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[Day 029-035] Whitehouse / カルチャーショックとハネムーンとバミーと

今週は「ホワイトハウス」に行ってきました。と言っても米国(White House)ではなくて、ジャマイカのホワイトハウス(Whitehouse)という海沿いの街です。建築許可や指導を担当している同僚が現場に連れて行ってくれました。

ジャマイカのカルチャー・ショック Top 10

ジャマイカに来て早1ヶ月。これまでに色んなカルチャー・ショックがありました。カルチャー・ショックには段階があると言われ、今は「ハネムーン期(Honeymoon Stage)」という、目新しいものに魅力を感じ、それまで住んでいたところよりもずっといいと感じる時期(以下サイトから引用)の終盤なのかと思います。

これから次第にジャマイカ生活に染まっていこうとしている今、これまでに体験したカルチャー・ショック Top 10 をまとめてみました。

「チャイナ・マン!」「ミスター・チン!」※中国人の意
通りすがりのジャマイカ人にこのようにチョッカイを出されます。それはもう日常茶飯事に。大人は適当にあしらうにしても、子どもが言ってくるのは切なくなります。ジャマイカは、インド系や中国系などアフリカ系以外の民族が10%弱を占める国で、たしかに中国系の店舗があちらこちらに見かけます。ちなみに鳥取県の人口は、日本の総人口の1%にも届いておりません。

冬でも暖かい、というか暑い
熱帯性気候に属するジャマイカの年間の平均気温は27~32℃。ここ最近は最低気温20℃~最高気温25℃くらいで朝晩が多少肌寒く感じる程度で、日本の初夏くらいの気分です。空港着いて早速ダウンを脱いだのが懐かしいです。

カラフルな服と派手なヘアスタイル
ジャマイカ人のオフィスワーカーは、男性は赤、青、黄などのビビッドなカッターシャツを着こなし、白いシャツは見たことがない気がします。女性はファッションに加えてヘアスタイルまでアフロやドレッドに編込みととにかく派手かつコロコロ変わります。

真夜中のパーティ
首都キングストンだけかと思いましたが、地方のサブラマでもやっぱり夜はダンス・パーティが定番のようで、深夜まで大音量と重低音が響き渡ります。「近所迷惑」という概念がないのか「お互い様」なのか。

クラクション
ジャマイカを走る車は9割方が日本車(中古)で、さらに左側通行なこともあり、車に乗っていると妙な気分になります。車ネタは色々ありますが、ジャマイカ人ドライバーはやたらとクラクションを鳴らします。「先行くぞ!(追越し)」「乗らないか!(タクシー)」「よお!(知合いに)」「ありがとな!(譲り合い)」など。クラクションたちもこんなに鳴らしてもらって喜んでいることでしょう。

カルチャーショック Top 5

続きまして、独断と偏見によるカルチャー・ショックの Top 5 です。

グリル
グリルとは窓や扉などに設置する鉄格子のことで、不安定な治安情勢を象徴するようなアイテムです。他にも塀の上には有刺鉄線や忍び返しが設置されていたりと、閑静な住宅街でも物々しいです。ただ、中にはクモの巣デザインのものなどもあり、面白いデザインのグリルを見つけるのがちょっとした楽しみでもあります。

コーヒーが甘い
カフェなどでコーヒーを普通に注文すると、非常に甘いコーヒーが出てきてしまい、最後まで飲みきれない苦い経験をしました。ブラックが飲みたい場合は、必ずノンシュガーを念押ししましょう。キングストンの「Cafe Blue」はブルーマウンテンが飲めるオシャレなカフェです。

マイペースな店員
ジャマイカのファーストフードと言えば「パティ」が定番で、昼時は客が押し寄せて行列が出来ます。しかし、店員は特段ペースアップするわけでも、かといって増援が来るわけでもありません。これは飲食店に限らず、スーパーのレジとか銀行の窓口も同様の印象です。客も特段苦情を言うわけでもないので、こういったところはジャマイカ人の寛容さに感心します。

ハッピー・フライデー
私はウエストモアランドという地方自治体で活動していますが、毎週金曜日は「ハッピー・フライデー」と言って、定時の17時より1時間早く終業します。初めて教えてもらったときは、何だかちょっと得した気分になりました。TGIF!

ガンジャの香り
ジャマイカでは、大麻(ガンジャ)が日本のタバコのように巷で嗜好されています。街を歩いていてふと異様な香りに出くわして、教えてもらってそれがガンジャの香りだと知り、こんなに身近なことに改めてショックを受けました。ただ、ガンジャは個人の嗜好というだけでなく、ラスタファリズムという宗教的な結びつき、医療用大麻の栽培・輸出といった経済産業との結びつきなど、日本とは背景事情が大きく異なり、日本のモノサシで測るのはナンセンスなのかもしれません。
とはいえ、ジャマイカでは、2015年に危険薬物法(Dangerous Drugs Act)が改定されましたが、大麻が合法化されたわけではありません。また、日本の大麻取締法は、国外における大麻の使用等も処罰対象です。

屋台村

冒頭の現場回りの際に、昼食に連れて行ってもらったのがこの屋台村。道路脇に20軒くらいの店が立ち並んでいます。「日本人だから魚が食いたいだろう!」と言って職員さんの行き着けのお店で出てきたのが、写真の魚の丸揚げ 「Fish and Bammy」。魚には酢とトウガラシが効いたソースがかかっていてサッパリしたお味。バミーとはキャッサバから作られるパンで、モチモチしていてこちらも美味しかったです。
ハネムーン期が終わっても、まだまだジャマイカの魅力を開拓し続けます。


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