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美しい とは

「美しい」とは何であろうか。
と、今更ながら語源を調べてみた。
「羊」+「大」=「美」
その昔、羊は神事の際の献物として供えられており、大きいものほど価値が高く、善いものとされていた。そこから「美」という漢字が生まれ、「美しい」の意味に用いられるようになった。


つまり、大きくて立派なものが善い、
それこそが美しい
ということだ。


が、いまいちピンとこない…


大きい羊を想像してみたが
美しい…?
美しいというか
愛らしい、あたたかい、穏やかなイメージである


そもそも「美」という漢字が生まれた当時は、大きくて立派な様子が「美しい」とされていたが、
時は現代、小さく儚いものを「美しい」とする考えもある。
その時代、人により、多種多様であろう。


ならば、自分が思う「美」とは何であろうか。


言語化してみる。


自分が好きだ、しあわせだ、
そのように感じ、思えるもの、こと、時
それらにふれたとき
(実際にふれることもあれば、琴線にふれるように心にふれることもある)
好きだ、しあわせだというもの、こと、時を
見つけたとき
見出したときに
しあわせを感じ美しいと感じる


つまり、「美」は与えられるものではなく
自分で見つけるもの
自分で見つけに行くもの


これはしあわせにも通じるかもしれない


美としあわせは自分で見つける
自分の心が決めること


自分が見つければよい


このnoteにおいて
スキやフォロワーの数に一喜一憂することは誰しもあるのではないだろうか。
つまり、他人の評価であるが、
他人の評価が自分のしあわせにつながるとは限らない。
もちろん、共感できることは嬉しく、喜びではある。
が、
     「けれどもほんとうのさいわいは
      いったいなんだろう。」  


という、『銀河鉄道の夜』の一文にもあるように、
自分は何を美しい、しあわせと感じるのか、
ゆっくり考え、自分なりのこたえを見出すことは、これから先ますます必要ではないだろうか。


多種多様な「美」と「しあわせ」を尊重できる世の中であってほしいと願う。

落葉に寂しさを感じるが
落葉がなければ
枝分かれの美しさには出会えなかった
美しさとは
華やかさだけではないと気付く

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