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#002 本屋、読書の話をする

Radiotalk『架空の本屋ラジオ』
#002 本屋、読書の話をする ~自己紹介その2~

『架空の本屋ラジオ』
こんばんは、ごきげんよう。えまこです。
初回の収録が終わりまして、直後に二回目の収録を始めてますが、まぁ12分が短い短い。
本の話を始めると、本屋の話を始めると、とても時間が足りないっていうので、またしゃべりすぎて12分を超えそうになって。
take……今回4くらいかな……まずいな。
頑張ってコンパクトにまとめたいと思います。

たぶんわき道にそれることが多いんでしょうね。
ただ、ちょっとその、またわき道にそれますけどね。
本屋さんの仕事をする中で、キーワードになりそうなことっていうのが『連想ゲーム的な考え方』だなって思っているので。

これ、ある本屋の、社長? 社長なのかなあの人……に、話したときに、「こいつ何言ってんだ?」みたいな顔をされたことがあるので。
いくら本屋といえど、経営者にはわからないみたいだなぁと思っているんですけど。

でも、またちょっと、時代が変わったのでね。
私が本屋さんに勤め始めた頃って、パソコンさえも業務にそこまで普及してない時代で。
なので、本を、問い合わせ受けた本をお店の中から一冊探して出してくるっていうのに、技術が必要だったなぁっていう感じがしてるんです。
これを『探しの技術』っていうふうに、自分では呼んでいるんですけど(笑 
職人みたい……

で、今は売り上げもバーコード読んだら登録されて勝手に自動発注が飛ぶとかそういうシステムがあったり、
POSデータ……POSレジになってるとデータ管理がかなり密になってるので、今どこの棚の何段目にこの本があります、っていうところまで登録ができていたりとか。
すごい細かく。
だからその『探しの技術』みたいなのを持ってなくても本屋さんになれる、お問い合わせに対応ができる。
素人でもいい、っていうような、そういう時代になってるんだなぁ、っていうのをひしひしと感じています。

なので、本屋さんの求人があると私全部受けに行くんですけど。
今の四軒目の本屋さんに拾ってもらうまでに何件も落とされているんですけど、『経験者を求めている』というより『馬車馬を求めている』ようなイメージがすごく強くなりました。
私の面接の受け答えもあんまりよくなかったなっていう反省はあるんですけれども。
経験者だと優遇しますっていう感じでは全然なくなってた、っていうのは、本屋の面接を受けに行った際の、ちょっと驚いた印象でした。

というわき道にそれましたけど。はい。
なので、本の話、本屋の話をしてると連想ゲーム的にいろいろ分かれていくっていうのはもう仕方がない、私に関しては仕方がない。
それを面白がるラジオにもしていけたらいいなと思っています。

はい、なので、雑談です。
本と本屋にまつわる雑談です。

で、最初の収録ではこれまで勤めてきた本屋さんの話をしました。
四軒の本屋さんと担当してきた棚のジャンルについてお話ししたんですけど、今回は本の話・読書の話をちょっとします。

『本棚を見ると・読んでる本を見るとその人がわかる』っていうふうによく聞きますけれども、本屋のレジに長く勤めてた経験からすると、それ本当にそうだなという実感があります。
大体そのお客さんの雰囲気とか表情、お顔立ちもですけど、服装・たたずまい・仕草などなどで、大体なんとなくこういう傾向の本を持ってくるだろうっていう予想がつくことがあります。
まぁまぁ当たるんですね、これが。
で、たぶんこれは私だけのことではなくって、本屋さんの経験ある方のTwitterか何かのつぶやきで見たんですけど、タイトルまで当てちゃった人っていうのがいたようなので。
お客さんが「本探してるんですけど」って言って、タイトルまで言わないのに当てて持ってくることができた、っていうエピソードを拝見しました。
そこまではちょっと私できないんですけど。
やっぱ、極めるとそうなるんだなぁって思いましたね。

そんな感じで、私がこれまで読んできた本、今読んでる本、好きな作家さんとか、通ってきた読書の道……ある種の性癖みたいなもんだなと思うんですけど。
こういうものをお話しすることで、どういう奴がここでしゃべってるのかっていうのが、ちょっとおわかりいただけるんじゃないかなぁと思います。はい。

まず好きな本とか読書とかっていう話になると、まず出てくるのは私はアガサ・クリスティーです。
早川書房さんからアガサ・クリスティー文庫っていうのが出てます。
最初、全100冊っていうきりのいい数字の刊行で始まったものが、クリスティーの正式に続編を書くことを許された作家さんっていうのが今いらして。
その方が書いた本が加わるかたちで確か105冊くらいにまで今なってるはずなんですけど。
そのうちの70冊ぐらいまで読みました。
結構頑張りました、10年くらいかかってるかなぁ。

