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人生2度目の休職雑談日記(2か月目)

もうじき休職してから2か月が過ぎようとしていますが、ここに来て急転直下の事態と相成りました。

先日、直属の上司から、仕事の関係で私の地元の近くに行くので、帰りに呑みませんか?と誘われまして、無下に断る訳にもいきませんでしたし、何より今回のバックレからのモームリを使っての退職騒ぎを起こした事へ直接謝罪していませんでしたので、昨日、地元で会って呑みました。

直属の上司とは、まだ1年の付き合いしかありませんでしたし、直接差しで呑むというのも初めてでしたが、至って気さくな人で、まず私が今回の騒動について謝罪するも、それはもういい、と言って、「どうですか?体調は?」と。正直2か月近く引き籠っていたので、身体が弱くなって、ちょっとした外出でも息切れする様相であると正直に答えました。

その後、私が任務を放棄してバックレ逃げしたプロジェクトについて、その後どうなったを聞くと、プロジェクト自体は失敗に終わったが、私が提唱したコンテンツは次のプロジェクトで有効なツールとなるなど、プロジェクトを推進してきた他の部署の部長が言っていたとの事で、上司曰く、私が提案した新しい試みは確実に社内に新風を巻き起こしたと褒めて下さいました。また、私が敵前逃亡した件については、プロジェクトチーフなどからも「まさかここまで追い詰められていたとは知らず、配慮が足りなかった」という言質をもらったとの事で、誰も私の事を責める人はいませんよと。

上司からの話で、だいぶ心に閊えていた呵責が緩んだ感じになりました。

その後は暫し休職期間中に何をしていたのかという雑談で明け暮れましたが、酒を呑んで2時間くらい、そろそろお互い良い感じで酔ってきた頃に、「戻って来てほしい」と上司から言われました。「あなたがとても勤勉で結果を出せる人物だという事は私を含め、みんな知っている。もしあなたがそうでなければ、今回の件、そのまま退職してもらっても問題無かった。」
私は勤勉というより愚直なタイプで、今の会社に中途入社して、相応の年棒を提示してもらえたのだから、とにかく出来る事を一生懸命やろうと、とにかく前に進む事しかしてこなかっただけですが、そうした努力をちゃんと見ていて評価して下さった事に驚きました。

「ただ、私は現場から逃げて、しかもモームリを使うような愚挙を犯した人間です。そのレッテルは消えないです」と、本音を言うと、
「それは仕方ない。でもレッテルなんて時間が経てば剥がれるものですよ」と。戻るは一時の恥だが、戻らねば一生の後悔になるかもしれない、そう思うようになり、同時に、3年半のモラトリアムを満喫しようと目論んでいた自分の愚かさにも恥ずかしくなって言葉に窮していると、「だいたい、どうでもいい人の為に途中下車とはいえ、私は逢って話をしようなんて思いません」という上司の言葉で、全く考えていなかった『復職』というものが初めて現実味を帯びるのを感じました。

呑みは3時間で、お互い少し疲れ模様になった時にお勘定をして終了しましたが、帰り際、「会社の事務所に来るのはまだハードルが高いと思うので、本社ビル内のミーティングルームで新しいメンバーも紹介したいし、来週あたり来て下さい」と。そうした配慮をしつつも、かなり新手なリハビリを行おうとしている上司でしたが、私は二つ返事で了解しました。

日付が変わり、本日、先に口頭内定を貰っていた地元企業に、内定辞退の連絡を入れました。「何故?」「理由は?」としつこく聞かれるも、書面での採用条件書なども貰っていなかったので淡々と辞退する旨伝えて終わりました。こちらも給料条件以外は魅力的な会社でしたので、少々残念でしたが、いたずらに待たせるわけにはいきませんでしたので。

後は、いつ復職するか?今のタイミングであれば今月いっぱい休職して来月から復帰、というのが自然の流れかもしれません。モームリを使った事で、社内でも注目されるのは必至ですので、とにかく復職する前提で動き出した以上、これまでの豆腐メンタルではダメで、少しでもメンタルを鍛えておこうと思います。

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