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役者が稽古初日から本番を迎えるまで

こんばんは。
舞台俳優の鍛治本大樹です。
最近では声優をやったり、映像の仕事をやったりもしています。

個人のブログは持っていて、細々と続けているのですが、ブログはこちら
今回、新たな試みとして、舞台の稽古開始から、本番まで、役者として日々、演技や役作りについて考えていること、つまり、創作の過程というか役者の頭の中に特化してみなさんにシェアしよう、と思い立ち、ほったらかしにしていたこのnoteに立ち戻った次第です。

稽古の過程で考えていること、なので作品の内容に触れることもあるかもしれません。過度なネタバレをするつもりはありませんが、観劇するまで全く情報を入れたくないという方が誤って読んでしまうという事故が起きないように、肝心な部分から有料とします。
別にこれで儲けてやろうという気はさらさらありません。
が、儲けてしまった時は(おい)、今後の演劇活動や、演劇の普及活動の何かの足しにさせて頂きます。
ありがとうございます(先にお礼)

家が建てられるといいな(本音が漏れてるぞ)

ただ、正直にいうと、これから書くことは、日頃、稽古場でも話さないし、かなりの失敗や苦々しい思いやら体験、膨大な勉強の時間の結果が凝縮されているものであることは間違いないので、これから演劇を志す人にも少しはもしかしたら、参考になることもあるかもしれません。
そう考えると、缶ジュース1本分で(尾崎豊計算)それが読めるのは、結構お得かもと思ったりもします。

兎にも角にも、役者やりたい人も、ただの興味本位の人も、僕のnote御殿建立に一役買いたい人も、楽しんで読んでいただければ幸いです。

基本的には、稽古があった日に更新します。
では、始めます。

9月12日(月)
『TRIGGER LINE』稽古初日。

顔合わせと読み合わせ。

今回の座組みは、ほとんどの方がはじめまして。
共演経験があるのは、杏実えいかさん、寺内淳志さん。
寺内さんは2本立ての別作品への出演だから、実際のところ共演するのは初めて。

稽古初日というのは、お互いのことがまだよく知れていないので、緊張感が漂う。
ここから1ヶ月ある。焦らず徐々にお互いの関係性を作っていく。

作演出の林田さんから、どういう作品にしたいかの説明の後、早速の読み合わせ。

今回は、台本を事前にもらってはいなかったので、今日、顔合わせの会場で初めて読むことになる。

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