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インターンCEOに聞いた!「面接官を納得させられる自己分析とは?」

こんにちは。今回は、イチミ株式会社代表取締役の杉浦日向子さんにインタビューさせていただきました。

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イチミ株式会社は、LOGZGROUPで長期インターンをしていた現役大学生が立ち上げた会社で①採用コンサルティング事業②メディア事業を行っている会社です。

(もっと詳しく知りたい方はこちらをチェック!)

私自身、Twitterで杉浦さんの存在を知っていたので、インタビューが決まった時は本当に嬉しかったですし、インタビュー中かなり緊張していました。。

(杉浦さんのTwitter)



テーマ「自己分析」


就活を始めると「自己分析をしたほうがいい」と言われるけれど、実際は、「自己分析ってどうやったらいいの?」「自己分析って何のためにするの?」など、就活生は悩んだことがないでしょうか?私はそうでした。

なので、実際に採用をする立場であり、かつ就活生の相談もたくさん受けている杉浦さんに聞いて、何かヒントを得られれば、と思い、このテーマにしました。

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モチベーショングラフの使い方


かこまる 早速なのですが、日向子さんはどのように自己分析をしていましたか?

日向子さん まず、モチベーショングラフを書くこと。幼稚園、小学校、中学校、高校、大学で、その時に何があったか項目を出していって、自分のモチベーションが上がったところと、下がったところを明らかにしていたよ!

ここで大事なのは「“なんで?”を3回繰り返すこと」

というのも「1個の事象に“なんで?”を3回繰り返すと、3回目くらいにその人の本質が見えてくる」と言われているから。

“なんで?”に対する理由って人それぞれで、それがその人の軸を表しているんだよね。

これをやっていくと、モチベーションが上がった(下がった)軸になったものは結構共通していることが多い。

というのも、その時に、その出来事に対して、急にその感情が出るのではなくて、過去の経験から「それって嬉しい」「それって悲しい」となるもの。だから、過去の経験を振り返る「自己分析」は重要。


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私の話をすると、中学高校がどん底で、大学で這い上がったんだよね。

中学高校のどん底だった理由は、部活だった。ソフトテニス部に所属していたんだけど、小学校の時、マラソン大会で後ろから5番目とかの運動音痴で、そんな自分を変えたくて入ったら、1番厳しい部活だった。

最初の自己分析の時は、練習量が多くて、ひたすら苦手な運動をしてたからしんどいと思っていたんだけど、でもなんか違うなと思って、親に聞いてみたら「日向子は、部活の効率が悪いってずっと言ってたよ」って言われて。自分では無意識だったんだけど(笑)

そこで、“なんで?”って振り返ったら、納得感がないことをやらされていたことに対してモチベーションが下がっていたと気づいた。

これはどういうことかというと、顧問が練習メニューを決めていたんだけど、朝から晩まで長時間練習してたし、雨の日も筋トレを8時間やらされていたんだよね。これに対して「3時間でよくない?」と思っていたけど言えなかった。つまり、もっと効率よく練習できる方法があったのに、自分が納得いかない方法で練習をさせられていたから、練習が辛かったし、しんどかったんだなと。

一方で、大学生の時は、キャンパスコレクションっていうイベントの運営スタッフの活動に取り組んでいて、部活と同じように、時間を拘束されていたし忙しかったんだけど、本当に楽しかったし、モチベーショングラフでいうと、かなり上がった出来事なんだよね。

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「このモチベーションの差になっているものは何か?」と考えた時に、やっていることに納得感が自分の中にあるか?自分で意思決定がされているか?が大きく関わっていると分かったのね。

キャンコレは自分でやると決めてやったことだし、毎回、MTGは自分で行くか行かないか決めることができて、自分で行くという意思決定ができていた。

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かこまる なるほど。モチベーショングラフを使って、自分のモチベーションを分析すると、自分のモチベーションが上がるのか、下がるのか、その軸になるものを理解できるんですね!



モチベーショングラフの意味


かこまる 就活でもモチベーショングラフが大事!とよく聞きますが、なぜモチベーショングラフを使って分析して軸を知るのが必要か?まで考えられている人が少ないと思います。なぜ?まで教えてほしいです!

日向子さん なぜ自分のモチベーションの上下を知ることが必要なのかは、自分のモチベーションは生まれた時から培ったものだから抗えないものだから、自分のモチベーションが上下する軸をしっかり分析していれば、何かを選択するとき、例えば就活だと会社選びでミスマッチを減らせるから

ちなみに私は、就活では3社から内定をもらっていたんだけど、過去の経験(部活、キャンコレ)から、意思決定ができる、裁量権がある、スピード感をもって成長できる、が会社選びの軸になった。

まとめると、自分のモチベーションとマッチして、活躍できる会社を選ぶために分析することが大事。

かこまる なるほど!

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ストーリーとして話せる


日向子さん そして、1つ1つの事象だけでなく、事象がすべて結びついて、自分のストーリーとして相手に話せるようになったら、自己理解が進んでいるといえるなと思う。

かこまる ではストーリーとして話せる人とそうでない人の差は何だと思いますか?

日向子さん まず、自己分析において、ほとんどの自分の意志や選択は、過去の経験から学習して選択していることが多いから、何かしらの体験が結びついていることが大前提。

ストーリーで話せないのは、まだ結び付けられていない事象があるはずだから、深堀不足の部分を洗い出してみることが大事。

なぜストーリーで話せるのががいいのかというと、面接でいうと、人事の人は基本的に初めましての人だから、初めましてでも自分の人柄を齟齬なくイメージしてもらえるように相手に伝わりやすいという点で、ストーリーにするといいよ!



自己分析はあくまで手段


日向子さん あくまで就活はきっかけでしかなくて、就活のために自己分析はするのではないし、ゴールでもないということは伝えたいな。たぶん就活っていう機会がないとこんなに自己分析することはないから、たくさんの大人を巻き込んで話を聞いてもらったり、話をしてほしい!

というのも、実際働いたとき、絶対困難なことにぶつかったり、辛いことのほうが多かったりすると思うんだけど、しっかり自己分析をしていて自分の軸やモチベーションの上下の要因を理解していたら、自分がなぜ、何のために働いているのか見失わないし、乗り越える方法もわかると思う。

だから、自己分析は、就活はきかっけに過ぎず、いい人生を歩むために必要なのかなと思うよ!

かこまる なぜ自己分析が必要なのか?というところまで理解することができました。ありがとうございました!

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【インタビュー協力】イチミ株式会社 代表:杉浦日向子さん

千葉県出身。立教大学文学部史学科卒業。







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