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世界はすべてバラエティになる

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cakesで連載の「世界はすべてバラエティになる」12回よりこちらでやっています。基本無料、ときどき有料です。 「どんどん世界は多様化(Variety)する」という意味と願望と… もっと読む
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2018年6月の記事一覧

第38段「フラジャイル」

第38段「フラジャイル」

生まれたばかりのものや出来たばかりのものは、ヒトだって作品だってサービスだって、とても儚くて弱い。
ダメなところもいっぱいある(かもしれない)。
なので、それが自分たちにとって大切だと思うのならば、ゆっくりゆっくり育つのを待ち、とても大事に、しばし暖かい目で、ときに過ちをも大目に見なければ、成長なんてのぞめないし、それらは実る前にちっぽけなままで死んでしまう。
芽が潰えてしまえば、自分たちも、大切

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第37段「一流の人」

第37段「一流の人」

それぞれの人の中に、一流、二流、三流ってそれぞれの基準がある(と思っていた)。
自分自身が一流で他者がそれ以下だと思うか?自分は下の方で憧れの一流を目指すか?
どっちを信奉するかでその人の行動が透けて見えてくる。
でも最近は僕は一流も二流も三流もないんじゃないか?って薄々思ってる。

昔は(若い頃は)、一流の人に憧れていて、一流の人と知り合いたい、自分もなりたいって思ってた。
そして一流の人と実際

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第36段「リスクのリスク」

第36段「リスクのリスク」

リスクが、リスクが、って声高に言ってることがもはや御社の一番のリスクだってことに気づかない。
さらに、そのリスクに気づいてないことが御社のさらに一番のリスクであったりする。
さらにその上、とか忠告してあげようか!とかの気力をもはやこちら側に無くさせることも、御社のさらにさらに一番のリスクでもあったりする。

そんなリスクのあることに気づかないというリスクのある会社と仕事をすることが、僕の人生にとっ

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第35段「占いTVを辞める理由」

第35段「占いTVを辞める理由」

わたくし角田陽一郎はネット配信サービスの占いTVのプロデューサーを6月いっぱいで辞めることになりました。
占いTVは、株式会社ザッパラスさんが運営するネット動画配信サービスで、昨年の七夕の7月7日に開局してから、ちょうど1年になります。
いろんなチャレンジングなことをしつつ、“占いを拡張する”というコンセプトで僕らは頑張ってきました。
7月以降も形を変えて、占いTVは続くみたいですので、今後ともよ

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第34段「気概と知恵と味方と努力」

第34段「気概と知恵と味方と努力」

ヒットするためにモノを作るのではなくて、イイモノを作ってると時たまヒットするんだと(僕は)思う。イイモノでもヒットしないのは沢山あるし、よくないモノでもヒットしたりもする。そこにヒットするための計算があったって話は事後的分析であって、それをいう人を(僕は)あまり信用してない。

イイモノを作り続けることは難しい、イイモノでもヒットするかしないかはヒットするまでわからないから。ヒットしてもしなくても

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第33段「想像力のない人にはなりたくない」

第33段「想像力のない人にはなりたくない」

当たり前だけど、立場や知名度が違うと、相手の感じることと自分の感じることは互いに大きく異なるのだ。何が正義で何が大切で何が必要か?全然違う。だから相手の想いを想像して相手を慮るしかできないんだ。その想像ができなくて相手の思想や言動にただ怒りをぶつけてもそこから本質は生まれない。

相手の想いを慮る想像力が必要。でもいざ揉めると自分のレトリックを相手を打ち負かすことだけに使う輩がいる。相手を叩くこと

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第32段「過度な情報摂取」

第32段「過度な情報摂取」

高城剛さんのメルマガで、「“病は気から”と言いいますが、病気を気にして情報を多く入れてる情報通な友人ほど病気がちだとの読者の質問があって、高城さんの回答が、こちら。↓

実はこれ、健康や医療に限りません。現代社会には、あらゆる情報が蔓延しており、また、物事の見方は多面的なことも事実で、それゆえ、真実がひとつとは限らない上に、わずかな時間の間に、善が悪に、また悪が善に変わってしまいます。人は、過度な

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第31段「好きな人と仕事をする」

第31段「好きな人と仕事をする」

人のことをバカにする奴に限って、そのバカにした人より大抵バカだ。
そのレベルでよくバカって言えるなと思うんだけど、バカだから人のことをバカって言えるんだろうな。
自分に無自覚なバカが一番たちが悪い。
僕は聖人君子ではないバカなので、そんな風に人のことをバカというバカを心底軽蔑する。

人をバカにする奴は人にバカにされるし、
人を排除する奴は人に排除されるし、
人を排撃する奴は人に排撃される。

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