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海外協力隊note

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JICA海外協力隊が執筆した記事を綴るマガジンです。
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2019年12月の記事一覧

2019年ラスト!1年を振り返る。

あっという間の1年間。ちょうど1年前は卒業に向けて準備してた頃かなあ~? ん?? しっかりウユニ塩湖でジャンプしてたわ笑 逆立ちもしてたわ笑 そして、まさかの会ったことのない海外協力隊の先輩と合流して、お家に招待してもらった! あのときのカウントダウンは忘れられない。 先輩隊員ということもあり、お話をたくさん聞き刺激をもらった。半年後には私もこうやって現地に馴染んでるのかな~ってワクワクと不安でいっぱいだったなあ。 そして3月までは卒業式に向けて一直線。 だけ

世界のことを知らなければ、世界を変えることはできない。シンプルにそれだけ

協力隊の活動でfacebookページやInstagramアカウントを運営するにあたって、これまでの人生で何か意図を持ってそういったメディアを運用したことがなかったぼくは、この一年ぼくなりに色々勉強した。 いまイケてるメディアをとりあえず眺めて、どんな表現が流行ってるのか、どこが人気の理由なのかを探ろうとした。だいたい読んでないけど、今年は結構な数のメルマガを登録した。だいたい読んでないけど。大事なことなので2回言いました。 いろんなスタイルのメディアがある中で、一番わかり

バナナの話をします。

任地251日目。火曜日。 今日は同僚とともに初めて行く畑を訪問し、夜は明日(12月31日)のミサの聖歌隊の練習に参加してきました。 畑ではバナナの農業組織を訪問。 いや~興味深かった。こうやって自分が食べている物の生産現場に立ち会えるのは本当に幸せなことだと思う。そういうのに興味ある系の人間なんです実は。 整理もしながら簡単に紹介しますね。 今回訪問したのは80ヘクタールのバナナ農園を管理する農業組織。日本にも輸出しています。全部オーガニックです。 バナナの木が身

任国外旅行の旨味が霞むヨルダンの地理的アドバンテージ【JOCV Day168】

2019年も残すところあと1日となった。年末年始に旅行にでかけている隊員は多い一方で、私の配属先をはじめヨルダンには年末ムードは殆ど無い。配属先に関しては12月31日も出勤、1月1日のみ祝日扱いで、1月2日にはまた出勤である。4月末から1ヶ月間続くラマダンと、7月末のイード連休にはどっぷりと休んでやりたいと思っている。 さて青年海外協力隊には任国外旅行制度なるものがある。JICAの規定で定められた国と地域内に限り、年間20日間の旅行を認めるというものである。日本への一時帰国

一瞬で仲良くなるラオスの国民性

日々私はラオス人の優しさに触れて生きている。 ラオスに来て5ヶ月。ビックリしてしまうほど、ラオス人の優しい。そしてウェルカム。 今月末、友達がラオスに来てくれた。家族が来てくれ、2度目の訪問者である。 家族が初めてラオスに来てくれた時、小学校につれていったら、、、 大人気!!子供がすぐに寄ってくる。 これもラオス人の良いところ。言葉が通じなくてもなんでも、そばに来て挨拶してくれる。 子供も人見知りしないし、どんどん話しかける。 なにも知らないところに来たときに、

22.ケニアのスワヒリ語ってブロークンらしいです

今週はケニア隊員のアカネさんをゲストにお招きし、肉食獣が見れる場所と見れない場所がある、ひき肉と卵のケバブ、だんだんとあの味を求めるようになってくる、訓練所での最初のテストの翌日に赤紙が届いた、ホテルがないから外で寝る、ワクチン管理が仕事なんですが、びっくりした鼻水がでた…などアレコレ話しました。※YUKAさん欠席 お便りを募集しています。ご意見・ご感想等どしどしください。 ( https://forms.gle/HexBiwHUycBrmzHG9 ) また #FMもなか で感想をつぶやいてくれても小躍りして喜びます。 エンディング曲Gue「Astra」 ( https://twitter.com/guekyoto_gue )

あんたらはカリブの気候を勘違いしてるのさ

ホリデーシーズンだからなのか、ほぼ毎日大きなクルーズ船が港に停泊している。 たまたま週末に彼らクルーズ船ツーリストのマイクロバスのご一行とバッティングしたことがあって、彼らの定番エクスカーションルートは把握できた。こんなところまで来るんだという驚きと、これじゃ満足感はないしお金も落としてはくれないから、改善の余地も我々視覚障害者協会の参入の余地も大いにあるなと思っていた。 ある日の昼下がり、セキュリティ担当のおじさんとドライブしていた時に何台もの観光客を乗せたタクシーとす

