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写真編集による自己表現

過度な編集の是非

日本では、写真の編集に対して論争がよく見られます。
特にプロの撮影現場では、クライアントの意図を忠実に反映させることが重視されるため、過度な編集は避けられる傾向にあります。しかし、個人の撮影に関しては、もっと自由な表現が許されるべきではないでしょうか。

例えば、風景写真やポートレート写真など、個人が撮影する写真においては、過度なレタッチを行うことで、自分自身の感性や視点を表現することができます。
これは、単に写真を「美しく見せる」ためだけでなく、撮影者自身の感じたことや見たものをよりリアルに伝える手段となるのです。

スマホと編集の普及

現代では、スマホのカメラ技術が飛躍的に進化し、誰でも簡単に高画質な写真を撮影できるようになりました。
また、スマホアプリの進化により、写真の編集も手軽に行えるようになりました。これにより、写真を撮るだけでなく、撮った写真を自分好みに編集することが日常的になっています。

例えば、LightroomやSnapseedなどのアプリを使えば、色調の調整、フィルターの適用、部分的な明るさの調整など、さまざまな編集が簡単に行えます。このような編集を通じて、自分の見ている風景を、より自分らしく表現することが可能です。

編集を視野に入れた撮影

写真を撮る際に、ある程度の編集を視野に入れて撮影することは、作品を仕上げるために重要なプロセスになることもあるでしょう。
例えば、明るさやコントラストを後から調整することを考えて、少し暗めに撮影したり、構図を後からトリミングすることを前提に広めに撮影したりすることができます。

これは、撮影時に完璧な写真を求めるのではなく、編集を通じて自分の理想に近づけるという作業の一環です。
こうしたアプローチを取ることで、撮影者は自分自身の見ている風景を、より自由に、より個性的に表現することができるようになります。

※プロの現場においては凝った編集は残業になるので極力しないことも理解はしています

表現の多様性

写真表現は非常に主観的なものであり、見る人によって感じ方が異なります。ある人にとっては過度なレタッチと感じる写真も、他の人にとっては感動的なアート作品と感じられることもあります。

また、編集を通じて、自分自身の見ている風景を表現することは、その人の個性や感性を反映ているものです。
これは、単に写真を撮影するだけでなく、撮影者自身のストーリーを伝える手段となります。
例えば、同じ風景を撮影しても、編集の仕方によって全く異なる印象を与えることができます。
これは、撮影者自身の感じたことや見たものを、よりリアルに伝える手段の一環だと考えています。

映る人柄

写真の編集や色調の選び方には、その人の性格や感性が反映していると思います。
例えば、明るくカラフルな写真を好む人は、楽観的で明るい性格を持っているかもしれません。
一方、モノクロや暗めのトーンを好む人は、内向的で落ち着いた性格なのかもしれません。

こうした写真に映る人柄を読み取ることも写真を見る面白さの一つです。
写真を通じて、その人の内面や感性を感じることができるのは、とても興味深いと思いませんか?

私の写真はハイライト強めで明るいってよく言われます。

自己表現の一環

写真編集は、自己表現の一環です。
撮影者が見た風景や感じたことを、編集を通じてより鮮明に表現することができます。
例えば、旅行先で見た美しい夕日を、自分が感じたままの色彩や雰囲気で表現するために、色調を調整したり、コントラストを強調したりすることができます。

また、ポートレート写真においては、被写体の魅力を最大限に引き出すために、肌のトーンを調整したり、背景をぼかしたりすることができます。これにより、撮影者と被写体の間に生まれる特別な瞬間を、より印象的に残すことができるのです。

写真の編集は、単なる作業ではなく、楽しむべきクリエイティブなプロセスだと考えています。
撮影後に写真を編集することで、新たな発見やアイデアが生まれることもあります。
例えば、何気なく撮った写真でも、編集を通じて新たな作品へと昇華する可能性もあります。

編集を通じて自分自身を表現するためのスキルを向上させることもできます。新しい編集技術を学んだり、他の撮影者の作品を参考にしたりすることで、自分の写真表現の幅を広げることだって可能です。

写真の編集を通じて、自分自身のオリジナリティを追求することも重要です。他の撮影者の作品を参考にすることは大切ですが、最終的には自分自身のスタイルを確立することが理想だと思います。

写真はアートであり、その表現は自由であるべきだと思います!!

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