面接は商談だ
本日は自分にとっても切実に考えないといけないお話を。
コロナ禍から人員削減の話をよく聞きましたが、今はテックジャイアントと呼ばれる時代を引っ張ってきたガーファムですら、大量リストラを敢行中ですよね。
早期退職し、退職割増金をもらったタイプの人に多いのが「しばらくゆっくりして将来を考えたい」という声なのだそう。
しかし多くのヘッドハンターは「退職後、早く再就職活動を始めるのがベスト。本人は充電期間と言うが、3カ月を過ぎたら放電状態になり、再就職に向けた意欲や気力が急激に低下する」と言っているそうです。
もちろんブランクが長いと、求人企業に足下を見られ、市場価値がどんどん下がっていきます。
また、多くの人は面接で、前職でこんな仕事をしてきたという経験や実績を語り、自分が会社で不可欠な存在だったことを強調するが、それでは相手の企業に全然響かないのだとか。
ある社長曰く「雇う側からすれば、その人に投資する以上、その分以上の回収ができるかを見定めようとしている。過去の実績などは職務経歴書を見て、少し話を聞けばわかる。それよりも、我が社に入って具体的にどんな貢献をしてくれるのかという話を聞きたい。例えば、会社の経営状況を分析し、どんな課題があるかを示し『私の経験とスキルを活用すれば、ここをこういうふうに改善できます』といった提案を含めた話を最も期待している。過去の自慢話を並べられても、そんなことはうちとは関係ないと一発でアウトだ」
💧つまり、何をしてきたかではなく、その会社に入って何ができるかが問われる。この当たり前のことを言えない人が多い。とくに中小企業に入る場合、中高年は経営者の右腕としての活躍が期待されているんですね。
再就職の際の面接って、商談に近いんだと思います。自分を雇って得ることができる利益を示し、そして自分を雇うコストを示す。
先程の社長のお話。リマインドしておこう。
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