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若者の左傾化? 真のリベラルが求められている

アメリカのZ世代が社会主義に肯定的という記事と、立憲民主党への期待度が18〜29歳で高いという朝日調査。

日米の若者に関して、一見、同じ方向を指しているように思える。

日米ともに、若者は左傾化?

朝日調査については、おおむね全世代で立憲民主党への期待が低い、というのが本筋で、18〜29歳と70歳以上だけがその例外になっている。

解釈のポイントとしては、18〜29歳には民主党政権の記憶が薄い、という点。

もう一つは、「期待・不期待」が、立憲民主党そのものへの評価なのか、泉健太という党内右派が代表になったことへの評価なのか、がはっきりしない点。

これだけの記事からはっきり言えることは少ないけれど、私が何となく感じるのは、「真のリベラルが求められている」ということです。

リベラルというのは、もともと「寛容」「心が広い」という意味で、対立の一方の当事者というより、対立を包含するような、度量と視野の広さが「売り」だった。

そういうリベラルが、あまりに少ないんですよね。

青木理とか香山リカとか、同世代だから期待していたけど、なんであんなに心が狭いのか。なんで左翼潔癖主義なのか。

朝日・毎日が系列テレビ局ごと「百田尚樹」を排除する、とかね。なんと心が狭い。

百田尚樹は音楽好きを自認しているけど、すぎやまこういちの追悼演奏会に行くときは「音楽」を語らない。すぎやまが保守派だったから行くわけで、党派的行為ですね。そして、坂本龍一の演奏会には死んでも行かないでしょう。

まあ保守なら、そういう「偏屈」は仕方ない。

しかしリベラルには、逆の行動が期待されている。

坂本龍一も、すぎやまこういちも、いいじゃない。どっちも聴こうよ、と。

若い人が求めているのは、そういうことじゃないか、と思うんですけどね。左傾化というよりも。

昔は、朝日にも毎日にも、そういうリベラルがいたと思う。百田尚樹だって面白いじゃないかと言う人が。今もいるかもしれないけど、現場の活動家を暴走させすぎで、そういう人が出てこられないみたい。

リベラルの「公明正大」から生まれるのは「明るさ」であったはずなんですよね。

リベラルのルーツである「啓蒙 enlightenment」とは、光を入れる、という意味なんだから。

老人には未来がないけど、若者には未来がある。

未来に光を見せてくれ、ということだと思うんですね。




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