大掃除の終了と私の部屋について

任地250日目。日曜日。 12月29日ですね。刻々と今年の終わりが近づいています。 今週の土日はずっと部屋にこもって洗濯をしたり今年のふりかえりをしたり大掃除をしていました。今日無事にすべて終了。いい感じで新年迎えられそうです。 ところで協力隊員の住居というのは、たぶん知りたい人は知りたいんではないでしょうか。やはり2年暮らす住居というのはなかなか重要でして、私も出発前に住居だけはどんなものか想像したかった記憶があります。 プライベートのものがありすぎて写真がお見せで

植物紹介|シクラメン【JOCV Day167】

ヨルダンの植物を不定期で纏めていく企画で、今回が2回目の投稿となる。初回はサルコポテリウムを取り上げた。 今回取り上げる植物はシクラメンである。学術名は"Cyclamen persicum"と言う。学術名がそのまま一般呼称になっていて、人的には覚えやすいので嬉しい。アラビア語では"بخور مريم"と言う。 篝火花(かがりびばな)という和名もある。「篝火」というキーワードで画像検索をかけてみたが、昔の人がなぜシクラメンを篝火に例えたのかを理解できる感性を私は残念ながら持

布教船の中を案内してもらった話

以前、普通のお客さんといした訪れたLOGOS HOPEの船に、乗船している日本人ボランティアの方にお誘いいただき、船内ツアーをしてもらった。 65ヵ国くらいから約400人の人が船に乗っているらしい。 契約は短いもので3週間からで1年か2年の人が多いのだとか。ぼくは誰でも希望すれば乗船できる(ボランティアになれる)開かれたものだと思っていたのだけど、クリスチャンしか乗れないようだ。 それも彼らは各国の各地の教会から派遣されている人たちらしく、毎月お金をこの船の団体に納めて

[Day 330-336] Reggae Marathon / 「世界一楽しいマラソン」がつなぐ交流(交流編)

あっという間に年の瀬が迫ってきましたが、今月上旬にジャマイカで開催されたレゲエマラソン(Reggae Marathon)とそれに合わせた鳥取県とウェストモアランド県の交流の様子をお届けします。(画像出典:レゲエマラソン親善大使 Iwaoさん Facebook) マラソン交流とは 姉妹提携を結んでいる鳥取県とウェストモアランド県では、互いの地域を代表するマラソン大会が開催されている(鳥取マラソン、レゲエマラソン)ことが縁となり、スポーツ交流の一環として相互のマラソン大会にお

2019年のふりかえりをしてみた

任地249日目。土曜日。 今日は朝から洗濯を終わらせ、今年のふりかえり記事を書いていました。気が付くと5000字。確かに駒ヶ根訓練所から始まって青年海外協力隊の最初の9か月、まとめることなんてなかなかできない。笑 でも、記憶力の薄い、未来妄想型の自分にとってはそうやって1年1年できるだけふりかえって書き留めて、いつか迷ったときの軸になるならそうしたいなと思いました。 僭越ながら超個人的な記事ですが、お時間があればお付き合いください。 最近こそ自分よりの記事になっていま

「クリスマスプレゼントは、電気でした」 旅行で感じた、他のアフリカ諸国とジンバブエの落差。

ジンバブエから、隣国ナミビアへ5日間の旅行をしてきた。 写真は、ナミビアの首都はWindhoek(ウインドフック)。 現地の人は「ウィンドゥック」と言ってるように聞こえた。 ドイツ、南アフリカに支配されていた国。街並みは整っていて、美しい。 公用語は英語、現地語はアフリカンスと呼ばれるものまでいろいろ。 マラウィ、エチオピア、ザンビア、ボツワナ、ナミビア、から隊員が集まって、合計8人で旅行した。 ナミビアは、日本の面積の2倍という広大さで、交通網が全然ない(広すぎて皆あま

2019年下半期|個人的5大ニュース【JOCV Day166】

2019年の7月にヨルダンに来て間もなく半年になる。今年の下半期の大半はヨルダンで過ごしたことになる。今年も間もなく終わるので、過去のnoteも参照しながら、2019年下半期に個人的に印象に残ったニュースをまとめようと思う。 ■ヨルダンで2つのストライキが行われ学校運営が止まる。ヨルダンでの語学訓練が終わり、配属先での活動が始まった9月、ヨルダンの公立学校教員によるストライキが起きた。賃金上げを訴える教員側とそれを拒否する政府側の交渉は1ヶ月にも及んだ。 最終的には教員側