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【デザインと社会】カンヌライオンズ2023、受賞作品を読んで感じること

こんにちは、共感を作るデザイン会社
梶間です。

腕を磨きあうデザイナー集団の仲間を募る目的で
日々、記事を書いてます。

そんな今日は
カンヌライオンズ2023の受賞作品から見る
日本と、世界の温度の違い
(私が感じた事)を書いてます。


受賞作品(一例)

カンヌライオンズ2023の受賞作品を見て
「USA」「United of Kingdom」の国が目立つなぁ
と思いながら。。。

その一部をご紹介

「ヒップホップの新王者」と称されるケンドリック・ラマーの “ミュージック・ショートフィルム”。ラマー本人と恋人役
テイラー・ペイジによる激しいラップ・バトル(デュエット) をワンカットで撮影した。スラングの応酬で罵り合い、カップルの家庭事情をあからさまにする2人だが、そのリリックにはコロナ禍での暮らしのストレスや政治的分断から人々が受けるプレッシャーなど、米国国内の様々な課題が示唆されている。
制作は2020年。当初は限られた近しい人々のみを対象に劇場で公開した動画
だが、このたびYouTubeなどでも視聴できるようになった。ラマー自身の他2人のディレクターが演出している。

“We Cry Together” - A Short Film (Uncensored)

人々のプライベートな動画の一部を切り取ったカットが次々と映し出される。彼らは皆、笑顔で人生を満喫しているように思える。CMが結末に近づくと、それらのクリップがすべて後に自ら命を絶った人々の最後の映像であることが明かされ、「自殺願望は周囲に分かりにくい」ことが示唆される。メンタルヘルスの課題に取り組む英国の団体「CALM」とテレビ局「ITV」によるキャンペーン。テレビCMのほか、ビルボード広告なども展開している。コロナ禍後に上昇した自殺率の増加に警鐘を鳴らし、語られにくいこの課題への国民的な対話を促すとともに、適切な相談窓口を案内した。


過去8年間で韓国の家庭内暴力は718%増加しているが、警察に通報されるのは2%。要因として、夜害者が加害者と同じ空間にいることが挙げられる。通報できない夜害者を警察はいかにサポートできるか。韓国警察はモールス信号にヒントを得て、夜害者が一言も話すことなく警察に通報できる方法を考案した。
112(韓国の110番)にダイヤルした後、任意の番号を2回タップ(ノック・ノック)するだけで、リンクが送信される。これによって警察は通報者のカメラを通して状況を監視し、位置を追跡できる。キャンペーン開始後に5749件の通報があり、韓国の公式緊急通報に採用されたという。聴覚や発話の障がいを持つ人々のアシストにもなっている。


感じた事:社会に対してのメッセージ性の強さ

受賞作品の説明を読んでると
「社会に対してのメッセージ性の強さ」
を感じずにはいられない!

社会的な意志、思想の表現は
アートの領域と思っていたこともあり
とても感化されました。

比較すると
日本は本当に幸せ、安心、安全で溢れてる!
だから
どうやって楽しくするかのデザインが多い!

それに対して
「USA」「United of Kingdom」の受賞作品は
音楽を通して
「コロナ禍での家庭のストレス、
 社会にたいヒアリンてのプレッシャー」
を歌ったり

フィルムを通して
「自殺願望は周りの人に伝わりづらい」
事を示唆したり

心がちょっと重くなって
眉間にシワがよってしまったけど。。。。。
デザインの力も感じた

デザインの機能の一つである「伝える」の可能性は
奥行きが広い!

日本にいては、
多分描けない表現です。


感じた事:デザインは言葉の代わりになる

過去8年間で韓国の家庭内暴力は718%増加しているが、警察に通報されるのは2%。

そんな課題に対しての
韓国の家庭内暴力を通報する技術!
電話して、タップ2回!

それが、通報の合図(メッセージ)!

言葉でもない、
色もない、音もない
だけとちゃんと伝わる表現!

これもデザインの機能にひとつですね!
心がグッときます。

私の目の前の仕事は
UIやホームページでのお手伝い。

しかし
私が携わってるデザインって
社会問題の解決に役に立つ!

誇らしくなっちゃいますねw

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