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小笠原で得た幸せへの近道

なぜ小笠原が好きになったのか
2018年、2019年の夏に訪ねて大好きになった場所

大いなる自然に囲まれて
小笠原固有の動植物にあえて
それだけでも行く価値があるけど

私の中で強く感じた小笠原は
2019年の台風で身動きが取れなった年の体験
船が天候不良で1週間来なくなると
物資輸送を船に頼っている町からは
物がすべて消えてしまう

島民にとってそんなの当たり前のことだから
必ず備蓄食料はあるのだけど
旅行者にとっては瀕死の状態

特に自炊の宿に泊まっていた私たちは
前半自炊の宿、後半は通常の宿の予定が
小笠原ルールーで前半の宿でそのままステイ

自炊のものはほぼ持っていない状態で
あと半分を過ごさなければならなくなった時
島の人にいっぱい助けてもらう

タケノコがたくさん取れるところ
川で魚が採れるところ
(台風だから海はNG)
そこに咲いている植物で食べれるもの

島の人たちは惜しみなく私たちに
知恵や道具や時間を無償で分けてくれる
この経験が私の小笠原への愛を強くした

別に小笠原じゃなくてもいいのだけど

小笠原の人たちはこれがノーマルルール
困っている人がいれば普通に手を差し出す

そんな体験をしてから
私は何を出し惜しみしていたんだろうな
そんな風に感じて・・

さらにここに今あるものに対して
大切にしていこうという
そんな思いも強くなって

消費社会で当たり前に暮らしていた私たちは
すべてが循環しないと生きていけないからこそ
そんな当たり前のことを
小笠原の人たちはごく普通に行っていること

それを伝えたくて
2020年小笠原写真展を開催

あれから2年たって
あの時の思いは魂に根付いて

小笠原でできることが
こんなに豊かなものに囲まれている
この場所でできないわけがない
私はそんな風に思っている

私たちはあることが当たり前になっているけど
あることが奇跡なんだと思ったときに
いつも感謝の思いで満たされていくから
日々幸せな気持ちで過ごしていける

小笠原で教わったことは
私の生きるに対してより深みを増したんだなぁ
ふと・・そんな風に感じて

思わず記録に留めたくなりました
お読みいただきありがとうございます💓

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