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大失敗!パスクワ(イースター)メニュー、ファルソマグロとパスクワの代表的なお菓子

今週末はパスクワ(イタリア語でイースター、復活祭の意)。
パスクワは春分の日の次の満月の次の日曜。
なので毎年日にちが変わります。

パスクワは、磔刑にされて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念・記憶する、キリスト教においては最も重要とされるお祭の一つ。
カソリックではクリスマス=イエス・キリストの生誕祭に次いで重要ですが、ギリシャ正教ではクリスマスより重要とされる、と聞いています。

パスクワの日がどう決められるか、日本人ではキリスト教徒でなくても知っている人は多いと思いますが、カソリック教徒が大半のイタリアで意外と知らない人が多いのです。
細かいことにこだわらない、のがイタリア人の良いところ。知っていようが知っていまいが、カレンダーを見ればいいだけのことです。

カレンダー上では連休になっていませんが、この週は「聖なる週」と呼ばれ、学校が一週間前後閉まるため、この時期連休を取る家庭も多く、事実上の春休みになります。

生命の復活という意味と合わせ、ニワトリが沢山卵を産む時期でもあり、パスクワ料理というと卵を使ったものが多くあります。

当然今週は私もパスクワの代表的な料理のレシピを投稿しようと思っていたのですが、年に1回作るか作らないか、というレシピ、メモも確認せずにうる覚えで買い物をし、材料をを買い間違え、めげてしまいました。
金曜から遠出する予定で買い物をし直し、別物を作っている時間もない。

なので、「ノートXX連続投稿」などというものにこだわって大失敗でインチキなファルソマグロの写真だけ投稿します。
しかもちょっと焦がしてしまい、味もイマイチです。
写真だけなら味がわからないのが幸い。(笑)

ブログの方には載せません。
材料も、作り方も今度ちゃんとした本格ファルソマグロを作った時に改めて書きますので悪しからず。
今度って、、、来年のパスクワかな。。。。


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さて、お祝い事というとそのためのお菓子があるのも常。

イタリアのパスクワを代表するお菓子は卵の形をしたチョコレートかコロンバと呼ばれる鳩の形をしたパネットーネのような焼き菓子が有名です。

ミラノ市ど真ん中ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ二世アーケード内の
老舗パティシェ、マルケージのショーウインドーパスクワの卵(のチョコレート)

パスクワのための卵形チョコレートには中にサプライズが入っています。

だいぶ前になりますが、ある男性が恋人にプロポーズをするためにダイヤモンドの婚約指輪をサプライズで卵形のブラックチョコレートの中に入れてもらいプレゼントしたのに、ミルクチョコレートが好きだった彼女は中にダイヤの指輪が入っていると知らずに、制作したお菓子屋さんに交換に行き、指輪は行方不明、とテレビニュースでまで扱われ大騒ぎになったことがありました。テレビニュースでは見つけた人はお菓子屋さんに出頭するよう呼びかけていました。
結末がどうなったか知らなかったので、今調べてみたら結局指輪は見つかったけれど、二人はこの件で喧嘩別れし結婚はしなかった、ということです。
どっちもどっちですね。(笑)


コロンバ


コロンバと呼ばれる鳩の形(かなり抽象的)をしたパネットーネのようなお菓子
これもパスクワ名物です。

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ではみなさまボーナ・パスクワ=良いイースターをお過ごし下さい。


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