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【新型コロナを考える】COVID-19と研究活動

講義開始はGW明けになったものの、研究についてはまだ禁止要請の出ていない本学。実験室でないとできないこともあるので、感染しないよう/うつさないように配慮して登校する日々が続いています。

近畿大学のように、大学への登校だけでなく、研究活動がストップしてしまうところも出てきています。

いざこうなったときを考えると、ちょっと怖いです。
研究することが生きることと言っても過言ではない大学院生にとって、研究の場を奪われることは大変な事態です。

生物系に所属しているため、(自分の研究ではないですが)世の中の休みに関係なく、生物を維持・管理する必要があることを考えると、もし研究室に行けなくなったら、大学にいる動植物・菌株・微生物はどうなってしまうのでしょうか。
研究所でしか生きられない生物たち、研究所で大切に守られている系統や種の数は世界で考えたら計り知れないでしょう。

そんなことに怯えながらも、今できることはやっておこうとしている中で、担当教員から1つ情報をもらったので共有します。

フランスの研究者たちの署名運動
「科学論文出版社に無料で迅速なオンラインアクセスを実現するよう要望します」

英語とフランス語の署名サイトですが、主旨はこんな感じと読み取っています。

・オープンアクセスは増えているが、未だに論文購読にはお金を払う必要がある
・大学や研究所が払うことでその構成員は購読できるが、機関ネットワークに入らないとアクセスできないことも多い
・研究機関の閉鎖、移動の自粛によってアクセスできなくなる事態を回避したい
・研究活動は社会の重要なインフラだが、COVID-19の影響で停滞してしまう可能性がある
・自宅からもアクセスできるようになれば、学生も自宅で読む機会を得て勉強することができる

世界中どの国からも賛同できます。
メールアドレス、ニックネーム、国、郵便番号(zip code)を記入して、「この運動の目指すことに賛同した(I have read the petition and share the views exposed)」とチェックを入れるだけで賛同できます。

院生・研究者のみなさん、大学・研究所関係者のみなさんの支援・賛同をお願いします。

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