仕事に疲れたのでマルタ留学してきた
先月、2週間のマルタ留学に行ってきた。
前の会社で働いていたときからずっと「次に会社を辞めて長い休みが取れたらマルタに行くぞ!」と意気込んでいて、ついに実現できた。
マルタ留学、同じようなシチュエーションの仕事に疲れた社会人にとてもおすすめなので、なぜ選んだのか、実際どうなのかをぜひ紹介したい。
なぜマルタ?
「マルタに行くんです!」というと、半分くらいは「えっどこ?」「なんでそこなの?」というリアクションになる。
マルタはイタリアのシチリア島の南に位置する、地中海の島国である。面積は東京23区の半分程度。マルタ語のほかに、英語が公用語とされている。
転職時の長期休暇を使って語学留学をするという話はよく聞くと思う。
選択肢はマルタ以外に、アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・イギリス・アイルランド・フィリピンなどがメジャー。
まずは地域として、ヨーロッパを選定。フライトは長いけど、留学のついでにほかの国も旅行したいと思ったため。
そして、イギリス・アイルランドと比べ、費用が安い・気候が温暖・ごはんが美味しそうなのがマルタだった。
エージェント、学校はどうやって選んだ?
留学エージェントは無数にあるので選択が難しい。わたしは2ヶ所で直接説明を受けに行った。
結果、「マルタ留学センター」というwebサイトを運営している株式会社DEOWを選んだ。
決め手は仲介手数料ゼロであること、カウンセリングをしてくれた担当者(全員留学経験者とのこと)のアドバイスが的確で印象が良かったこと。
留学エージェントの収入源は、学生からもらう仲介手数料と、学校からもらう紹介手数料がある。
語学学校なら前者を取らないことが多いが、「語学学校のwebサイトに記載された料金と同額が、支払日当日のTTSレートで請求される」という明朗会計ぶりが気に入った。というのも、為替レートを独自で設定してそこに仲介料を混ぜてくるエージェントも多いそう。
学校の紹介や出願手続きなどは無料でやってもらえるが、航空券・海外旅行保険などの手続きは有料になる。元々そこは自分でやるつもりだったので問題なかった。
学校選びについては、「大学生および日本人が少ないほうがよい」という希望を伝えて、ETIという学校を勧めてもらった。
特徴は以下の通りで、ヨーロッパ圏で英語を使うビジネスパーソンがスキルアップのために来るイメージ。とても希望にマッチしたので、ここに決めた。
・最低年齢24歳、平均年齢41歳
・日本人比率1%以下
・ビジネス英語のコースがある
・最大6名の少人数クラス
授業はどうなの?
わたしが受けたBusiness Communicationのコースでは、
- Presentation
- Negotiation
- Discussion
- Telephoning
- Business Writing
から特に重視したいスキルをクラスメイトで相談して選び、それに沿って先生が授業内容が組んでくれた。
特に面白かったのは、ビジネスケースのディスカッション。一例として、ここ2年で急激に業績を落としたホテルの事業再生を依頼されたコンサルティングチームという設定で、自社・競合の価格帯、設備、稼働状況などのデータを渡されて、予算をどう投資するかをチーム内で議論する。
また、プレゼンの機会も与えてもらった。
お金はどれくらいかかるの?
これが一番聞かれるのでストレートに書くと、
入学金+授業料+滞在費(寮の個室)で、276,000円でした。
※1ユーロ=120円換算
これが高いか安いかは人によると思うが、参考に日本で同じ授業を受けようと思ったらいくらかかるのか調べてみた。
少人数グループでのビジネス英会話レッスン50時間分で、イーオンとETIの授業料(入学金等は含まず)を比較してみると以下の通り。
イーオン:386,100円(池袋本校)
ETI:184,800円
また、マルタでの費用は、ビジネス英語に拘らずにGeneral Englishコースにしたり、寮を2人部屋にしたりすれば、全然もっと下げる余地がある。
また、わたしが滞在した1月は大学生の休みとも被っておらず超オフシーズンで、最初の1週間は最大6名のレッスンを2名で受けられたのでコスパ最高だった。
生活はどうなの?
毎日15:00に授業が終わってからは、学校があるセントジュリアンからスリーマまで30分ほど海沿いを散歩するのが日課となっていた。これが最高だった。
週末は、街ごと世界遺産のバレッタを歩いたり、
マルサシュロックの港のサンデーマーケットに行ったり、
ゴゾ・コミノ島を巡るツアーに参加したり、
とにかく「きれいな海の見える場所でひとりでぼーっとする」が存分に叶えられた。
ちなみにビール、ワイン、魚介類、ウサギが美味しい。
治安は、人通りのなく暗い道や夜間の外出は避けていたが、危ないと感じたことはなかった。
もー疲れた!!!地中海行きてー!!!って人は、頑張ってまとまった時間をとってみることをオススメします。
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