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第216段「テレビとラジオの差分(自分比)」

稲垣吾郎さんMCのTOKYO FMのラジオ番組で年末のゲスト香取慎吾さんに稲垣さん突っ込まれてたけど「ラジオのスタッフとは飲みに行くのにAbemaTV『ななにー』のスタッフとは行ったことない(笑)」
これわかるなー。
テレビ(動画)スタッフっていつもお祭り的なよいしょのノリがあるからゆっくり話せないけど、ラジオスタッフはじっくり話す印象がある。

テレビ出身としてはラジオスタッフのタレントさんとの距離感の近さ羨ましく思ったことがある。
テレビスタッフは収録現場で勢いよく楽しく盛り上げるからその場の瞬間風速は楽しいんだけど、逆に趣味とか関心ごととかじっくり話すことってなかなかない。
嵐のように収録して嵐のように去っていく感じ。

あくまで自分の場合だけど、テレビの現場で出会ったタレントさんとは深く話すことはそうそうなくて、むしろそれ以外の場(映画、演劇、音楽、出版)で知り合ったタレントさんとの方がその後も深い話や付き合いをしてる。
これって、よくも悪くも作るものの深さ浅さに関係してるような気がする。

実際今ラジオ番組もプロデュースしてて、ラジオスタッフ見てるとそんな感想を抱く。なんか自分がテレビの修行時代のADのときに(無理に)仕込まれた“よいしょ”的なわっしょいな振る舞いは、むしろいらないんだろうなーって。深さをむしろ阻害してたんじゃないかなーって。

そんな時、自分がテレビを辞めたのって、そんな理由もあったんだろうなってふと気付かされたりもする。歳も食ってきて、お祭りの瞬間風速より、じっくり話したいし、じっくり作りたい、そんなサスティナブルな想いがあるのかも。

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