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私とBREIMEN。

聴き始めたキッカケは2018年。

アーティストグッズのデザイナーとして1年が過ぎた頃、会社が所属するアーティストを集めて行うFESを今年もやります〜と春頃に通達が。

ああゆうのって事前にデザインのコンペがあるわけ。
(というか、専属のデザイナーを設けない場合は所属してるどのアーティスト、ほぼある説)

内うちのデザイナー、とか関係ないからね。
あんたら〜!テーマに沿ってこの日までに考えまくるのよ〜!
って、他社7,8組と同時に。メイングッズになるTシャツから決定し、そのデザインから他デザインも考える仕組み。
その年のテーマが「雨男晴女」で、みんな天気系くるだろうな〜と思い『フェスに相応しいデザイン』の方にピント合わせて10デザインぐらいしたのかな。

選ぶ方法は簡単。
アーティストが全部の絵型をみて「コレ」「コレ」と選ぶ。
めちゃざっくり言うけど、
300ぐらいあるデザインから最終数十までに3つ残って、
その後デザインのおかわりが来る。

「コレのもっと濃ゆいバージョン見れますか?」
「後ろにもデザインするとしたら、のパターンもらえますか?」
など。

で、最後の最後で2つ。
全ラインナップ8型のうち2型自分のデザインが選ばれました。

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『色々T』と『ネオンT』。

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自身がフェス大好きだから、「自分が着たいやつ」
あとは「男女問わず着れる、お揃いで着れる」「全体的にこうテイストで来るだろうからその中でも死なないもの」を意識して。

結果的にPC先行と会場売り上げ1位2位に選ばれて…
その年事業部の社長賞貰ったもんなぁ。何貰ったか忘れちゃったけど。
みんなですき焼き食べに行って、みんなから感謝されたのは覚えてる!

なんだかんだ自分がデザインしたのが形になったものも経験上あるけど、
感動のレベルが桁違いだった。
自分が作ったの着て行って、周りが着てるの見た時幕張メッセで硬直したもんな。
出演アーティストも着てくれて、何万人の中で
「私は私のデザインで私の好きな音楽で心も体も踊ってますぅ〜!」って思いながら過ごした。
関係者席でなく、ちゃんとお金を払ってライブへ行ったよ。

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で、それキッカケでFES全体のグッズデザインをする事になって
全然知らないアーティストも、いろんな人の話を聴いたり調べたりしながら知ってく中で エドガーサリヴァンと出会う。

前年も業務を担当してた私にとっての第一印象は

「今年初登場のバンドなんだ〜。
レーベルにはあんまり居ない種類のバンドだな〜。」

デザインに反映できるようにと音楽を聴いてみたら、ポップな曲調の中にクセになる歌詞。印象派。ヴォーカルが可愛い。それぞれに個性がある。
あとはHPがすごく自分好みに仕上げられてて気に入った。
日本をテーマにしたアルバムを発表した事や、メインロゴカラーの赤が使用されてて可愛い。三人が各自オンラインで集まってライブをやってる動画とかも印象的だった。

他のアーティストに比べるとまだ無名だったエドガーサリヴァン。
ライブが始まると同時にお手洗いや食事に移動する人が多い中、
私は逆走するようにしてその人たちをかき分け、すれ違い、きっと緊張しているだろう三人をなるべく近くで見るようにステージの前の方に。
アンコールではデザインしたTシャツも着てくれてた。

「自分にとって、とっておきのFES」

きっとエドガーサリヴァンもだったと思うし、私もそうだった。

その後もエドガーサリヴァン最初の単独ライブのグッズを、たまたま担当することになり「縁があるなぁ」となんだか意識するようになってた。
なんか勝手に仲間意識ね。


2019年。
次の職場でデザインしてた私は、
ふとその日エドガーサリヴァンの曲を聴いて、近況が気になり調べると
ベースが脱退する事実を知る。
気が付いた時には脱退へ向けての最終ライブも行われてて、そっかそっか、と思い脱退の理由にもなりました、と書いてあった別バンドをやってた事を知る。
Charaも好きな私は
「あら、この子ったらバックベーシストに選ばれただなんて!」
とかには反応してたのに
別バンドやっていたことは全く知らず。
しかもそのバンドが既に何かから形を変化させ、「新体制」になってた。
で、アルバムを出します!
って言うから 先行でAppleMusicでダウンロードし
配信後聞いてみたら 最高いい….やん…

BREIMEN

多分、歌詞が好きなんだと思った。
自身は入り組んだ歌詞よりも真っ直ぐで実生活っぽい歌詞が好きだから、余計に。リリース後のインタビューを読んだら「歌はSEXと同じです」なんて綴ってあって驚き。
結構厳しそうな会社?だったから、その反動でどっか飛んでいっちゃったのかとビックリしたけど。でも、その場の雰囲気で交わってセッションするからその解釈でいいんじゃないすかね。

