見出し画像

「有権者を見下さない」 だから安倍晋三が好き

御田寺圭(白饅頭)氏の『与党支持・保守派は「わかってない」「時代遅れ」?…リベラル野党が「それでも負ける」たった一つの理由』(週刊現代)が、私が安倍晋三が好きな理由を言い当ててくれていた。

自民党の政治家や候補者にも、野党に負けず劣らず高学歴者が多く、社会階層的にはまさに「貴族」というべき出自の者も少なくない。ところがかれらは有権者を見下さない。馬鹿にしない。それが自民党の党風なのだろうし、新人議員はそうした姿勢を先輩たちから叩き込まれるのだろう。SNSでは死後も非難されつづける安倍晋三ですら、後輩議員の応援のためなら、人口の少ない村落にわざわざ出向いて、有権者と同じ目線でひとりひとりに話しかけていたという。はっきり言って時間あたりで会える有権者の数からすればきわめて非効率だろうが、それでもわざわざ行くのである。


あの安倍晋三の「バカ」な感じ、漢字の読みを堂々と間違え、バカなネトウヨ仲間とイチャイチャして、トランプのキャディーとなってバンカーに落ち、佐藤優から「反知性主義」とか言われて、でも怒らない、あの感じ。

政治家は、公衆の前で「汗かき、ベソかき、恥かいて」ナンボだと思う。そういう姿を国民は評価する。

小沢一郎が嫌いなのは、事務所経由で「立派なコメント」を出すだけで、本人が出てきて国民の前で恥をかかないからだ。

マスコミやインテリが安倍晋三を見下し、馬鹿にするほど、われわれは安倍晋三を好きになった。

それを左翼リベラルは分かっていない、というのがこの記事の主旨だ。その通りだと思う。

まずいのは、安倍晋三が亡くなって、もうあのバカな感じ、国民と同レベルな感じ、が見られないことだ。

「国葬」なんかで祭り上げられたら、アベちゃんのいいところが消えてしまう。

辻元みたいな嫌味なザーマス女に見下されて、岸田が恥をかいて、国葬が取りやめにになった方が、きっと自民党は選挙で勝つ。

もり・かけ・桜・統一教会、個別のイシューで左翼リベラルが勝っても、選挙では自民党が永遠に勝ち続ける。

ネットでは左翼リベラルが勝っても、現実では自民党が勝ち続ける。

まあ、そういうことだなあ、と思うのである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?