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【これからプロ野球を見始めたい人へ】各球団の特徴をまとめてみた-セ・リーグ編-

4月も終わろうかというこの時期、皆さん新たな環境にも慣れてきたことでしょう。

そんな新生活を送る人の中には「上司や先輩がプロ野球好きだけど自分は全く知らない・・・」という人がいるかもしれません。

そこで、プロ野球を見たいけど応援したい球団が分からない、各球団の特徴が分からない人へ向けた「総まとめ」を作ってみました!

パ・リーグ編はこちら

1.読売ジャイアンツ

(監督:原辰徳)
東京都の東京ドームを本拠地とし、「巨人軍」とも言われる日本では最も歴史ある球団の1つです。
かつての王貞治、長嶋茂雄をはじめとする世代を代表するスーパースターを擁し続けてきました。

強さリーグ優勝47回、日本一22回を誇る名門で、近年でも安定した強さを持っています。
1位でなくても2位や3位にはほぼ毎年入ってくるので、いわゆる常勝軍団です。

特徴
・創設者である正力松太郎の「巨人軍は常に紳士たれ」をモットーに、髭や派手な髪色などを禁じています。
・人気で歴史ある球団の為、東京のみならず全国にファンが多いです。
・走攻守とバランスの取れた王道の野球を見せており、各分野にスペシャリストがいます。

主力選手
・坂本勇人
・菅野智之
・岡本和真 など

ライバル球団
・阪神タイガース

2.阪神タイガース

(監督:矢野燿大)

兵庫県の阪神甲子園球場を本拠地とし、熱狂的なファンを多く持つ球団です。
読売ジャイアンツとはライバル関係にあり、ジャイアンツとの試合は「伝統の一戦」呼ばれ、白熱した試合を見せてくれます。
バース掛布岡田の「バックスクリーン三連発」や、新庄剛志の活躍などが有名です。

特徴
・かつてのバースや近年のブラゼル、ゴメス、現在のマルテ、サンズなど、強力な外国人助っ人をはじめとする攻撃的な野球が特徴です。
・少し守備に難があるのが欠点ですが、それを補える投手力と打撃力があります。
・毎年若手の台頭と、若手に負けじと奮闘するベテランのバランスが取れています。

強さ:長い歴史を誇りますが、リーグ優勝は9回、日本一は1回と成績はあまり残せていません。しかし2位や3位が多く、長い長い低迷が続いた暗黒の時代もあったためとも言えます。
近年は迫力のある野球を見せているので応援していて面白いと思います。

主力選手
・西勇輝
・藤浪晋太郎
・大山悠輔 など

ライバル球団
・読売ジャイアンツ
・中日ドラゴンズ(虎vs竜)

3.広島東洋カープ

(監督:佐々岡真司)

広島のマツダスタジアムを本拠地とし、かつては衣笠祥雄、山本浩二ら強打者たちを擁して"赤ヘル軍団"と恐れられたチームです。
現在では主砲の鈴木誠也を中心に、菊池涼介や會澤翼といった堅実なプレーが持ち味の選手が多数在籍しています。

特徴
・生え抜き(他球団からの移籍ではない)の選手達が多く、自らがドラフトで獲得した選手を育て上げて主力に成長させることがほとんどです。
・ドミニカ共和国にカープアカデミーという施設があり、有望なドミニカン達が来日することも多いです。
・地域密着のチームであり、特に広島県民は熱狂的なファンが多いようです。

強さ:リーグ優勝9回、日本一3回。
1990年代以降は長い低迷が続きましたが、2010年代からは生え抜きの選手達が続々活躍するようになり、2016年から2018年までリーグ3連覇を果たすなど魅力的なチームになりました。ドラフト会議では競合を避けて単独指名が多く、大瀬良大地や森下暢仁などが活躍しています。

主力選手
・鈴木誠也
・森下暢仁
・大瀬良大地 など

ライバル球団
特になし

4.東京ヤクルトスワローズ

(監督:高津臣吾)