以下、こちらの続き。

▶︎3
BREIMEN

まさかベース担当からセンターボーカルへと変化を遂げ、アルバム発表を楽しみにしてから いつ何時なく聴けるアルバムとして…
ハマった時はほぼ毎日聴いてたな。
で、「あ ライブ行くから他の楽曲も聴いてみよ」と思ってAppleleMusicに無いのはyoutubeで聴いたり。
私はアーティストのPVもリリースに合わせてほぼ見るんだけど(全然PV見ない人もいるんだって!)脱げぱんつのPVが好きで。
なんかこれまではメンバー同士ふざけたPVや(これもいいのよ)、わちゃわちゃしてるのが多かったんだけど「レーベル通してちゃんとアーティストとしてやりますよ」っていう感じの 無数のカット割りや、カメラ目線でサビ歌う、みたいな『THE』な感じが見れたのが好き。今のメンバーがきちんと見えるアングルも好き!

「え、元気ないけどどうしたの?なんかあった?」
「いや、言いたいことがたくさんあるわけ…」

から始まったライブ。
マスクしてると表情半分見えなくなってるから、どんな感情なのかアーティストは読み取りづらいライブだったと思う。私は足先から頭まで「始まるぞ〜!」っていう気満々だったけど、なかなか伝わらないよね。
でも曲が始まるとすぐに会場は引き込まれていってた!
マスクの中で歌詞を口ずさむ私。
レモンサワー片手に最高空間〜って思って揺れてた。
そう。求めてたのはコレだ!と。

MC用に撮ってきましたと発表された、KEYによるサンプリング音源….
なんかさ、コロナなんちゃらとかマスクしてる影響で
笑いたいのに「笑っちゃいけない」みたいな雰囲気が、
多分みんな拭えなくて。でも、あれ聞いた瞬間
みんなパッと明るくなって手を叩いて笑ってたもんね。「ライブ感」って気がして会場一丸となってたもん!私も笑った〜〜。
同時に「いい楽曲奏でる人は、やっぱ変な人なんだな〜!」って思った。
そう言う人の方が最高だよ。へへへ

てな感じで脱げぱんつも歌った〜!これアガった。
ライブだとこんな感じなんだ〜って発見。
ワンマンとかだとみんなで叫ぶのかな。脱げ!パンツ!手はグーなのかな。選挙運動見たいな感じになるのかな。ダサいなそれじゃ。

最後の曲はIWBYLなんだろうな〜と思ったら、MC後に最後流れて。
勝手に代表作だと思ってたから、
歌詞全然出てこなかった姿がちょっとショックだった。笑
色々考えてたら、って言ってたけど 最後みんなで歌った今夜はブギーバックも歌詞飛んでたのを見たよ。笑

他のアーティストに比べ、BREIMENのMCは喋りながら伝えるタイプ。
みんなで話しながら、多分いつも喋ってる時みたいに。
あ、この姿も好きだし だからこそアーティストっぽい姿のギャップが惹き込まれる理由なんだな、と実感。
4月はATMが聴けたらいいな。

ライブ後、アルバムにサインを頂けると言う事で
ドキドキしながら列に並ぶ。

「BREIMENのグッズデザイン出来る様になるまで頑張ります」

ただ、ただそう伝えたかっただけなのに 嬉しくて色々話しちゃって
なんか舞い上がったヤツみたいな軽い感じに思われただろうと、
帰ってきてからめちゃ後悔。笑

でも、想いは本物。
ってか。めちゃめちゃカッコいいの作れる自信あるから待ってて欲しい。
女性のお客さんも「欲しい」って思えるデザイン。
私が「グッズ可愛い!」から始まって聴き始めたTENDERやTemplalayのように。それでも全然いいと思う。

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まとめ〜〜〜

Youtubeで曲を検索しても広告ページがなくスラスラと見続けることができたり、どこまでアルファベット表記で入力しても予備検索ワードに出てこない。
ほら、今は「い」と打つと「井口理」と出てきたり「aiko」「オールナイトニッポン」とか出てくるじゃない。
なんか生きてるとネットやSNSと繋がりがちだから、逆にそういう事が自分に教えてくれる瞬間が愛おしい。コレが「新しい音楽を聴いてるんだ」って凄く新鮮で、そう感じるたび嬉しくなる。

今頃打ち上げ中かな。美味しく乾杯出来てるといいな、
3公演、どんよりしてる時だからこそやる意味がある。

「踊らされてない人たちがこの会場には集まってる」
そう言ってくれてありがとう。

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