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心しなやかでありたいが、たまに捻挫して痛い

「カオス耐性」という言葉という言葉をご存知だろうか?

私が初めて聞いたのはHSCのお話の中でだったが、ベンチャー企業の求人像なんかでよく使われるらしく、その言葉の通りなのだけれど。改めて調べてみると「回避力」「防御力」「回復力」という項目に分解することができるらしい。

自分に当てはめてみると、仕事場ではカオス耐性はけっこう高い方だと思う。

だがしかし!

「子育て」において、もっというと、長男(注意欠陥多動気味の12歳)に対しては全然だめだー

我が家のカオス

▪ 彼が使った後の洗面所やキッチンがカオス!(水浸しの粉だらけ)
▪ 物を忘れる失くす壊すカオス!(水筒は年に1回ペース)
▪ 弟妹たちへの衝動的な言動により勃発するカオス!(いらんこと言って炎上)
▪ 飼っている生き物たちが脱走するカオス!(クワガタ、カメ)
▪ なぜここにこんな物が?というカオス!(シーツに生魚)

毎回いちいちビックリしてしまい、みぞおちのあたりがギュッとなる。

あと、兄弟げんかの言い争いの声にもそう。ギュッと身体がこわばる感じがして、くるしい。

カオス(混沌・無秩序)が苦手。物心ついた頃からリビングより自分の部屋を好むタイプなのだ。自分のペース・スペースが重要で、自分なりの秩序の中で安心して暮らしたい。こんな私がよく4人も育ててきたなと思うが、子どもたちがまだ小さい頃は想定内のことが多かったのだと思う。けど最近は彼の特性故の新たなカオスが次々と登場するもんだから、心がついていかなくて戸惑うんだな。

3つの項目に立ち返って検証してみる

「回避力」→ 同居してるので避けきれず、ワンオペな為にマンツーマンでもろにくらってしまうー。夫がいる時はちょっと距離をとったり気配を消したりして身を守ることが出来るのだが。。昔レモンさん(山本シュウ)が「避ける力」を身に付けよ!と言っていたのを思い出す。深刻にならず「Oh!ドラマティック!」と叫べと。。が、これ出来るかどうかってもともとの特性みたいなものが大きいよなと思う。

「防御力」→ ある記事を読むと「防御力を高めるには、場数を踏む、これしかありません」とあった。場数踏みまくってますけどー。まぁ、ちょっとは慣れた部分もあるのだとは思う。

「回復力」→ 実はここが要らしい。心しなやかに、何度も何度も、ダメージからの復活をしてきたじゃないか!だから分からんでもない、私が落ち込みきらないのはきっと多少なりとも回復力があるから。

でも。
しなった時に心が捻挫することがあるのよー。そしてジンジンと痛みを伴うのだ。

痛みを癒す方法

そんな時はやっぱり話を聞いてもらうことが特効薬になる。夫にいっぱい話を聞いてもらう。先日はスクールスタッフに聞いてもらった。どちらも彼と「生活」を共にしているからこそ共感してもらえることがあるのだ。

痛みは怒りになりがち。そしてその後にくるのが「罪悪感」!
子育てあるあるテッパン「ざいあくかん」の登場である。(←響きが「悪代官」と一緒じゃないか!もう「悪代官」でいい!笑)

「私がもっとおおらかにならねば!」
「ダメ出しばっかりしてたら子どもの自己肯定感が~」
「私って神経質なの?潔癖?私がおかしいのー?」
などなど、自分を責め始める。

でもちょっと待って。
自分のような性質をもつ小さな女の子をイメージしてみて。
「静かで単調な生活を好む感受性の強い小さな女の子が、まわりで起こる様々な出来事に敏感に反応してしまい困っている」としたら?
私はその子を責めるだろうか?「あなたはおかしい」「強くなりなさい」と言うだろうか。
社会のなかで生きていたらカオスは避けられないし、かと言って、何の影響も受けない部屋のなかにひとり閉じ込めておくことだって弊害がある。耐性をつけたり、折り合いをつけたり、自分で自分を守り、人生を切り拓いてゆくことは大切だが、まずは「びっくりしたね」「痛かったね」って言ってもらいたいー!

だから自分で自分に言う。
話はそれからだ。

と、ここまで書いていて、さっき長女には「いつまでも怒ってないで、いい加減に気持ち切り替えなさい!」と怒ってしまったYOー

それも娘から放ち続けられる怒りに耐え切れられなかった故なんだけど。(痛みって怒りに変わるね)
この連鎖をどうやって断ち切るのかが課題だなー

#反省してる



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