できるように現在計画中です。
そして、イベント参加ですが……
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