一番嫌だった住宅のリフォーム工事

私はまだ経験年数が15年くらいなのでそんなに沢山の現場を経験している訳では無いのですが、嫌だった工事はこれです。

4年前かな?柱と梁だけ残した全面改装です。


軒は腐っていたので切りました。

これ何をしたかと言うと、2階の柱を切って低くしたんです。

なぜこんなことをしたかと言うと、この現場、道路に面していない建物で、物の搬出入が大変なんです。

最初に木材の搬入をした時に、道路に停めて搬入していたのですが、防水屋が怒鳴り混んできました。

道路に行くまでは、3件が持っている通路(横巾約1メートル長さ20メートル)を通らなくてはいけなくて、表にある、防水屋が道路に車を停めて搬出入するのは許さない。お前にはこの通路の三分の一しか持ち分が無いんだから本当は三分の一の巾だけ歩けって言いたいけど俺は優しいから我慢してやってるんだ。うちは商売をしている。うちの前に車を停めて搬出搬入をすることは許さん!と、頭のおかしい事を言うんです。
搬出入する時は現場から約100メートル離れた駐車場に車を停めてそこから持っていかなくてはいけません。

面倒な防水屋なので、、搬入、搬出を出来るだけ少なくしないといけません。


本当は足場を設置して、工事がしたかったのですが、足場をかけたいと言うと、駐車場から足場を持っていくと、私が意地悪をしているみたいだから足場の設置は許さないと言うんです。

本当に面倒でした。

2階の外壁工事は足場が無いので危ないです。なので、少しでも低くして屋根の上で少しでも安全に工事が出来るように天井を下げたんです。
ジャッキを使って支えて柱を15センチずつ切って、下ろして、の繰り返しです。 
途中、少し屋根と柱がずれたりしたので怖かったです。

とにかく、面倒だし大変でした。

道路に面した防水屋は、一般建設業の許可を持っているにも関わらず、道路に看板がはみ出ていました。なので、広島市の建築指導科にクレームを入れておきました。それから何日か経って、看板が切られていたのですが、そもそも、倉庫も道路にはみ出して作られていたし、切られた看板もまだ敷地の境界からはみ出たまま。

ろくでもない防水屋でした。


外部はこんな感じ

外壁は軽いガルバリウムを使いました。窯業系サイディングは重たくて搬入が大変なので選択肢がありませんでした。

この物件、色々と書きたいことがあるのでまた書こうと思います。

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