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コペンハーゲン雑感(食事・自炊)

コペンハーゲン雑感第2弾。今回は食事。一大学院生の料理の成長録である。まさかコペンハーゲンで自分で作ったカツ丼を食えるとは思っていなかった。

食事・自炊

・食事の種類は豊富。フレンチ、イタリアン、スカンジナビアン、中華、インド、タイ、ベトナム、日本料理等探せば何でも大体ある。しかし前の記事でも書いたが通り外食すると一食2,000円が飛ぶ。ただ料理はうまい。今まで行ったことがあるのは中華、イタリアン、ベトナム料理屋に、トビタテ生や現地の日本人の方と一緒に行ったがどれもうまかった。

・日本料理屋は自転車で街を散策しているとよく見かける。入ったことはないの味はわからないが、知り合いに聞いた限りはすき焼きとかが食えて味は許容範囲らしい。そして店員のほとんどが日本人らしい。この人達はワーキングホリデービザでデンマークに来ていることが多いそう。ビザの取得方法を調べていたらワーホリ系の情報が多かったので結構コペンハーゲンに日本人は多いのかもしれない。ただワーホリで来ている人にまだ一人しか出会えていない。場所はボルダリング場。

・外食が高いので自ずと自炊をすることになった。自分はいままで自宅から大学に通っていたので本格的な自炊はこれが初めて。多くの人が通過するであろうパスタから入門した。パスタは安い。1kg160円くらい。最初はトマトソースから始めた。これがうまいのでヘビロテした。しかも1食300円くらいでできたのでお財布にも優しい。しかしそれは最初の2週間であきた。のでネットでレシピを調べて新たなソースに挑戦することになった。しかしスーパーで調味料や缶詰の中身がわからんのでグーグル翻訳のカメラをかざして理解しスーパーを開拓していった。今ではスーパーのどこに何があるかがだいたいわかるまでに成長した。

・パスタからの卒業はAirbnbで一緒に暮らしていたアメリカ出身のロバートによりところが大きい。大学から宿に帰ってくる懐かしいスパイスの香り。そうレッドカレーだ。日本の学食で毎日食べていたレッドカレー。自分にはつくられないと諦めていた。しかしロバートはレッドカレーペーストなるものがあることを教えてくれた。レッドカレーペーストとはその名の通りココナッツミルクと混ぜることで美味しいレッドカレーができてしまう文明の利器である。すごい。これ以降パスタを基軸にアジア、インド系の料理にも挑戦し始める。

・ちょうどその頃ずかしめしという素晴らしいサイトを見つけた。このサイトはアメリカ在住の方がアメリカで手に入る食材を利用して美味しい食事のレシピを写真付きで公開してくださっている神サイトである。このサイトを見つけるまではクックパッドなどを参考にしていたが、”ではここで大根を使います”といわれてもこっちに大根はないわけである。アメリカで売っているものはだいたいコペンハーゲンでも同じだったのでこのサイトは大変参考になった。これ以降はこのサイトに掲載されているレシピを元につくっている。レシピの幅は広く、パスタ、麻婆、まぜそば、トンテキ、酢豚、レッドカレーうどんなどを最近は作っている。このおかげで食の満足度は高い。

・今まで昼は学食で食べていた。こっちの学食は基本重量バイキング制で自分の好きなものを好きなだけ取って計量する感じ。普通にとったら1食500円くらい。取りすぎると無駄に損した気分になる。自分の大学の学食のメニューは割と豊富で、メインデッシュが2種類、ハム&チーズ、サラダ4種類ある。これに加えてヴィーガン用のメインディッシュも2種類用意されている。隣接するコペンハーゲン大学の学食はメインディッシュが1種類のかわりにデンマークで日常的に食べられるオープンサンドがあった。一方、ニールス・ボーア研究所の学食は上記2つに比べ規模が小さくそんなに選択肢がなかった。改めて考えると1食500円は少し高いことに気づいたので最近は前日にまとめて作ったものをタッパーで持参している。今はだいたい1食300円くらいで済んでいる。

・しかし1食100円最強コスパで調理簡単な出前一丁の存在に気づいてしまった今、自炊を今までと同じ気持ちでできるかはわからない。

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