五つ入っていたレッスンのうち三つがキャンセルになる。 絵を描いたり、猫と追いかけっこしたり、曲を作ったりして遊ぶ。 昼間は少し暑く、長袖の薄いTシャツ一枚で過ごした。夕方くらいからは風がよく吹き、窓を開けた部屋で過ごすのが気持ちいい。もう夏の気配がする。
先日トライアルレッスンを受けてくれたカナダ在住の中国人Fさんが晴れてレギュラーの生徒になり、初めての正規レッスン。 今日はどんなことをするのが好きか、というテーマで会話を始めた。Fさんはファッション雑誌を読むのが趣味らしい。「どんなファッションが好きなんですか?」と聞くと、日本のファッションが好きだと言う。日本のファッションにもいろいろあると思うが、写真を見せてもらうと大人っぽい素材のシャツにパンツというスタイルがFさんの好きな日本のファッションなのだそう。 逆に、バン
お昼ご飯にガーリックトーストを作って食べる。オンラインでしか人に会わないのをいいことに意気揚々とニンニクをたっぷり塗って食べた。 食後、キッチンで少しゆっくりしていると玄関のチャイムが鳴る。宅配業者だ。焦ってマスクを置いている場所に走るが、家にいるのにマスクをしていたら逆に怪しまれるかも!でもニンニク臭くて迷惑かけてしまうかも!とチャイムがなった後の数秒間にわけのわからない思考が巡り、結局マスクはせずになるべく息を止めて対応した。 届いたのは夫がネットで注文した何かの小
レギュラーのレッスンの他にトライアルレッスンが一つ。カナダ在住の中国人Fさん。 トライアルレッスンはその生徒と初めて顔を合わせる時間なので、とても緊張する。わたしは事前にいろいろとシミュレーションが出来るように、メッセージで学習の動機や経験など聞ける情報はなるべくたくさん聞いてから挑む。 Fさんはある程度日本語が話せる方だったので、今日は日本語でFさん自身のことやカナダでの生活、中国の料理の話などをしてレッスンを終えた。 レッスンの終了ボタンを押して、ふうっと安堵のた
オーストラリア人Iちゃんのレッスンをする。 Iちゃんは今「この」「その」「あの」といういわゆる連体詞を勉強中だ。 連体詞は体言、つまり名詞の前に置く品詞で、英語にはないものである。すでに代名詞の「これ」「それ」「あれ」を勉強したIちゃんは、なかなか連体詞との違いが理解できない。 「『この』は名詞の前に置くんだよ。『これ』は名詞の前に置けないの。」と言っても、英語では「これ」も「この」も "this" なので納得できない様子。 こうなったら例文をたくさん作って慣れるしか
一日中雨。家にこもって映画を一本観る。 なんてことのない普通のセールスマンがそのなんてことなさを買われて国家機密を取り扱うスパイに抜擢され、核戦争を防ぐという事実に基づいた話。 こういうハラハラする話は少し苦手だが、好きな俳優が出てたので見始めた。そうしたらやっぱりハラハラして途中で停止ボタンを何度も押しながらなんとか最後まで観ることができた。 最終的にハッピーエンドで泣きそうになる。 わたしの好きな、事実に基づく話ならではのエンドロール前の「~はその後もセールスの
洗濯機を回すときも、洗濯物を干すときも、ご飯を食べるときも、絵を描いている間も、ほとんどずっと猫と一緒に行動をした一日だった。 今は日記を書くわたしの足の上に猫は顔を乗せて寝ている。
アメリカ人Eさんのレッスンをする。 Eさんはシャーペンを指して「これはえんぴつです。」と言う。 「違いますよ。シャーペンですよ。」と指摘すると、"But it's pencil" と言う。シャーペンのことを『鉛筆』と認識しているのだ。 実は、Eさんに限らず鉛筆とシャーペンの呼び方を区別していない生徒が多い。シャーペンを英語で言うと "mechanical pencil" となるが、むしろそう呼ぶ方がおかしいらしい。 わたし個人的にはシャーペンを鉛筆と呼ぶのはとても違和
