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【公務員試験】 経済学を得点源にしよう! おすすめテキスト・問題集

この記事は、公務員試験で経済学を得点源にしたい方向けの記事です。想定している試験は、国家総合職を含む大卒程度全般です。

筆者について

旧国家1種経済区分上位合格公認会計士試験合格(経済学選択)、経済学検定(ERE)ランクSの実績があります。

また、大手予備校のLEC公務員制作部の経済班に在籍していた際、模擬試験問題の作成、論述模試の採点、テキスト・問題集の編集作業、受講生からの質問への回答等を行っていました。講師の依頼もありましたが、やっていないのはそれくらいですね。

ということで、テキスト・問題集の目利きにはそれなりに自信があります

経済学のウェート

試験によって区々ですが、財政学も含めると一般的には結構なウェートを占めています(国家総合職の経済区分は割愛)。

国家一般職(行政)
16科目中8科目選択、うち経済学は3科目

財務専門官
必須問題として14問
→捨てられない

国税専門官
9科目中4科目選択、うち経済学は2科目

労働基準監督官
36問中28問選択、うち経済学は14問
→捨てられない

東京都I類B(一般方式)事務
記述式10題中3題選択、うち経済学は2題

東京都特別区I類(事務)
55問中40問選択、うち経済学は15問
→経済学を捨てるとかなり苦しい

その他の地方上級(道府県・政令指定都市等)
特別区に近い出題形式が多い

色んな試験の併願を考えるなら、経済学を捨てるとかなり苦しくなるのがお分かりになるかと思います。

それなら、ガッツリ勉強していっそのこと得点源にしてしまいませんか?

経済学って難しくない?

学問としてみると、数学がかなりできる人じゃないと辛いですね。一方で、公務員試験の経済学は、数学的に高度なものは求められていません

簡単な微分の公式を(体で)覚えたら、ほかに覚える計算式自体はそんなに多くありません。解法も類似していることが多いですしね。計算問題の演習を繰り返すだけで、暗記作業みたいなものも少ないです。

あなたがとっつきにくいと思っているなら、大学で使っている教科書のせいかもしれません。学者本の類は、入門レベルでもかなり難解ですからね。

それでは、数学嫌いでも経済学が得意になれるテキスト・問題集をご紹介します。

おすすめテキスト・問題集

巷には説明をできるだけシンプルにしているものが少なくありませんが、これでは本試験レベルの問題がなかなか解けるようになりません。例えばこれ。

https://amzn.to/3tXxWAm

シンプル過ぎて、腹落ちしないまま計算式の暗記に走ってしまうおそれがあります。数問取れれば良いや的な使い方ならともかく、経済学を得意にするならちょっと…ですね。

そこで、おすすめなのが中央経済社の試験攻略入門塾シリーズ(石川秀樹著)

ミクロ
https://amzn.to/3rUWM2h
マクロ
https://amzn.to/2N07FRm
基礎的な問題演習
https://amzn.to/3qv04cl
ミクロ過去問
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マクロ過去問
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とことん丁寧に記述されているので、分かりやすいだけでなく、腹落ち感があります。かと言って入門レベルにとどまらず、国家一般職や地上レベルの本試験問題が実際に解けるようになります。YouTubeの解説動画とリンクしているので、独学が苦手な人でも安心です!

参考として、ミクロのガイダンス動画です。

購入せずとも、全部無料で見られます。

このシリーズできちんと理解できていれば、記述式の試験で困ることもないでしょう。

国家総合職・経済区分は?

個人的には、上記のシリーズで経済理論はカバーできていると思いますが、心配ならスー過去過去問500(総合職)を回すのが良いと思います。

スー過去は、総合職の問題もありますし、一般職・地上レベルでも悪問が平然と掲載されていて、思考訓練としても使えます。

予備校に通わないと無理ということはありません。予備校の内部教材を作成していたので分かります(笑)

計量経済学等、その他の科目についてはこちらをご参照下さい。

おわりに

経済学は計算問題が多く、一度解法をマスターしてしまえば忘れにくいという特徴があります。また、択一試験を前提にすると、法律科目をはじめとした他の文系科目と異なり、曖昧な選択肢が切れないということは少なく、スパッと答えが出せるため、自信を持って解答できます。

得意科目の軸が定まってない方は、経済学を得点源にしてしまいましょう!

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