科研費パダワン

大学職員2年目。研究推進関連部署2年目で、科研費も少し担当しているパダワンです。kak…

科研費パダワン

大学職員2年目。研究推進関連部署2年目で、科研費も少し担当しているパダワンです。kakenhi_Padawan

最近の記事

エピソード5 令和6年度科研費公募スケジュールのこと

今年はまた科研費の公募スケジュールが前倒しされ、基盤B・Cなどの応募が多い研究種目は、7月中旬スタートになるようです。 そうすると、研究者が研究計画調書を作成して応募するまでのスケジュール感はどのようになるでしょうか? 7月中旬:科研費電子システム上で研究計画調書が作成可能になる 8月中旬〜下旬:研究計画調書を研究機関事務局に提出 8月下旬〜9月上旬:事務局にて研究計画調書のチェック。修正点があれば、応募者に差し戻す。 9月中旬:事務局から学振に提出 採択経験者に調書の

    • エピソード4 研究費使用申請書の様式のこと

      学内の研究費や科研費などは研究機関で経理をするので、研究者から「どの研究費を、何に支出するか」を申請してもらう必要があります。 事務局がWordやExcelで様式をあらかじめ作っておき、その様式に研究者は必要事項を記入・押印(!)した上で提出し、事務局で発注・納品・支払手続を進めます。 まだまだ紙でやりとりすることが当たり前の所属機関ですが、今後は入力フォームで登録してもらう方法も検討が必要かと思います。 おそらく入力フォームに登録した後、紙に出力して、事務処理をすると思

      • エピソード3 査読依頼のこと

        紀要の論文審査もそうですが、研究費の給付審査や出版助成の審査など、研究活動には「査読」がつきものです。 個人的には、学内の紀要には査読が無いものがあってもよいのでは?と思います。査読審査無しにして、論文の評価は世間に任せつつ、いろいろな原稿を掲載することがその紀要の個性になるように思います。 実際には、すべての紀要で、少なくとも論文については、査読を行なっています。 査読周りの事務自分が担当している業務としては、 ①投稿があった論文を編集委員と共有する ②編集委員が選ん

        • エピソード2 紀要の編集のこと

          自分は2つの研究所の事務担当者であり、それぞれの研究所で毎年刊行する研究紀要の編集作業も業務のひとつです。 研究紀要の編集作業といっても、研究者で組織される編集委員会、編集・印刷所、執筆者、査読者との間に入って連絡や原稿のやりとりをすることが主な仕事です。 研究所で紀要の企画を決めて、投稿原稿の応募を募り、原稿を集めて、査読をし、入稿して、校正を複数回して、表紙周りや目次等を整えて、いよいよ印刷、冊子とデータが納品されるまで、およそ半年かかります。 紀要の編集業務のスト

        エピソード5 令和6年度科研費公募スケジュールのこと

          エピソード1

          科研費業務の情報収集のためにTwitterをはじめましたが、科研費業務はまだまだ初任者ですので自分から発信することがありません。 そこでnoteでは日々の研究支援業務の中で気づいたことを書いていこうと思います。 もっとも、研究支援業務も、2年目のパダワンです。 まずは自己紹介から。 昨年の4月に研究支援の部署に異動してきました。 1年目は、主に窓口業務、研究費の使用の申請を受けて支払処理をしていく業務を担当すると思っていたのですが、 研究会に関する業務、研究倫理教育の受

          エピソード1