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26歳の夏休みの宿題

今年の梅雨前に本棚を自作したのだが、そこに並べられた無数の本たちを眺めながら、自分がこれまで本当に色々な分野のことについて興味を持って、考えてきたものだなと、少し俯瞰をしていた。

バラバラになった知識と、バラバラにちらばった思考。

これらをうまいこと整理して繋ぎ合わせ、コンスタントに考え続けられる人が研究者になるのだろうなと、つくづく思う。

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知識の整理術みたいなことが書いている本も何冊か読んだことがあるが、その著者たちはまあ丁寧に整理するものだ。だいたい紙でアナログな管理をするものだ。ときには新聞の切り抜きなどもしたりして、ファイリングしたりする。残念ながら、僕はそこまでしようとは今のところ思っていない。

とはいえ、少なくとも本棚の整理くらいはしたいものである。本を分類することによって、きっと結びつくものがあると思う。さらに、綺麗な本棚に刺激を受けて、より考えをコンスタントに広げ深めたくなるかもしれない。多忙な日常のオアシスとなるような、そんな本棚はだいたい整頓されているものだ。

次なる僕の休日のテーマである。

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いずれにせよ、これまで得てきた知識や考えがバラバラなのは、なんだか僕にとってはプチストレスらしい。飽き性ですぐに別のトピックに移ってしまうから、知識や考えがあちらこちらに行ってしまうのは当然のことかもしれないが、それでもまとまってあると気持ちがいい。だから、それが僕のしばらくの課題なのかもしれない。

大学生時代は、このような感覚にはなったことはなかったのである。だが、仕事もし始めて常に色々なことに頭を使っていると、他の知的なところまで手が回らない。おそらくそれはみんなそうで、だから大人になれば本も読まなくなってしまうし、深く考えたりもしなくなってしまうのかも。

まあ、仕事をしていれば、それが自然なのだが。

だが、そんな自然に少しでもあらがってみたいのだ。

そういう意味では、本の整理はもちろん初歩の初歩ではあるのだが、自分がこれまで考えてきた or これから考えてみたいテーマというのを書き出してみてもおもしろいのかもしれない。

ということで、これが僕の夏休みの宿題である。

2024.08.01
書きかけの手帖

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