東京の神宮球場を本拠地とするヤクルトは、かつては名将・野村克也の元で華々しい成績を残し、現在は野村の薫陶を受けた"野村チルドレン"達がコーチとなり選手を指導しています。
他の球場と比べて狭い神宮球場の特性を生かした破壊力抜群の打線が武器です。

特徴
・村上宗隆、山田哲人をはじめとした長打力のある打者が多く、1試合で多数のホームランが出ることも珍しくない(通称:神宮花火大会)。
・野手有利の反面投手が不利であるため、投手陣が中々安定しないことがあります。
・結果としてド派手な打撃戦が繰り広げられることも多いです(11-14など)。
・東京音頭に合わせて傘を使う応援が有名です。

強さ:リーグ優勝7回、日本一5回。
かつては古田敦也や池山隆寛、現在では山田哲人、村上宗隆らを擁する強力打線を誇ります。
2016年には川端慎吾、山田哲人、畠山和洋、雄平らの活躍でリーグ優勝を果たしたものの、ここ数年は低迷しています。
長打力のある打者が多く育つので、後は投打が上手く噛み合えば優勝も狙えるチームと言えます。

主力選手
・村上宗隆
・山田哲人
・小川泰弘 など

ライバル球団
・読売ジャイアンツ

5.中日ドラゴンズ

(監督:与田剛)

かつては名古屋のナゴヤ球場を本拠地とし、強竜打線とも言われた打線が武器であったが、本拠地を現在のバンテリンドームに移してからは、ヤクルトと対照的に広い球場を生かした投手力のチームとなっています。

特徴
・強力な投手陣を誇り、僅かなリードも守り切る鉄壁の"逃げ切る"野球が持ち味です。
・広い球場の影響で、長距離打者はあまり育っておらず、派手なホームランは少ないです。
・ホームランは少ないものの、繋ぐ野球で得点をもぎ取ります。
根尾昴や高橋宏斗など、将来有望な若手が多いです。

強さ:リーグ優勝9回、日本一2回。
1980年代頃から2010年頃までは安定した強さを誇っていましたが、近年は低迷していました。
しかし昨年はリーグ3位でシーズンを終え、低迷から脱却しつつあります。
現在の若手が主力となる数年後に黄金期を迎えそうな予感がします。

主力選手
・大野雄大
・高橋周平
・大島洋平 など

ライバル球団
・阪神タイガース

6.横浜DeNAベイスターズ

(監督:三浦大輔)

横浜の横浜スタジアムを本拠地とし、1990年代後半はロバート・ローズや鈴木尚典、石井琢朗らを擁した"マシンガン打線"で全盛期を迎えていました。
その後はしばらく低迷していましたが、DeNAベイスターズとなってからは、初代監督中畑清や2代目監督アレックス・ラミレスのもとでチームの再建に成功しました。

特徴
・ドラフト会議では競合を避ける傾向にあり、独自路線で活躍する選手が多いです。
・現在4番を任される佐野恵太はドラフト9位入団と、その傾向が顕著に現れています。
・狭い横浜スタジアムの特徴を生かし、長打力が魅力の選手が多いです。
・現在離脱していますが、東や今永など先発陣は優秀な左投手が多く、他球団では中々見られません。

強さ:リーグ優勝2回、日本一2回
佐野恵太、宮崎敏郎、オースティン、牧秀悟らを擁する打線と山崎康晃、三嶋一輝、三上朋也らを擁するリリーフ陣は他球団と比べても目を見張るものがあります。
一方で先発投手は現在、東や今永、平良の離脱が重なりやりくりが難しい状態になってます。
しかし、全員が万全なら投打のバランスが取れた良いチームなので上位を狙える実力はあります。

主力選手
・山崎康晃
・佐野恵太
・宮崎敏郎 など

ライバル球団
特になし

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