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その29 正しく美しい文字を書くための筆順7「先に書くにょう」「後で書くにょう」「先に書く左払い」「後で書く左払い」
筆順は文字を美しく整えて書けるように考えられています。
そして、筆順には、原則、きまりがあります。
「正しく美しい文字を書くための筆順1、2、3、4、5、6」までは、筆順の原則、きまりについてお話ししました。
しかし、筆順の原則では説明できない文字もあります。
今回は、そんな文字の筆順についてお話しします。
まずは、「にょう」に注目した、「先に書くにょう」「後で書くにょう」についてです。
「にょう」とは、文字の中で左側から右下に伸びる部分です。
たとえば、「進」の「⻌」の部分がそれにあたります。これは「しんにょう」です。
「先に書くにょう」のある文字
「処」「起」「勉」「題」「麺」
「後で書くにょう」のある文字
「進」「建」
上にあげた文字の部首は必ず「にょう」部分ではありませんので、注意してください。
次は、左払いに注目した、「先に書く左払い」「後で書く左払い」についてです。
「先に書く左払い」
「九」「及」
「後で書く左払い」
「刀」「力」「万」「方」「別」
「正しく美しい文字を書くための筆順2」でもお話ししましたが、漢字は右利き用にできていて、特に筆で書いた場合は時計回りに書き進めるのが容易でスムーズに書けます。
この観点からみると、「九」は左払いから2画目の始筆には時計回りで書き進めることができスムーズに書けます。2画目から左払いに進むと反時計回りになりスムーズに書き進めません。
「刀」もみてみると1画目の収筆のはねから2画目の左払いの始筆へは時計回りで書き進めることができスムーズに書けます。1画目の収筆のはねは時計回りにはねています。
「正しく美しい文字を書くための筆順1~7」では、筆順の原則、きまり等、筆順についてお話ししてきました。このシリーズは今回でおしまいです。
次回も、正しく美しい文字を書くためのnoteを書いていこうと思います。
よろしくおねがいします。
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