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【第5回】転職サイトで紹介している志望動機の例文があんまりよくないので、添削してみた。

こんんちは!ぴーなっつです。

ぼくは普段、美容クリニックに転職したい看護師を専門にキャリアサポートをしています。

今回は「添削してみた」シリーズの第5回目です。

このシリーズは、ネット検索で出てくる転職サイトで紹介してる「志望動機の例文」のダメなポイントを明らかにして、実施に求人の選考に使える感じに修正してみよう、という企画です。

最初にネットで見つけた例文をそのまま掲載し、次にダメなポイントを解説して、最後に修正後の文章を展開するという流れになってます。

それでは、早速行ってみましょう。

今回添削する例文はこちら

今回添削してみるのはこちらの例文です↓

「母も姉も看護師だったので、当たり前のように看護師を目指し、急性期病棟で5年働いてきましたが、もともと美容に強い関心があり、仕事の合間を見てエステティシャンの資格講座にも通っております。また、自分自身でも美容に関する情報収集やスキンケアを試したり、休日には色々な美容サロンやクリニックの施術を受けてみたりしています。
その中でも、貴院の患者に対する誠実さや施術の技術力や心地良さに深く感動し、自分が体験した感動を提供する側になりたいと思い志望いたしました。」

まずは例のごとく、ダメだと思うところを自分で見つけて見てください。良い、悪いを判断できるようになることが成長につながりますからね。


それでは、添削していきたいと思います。

改善できそうなポイントはここ!

よくないポイントをピックアップするとこんな感じになります。

①結論から始まってない
②母も姉看護師だったので、当たり前のように・・
③「美容」という定義が幅広すぎるかも
④対象を消費者目線でしか捉えていない

それでは順番に解説していきましょう。

①結論から始まってない

毎度同じことになりますが、まず初めに結論を端的に述べてください。相手に傾聴を期待するのではなく、伝わりやすさをとにかく意識します。

②母も姉看護師だったので、当たり前のように・・

無理に看護師になった理由を説明しなくてもいいと思うんですが、説明する以上は納得感が必要です。「母と姉が看護師」→「自分も看護師になるのが当たり前」これは原因と結果が関連していないので、表現を修正したほうがよさそうです。

③内容が広くて浅い

「もともと美容に強い関心があり」に続いて、関心が強いことを証明するために実際に行っていることを具体的に説明しているのはいいことだと思います。

でも、その内容をわかりやすいように箇条書き直してみると、

・仕事の合間でエステティシャンの資格講座に通ってる
・美容に関する情報収集をしている
・スキンケアを試している
・休日には色々な美容サロンやクリニックの施術を受けている

こうなりますよね。

これを見てまず思うのが「目的はなに?」です。

どのようなエステティシャンの資格を、なんのために取ろうとしているのか?休日に色々な美容サロンやクリニックで施術とは、具体的にどんな施術を?それを受ける理由は?

など、ツッコミどころが多すぎるのがよくない点ですね。

あと、「いろいろやってます感」を出したいのは伝わるんですけど「情報収集をしている」「スキンケアを試している」など、当たり前に近いことをいっぱい言ってるだけ。無駄な情報が多くてこれだと逆効果なので、内容を強めのものだけに絞った方がいいです。

④対象を消費者目線でしか捉えていない

内容を要約すると「サービスが好き=そこで働きたい」のパターンになってて、この構図が成立するなら、別に美容クリニックじゃなくてもどこでもいいじゃん。って話ですよね。

なので「仕事としてどう捉えてるか?どこに自分の適正を感じたか?」のような部分の説明があった方がいいです。

未経験であっても、「想像ですけどこうだと思いました」ってちゃんといえた方が印象いいです。

添削してみました。

それでは、ここまで解説した内容を反映して添削したものを載せておくので参考にしてみてください。

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