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実は「ギックリ腰」になったら「マッサージ」や「安静」は逆効果です!

ギックリ腰(急性腰痛)の原因は 実に様々です。

日常生活の習慣による筋肉のアンバランス、不意な動作による関節への荷重などの筋骨格などの機能的なストレス、内臓の不具合によるものやすぐに病院で検査しないといけない重篤なのもの、他にも、家族関係、職場関係といった心理社会的ストレスなどが考えられると言われています。

ギックリ腰はドイツでは別名「魔女の一撃」と言われるように、
突然、腰が壊れたような、刺されたような激痛が走り、起き上がることも、歩くこともままならないので、痛みはもちろんですが恐怖も感じてしまいます。

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Googleで検索すると「ギックリ腰の治し方」として、
安静にする、マッサージするなどが出てきます。

実際、痛みで辛いのでなんとかして痛みを改善させたいのもわかりますが、一般的なギックリ腰は「2〜3日」は痛みが続きます。

痛みがあるのであまり動きたくないのもわかりますが、安静にしすぎると回復が遅れてしまうということがわかってきました。
ですので、発症から2~3日後に痛みがやわらいだころから、多少の痛みを我慢して、動かせる部位は積極的に動かすようにしましょう。

また、特に痛みのある患部を強く刺激するようなマッサージは逆に痛みを増加させてしまう場合もありますので注意して下さい。

そして、「腰痛ガイドライン」規定されている以下のような腰痛は特に注意が必要です。

・発症年齢が20歳未満、または50歳以上の腰痛
・時間や活動性に関係の内容痛
・胸部痛
・がん、ステロイド治療、HIVの感染の既往
・栄養不良
・体重減少
・広範囲に及ぶ神経症状
・構築性脊柱変形(円背など)
・発熱

上記のような症状を伴う腰痛を発症した場合は、下記のような疾患が考えられます。
・腰椎の悪性腫瘍や他の臓器がんの腰椎転移
・腰椎の感染症
・腰椎骨折
・解離性大動脈瘤
・強直性脊椎炎
・馬尾症候群

ですので、早めに病院で診断して治療しなければ、 重篤な後遺障害を残したり、疾患によっては命にも関わったりするものもあります。

急性腰痛いわゆるぎっくり腰が発症した場合は、 なるべく早く医療機関を受診されることをお勧めします。






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