朝、土曜日に夫がたくさん焼いて冷凍してくれたパンケーキを温め蜂蜜をかけて食べる。 昼は納豆卵かけご飯。 夜は一昨日夫が作ったシチューの残りで夫がグラタンを作ってくれて、それを食べる。 料理全然していません。
「命を吹き込む」という言葉をふと考える。 この言葉の意味は、使い古されたものに手を加えて新たによみがえらせること、生き物でないものにデザインや装飾などを加えてあたかも生命が宿っているように表現すること、とある。 どうして「吹き込む」なのだろうと考えた。命=呼吸というのも納得いくが、どちらかと言うと命が与えられてから呼吸が始まるので順番が違う気がする。それに響きが少し外国語っぽい。 そこで英語ではどう言うのかを調べてみる。インターネットの検索結果によると "breathe
エストニア人Vさんのレッスンをする。 Vさんは今日、いつもの自宅と違ってご主人の実家の弟の部屋からレッスンを受けていた。 「今どこにいますか。」と言う質問に 「おっとのおとうとのへやにいます。」と言いたかったのだが、なかなか言えない。 「おっとの、おとうとの、へやに、います」と区切って練習をし、何とか言えるようになった。 レッスン後、夫がスナック菓子の『おっとっと』を買ってきてわたしにくれる。 なんだか今日はダジャレみたいな一日であった。
夕飯の時間、夫とグリンピースの好きな食べ方について話す。 わたしはグリンピースご飯が好きで、夫はサイゼリアのグリンピースの温サラダが意外と美味しいと言っていた。 夕飯はレトルトのかに玉で、乾燥グリンピースが付け合わせにいくつか乗っていた。
午前中に家の掃除と洗濯をして、午後から夫と出かける。大きい本屋でとある参考書を見たかったのだ。 結局、参考書はその本屋には置かれておらず、何も買わずにラーメンを食べて帰る。 帰りのバスで夫が腹痛を訴えたので、 「『の』の字にお腹をさすったらいいよ」 とアドバイスをしたが、 「『の』は自分から見て?相手から見て?」 と混乱していたのでわたしが背中をさすってやった。わたしから見て『の』の字に。
バンドの練習で葉山へ。強風と雨の中バスと電車を乗り継いで行く。 夫の出勤に合わせて家を出たら、少し時間が早すぎたので某大手チェーンのカフェに寄ってコーヒーとケーキを注文する。 ケーキはいつもはだいたいチョコレート系を選ぶのだが、今回は桜のシフォンケーキが気になりそれを注文。桜の季節を名残惜しみながら大変美味しくいただいた。でも少しだけチョコレートケーキも食べたかったなと思う。 バンドの練習はいつも通り楽しく、やっぱり歌を歌うのが好きだと感じる。 休憩時間、バンドメ
中国人Cちゃんのレッスンをする。 オーストラリアに住んでいるCちゃんは12歳でお話をするのが大好き。今日は、もうすぐイースターなので日本では何かするのかという質問から始まり、キリスト教の話になり、そのあと歯の妖精の話、親知らずの話へと話題は移り、最終的にわたしは歯医者に行ったほうがいいとCちゃんからアドバイスをもらったのだった。
アメリカ人Jさんのレッスンをする。 Jさんは5月に日本に来るそうで、そのための短期のレッスンを去年の11月から受けてくれている。 短期のレッスンでは、あまりきっちりとした文法のことは教えずに、とにかく必要なフレーズを教えて一緒にロールプレイなどをしながら練習することが多い。 ロールプレイのセリフは生徒のニーズに合わせてわたしが作るのだが、Jさんの場合、日本には仕事で来るのでそれを考慮したフレーズや言い回しを考える。 一番最初のレッスンでは挨拶から教えた。説明していて