で、『オリエント急行の殺人』っていう有名な話がありますけど、これがずっと、気になってることがあって。
でも、クリスティーって探偵小説を多く書いている作家さんなんで、クリスティー作品についてしゃべろうとすると、すごい気をつけないと致命的なネタバレをしてしまう可能性が高い。

私はちょっと本屋時代の苦い思い出があって、ネタバレは罪だと肝に銘じているので。
絶対やりたくない
こんな不特定多数の方のお耳に入るかもしれないところで絶対言いたくない
クリスティーは有名なトリックとか仕掛けとか結構あるので、読んでないけどオチは知ってるみたいな悲しいことが結構あるようなんですけど。
何も知らずに読んだときの衝撃がほんとにすごいので。
私からネタバレをして、そういう楽しみをどなたかから奪うっていうことはやりたくないので。
しゃべりにくいんですけど、いつかクリスティー回のしゃべりを作りたいなと思います。

『オリエント急行~』でどうしても引っかかっていることが……
これを誰かに尋ねたいんですけど、原作を読んでいて、映像化したものもある程度見て把握してますっていう人になかなか巡り会わないので……
もしいらしたら、ちょっとお尋ねしたいことがあります、確認したいことがありまして。
ちょっとお声がけいただけましたら、私の長年のもやもやが解決するかもしれないので、お声がけをいただけたらと思います。
お待ちしております。

日本の作家さんだと、米澤穂信さんをよく読んでます。
二・三年前くらいにちょっと、紙の本の読書から離れてた時期があって。
でも、函館にちょっと一人旅行こうってなったときに、札幌から函館までって高速バスで行ったんですけど、移動時間だけで五~六時間かかるので。
その間に読む本を探そうと思って本屋さんに行ったんですよね。
で、手に取ったのが新潮文庫の『儚い羊たちの祝宴』という、なかなかブラックな、短編集でいいのかな? オムニバスシリーズです。
これもちょっと、ネタバレは罪なので、詳しくは言いませんけれども、すんんごい面白かったので。
それ以来米澤さんの本は大体読み尽くして。
あと楽しみに『満願』を読まずにとってあります。
もう、あの、「まだ、まだ読める本がある!」「まだ読んでない本がある!」って思えるっていう、このわくわくを持続させたいっていう理由で、まだ読んでないです。

クリスティーはもう亡くなってしまった作家さんなので、新刊は、隠れた・隠された原稿とか出てこない限り、『クリスティーの書いた新刊』っていうのは出ないと思いますが。
米澤さんはコンスタントに新刊出してくださる作家さんなので、大変期待して、お待ちしてます。
いつも楽しみをありがとうございます。
おかげさまで、人生何度目かの読書ブームがやってきまして、布教するのに忙しいですね。

\米澤さん面白いから読んで!/

もう、布教するどころでない有名作家さんなのでアレなんですけどね……
『ハードカバーで出たのにばかすか売れていく作家さんのお一人』っていうイメージがすごい強い、米澤さんです。

それから、マンガだと、あのー、あれです。
冨樫信者です
『幽遊白書』ですっ転んで、蔵馬ファンでした。今もファンです。はい。
で、『HUNTER×HUNTER』を追っかけてますが、もういつまででも待ちます。はい。
あれだけの展開をするためにこの時間はかかる。仕方ない。
はい。待ちます。
生きてる間に読めればいいです。はい。
長くなるので、本当長くなるので、やめましょう。
また別の機会を設けます。

えーと、新刊をコンスタントに追ってるのは、
『憂国のモリアーティ』。これは推理ものなので。好きです。

『ゴールデンカムイ』。
これは北海道が大変ピックアップされているので……
「聖地巡礼」とかって言葉もありますけど、徒歩圏内に「聖地」があるっていうのが珍しいっていうのも喜ばしく。追っかけてます。

それから、完結しましたけど『落第忍者乱太郎』。
『忍たま乱太郎』の原作のコミックスです。
これ、現在のところいちばんアツい本かな……と思います。
尼子先生、お疲れさまでした。
ここから届くとは思ってないですけども、読むのも売るのも楽しい本でした。
お身体に気を付けて、またご活躍をお待ちしております。

それから、時間が迫ってきたのでタイトルだけになっちゃう……
それぞれまた別の機会を設けます……はい(笑 

『メタモルフォーゼの縁側』。
これもすごい、心にグッときますね。
それから『王様ランキング』。
このあたりは追っかけて新刊を買ってます。
ウェブとかTwitterで知って買うっていうようなきっかけが増えたので、それが現代的だなぁって思いながら、います。

私の通ってきた読書の道でした。
本当これで、語れたわけじゃないんですけど時間が時間なので……
ここで締めたいと思います。
お付き合いありがとうございました!
ご来店ありがとうございました、また!

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