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大好きな一冊

こんにちは!
突然ですが、みなさんは好きな本はありますか?

世の中にはたくさんの本が溢れています。
僕はそこまでたくさんの本を読むわけではありませんが、読書自体は好きで時間があれば小説からビジネス書まで幅広く本を読んでいます。

その中でも特にお気に入りの大好きな一冊があるので、今回はその本について簡単に紹介したいと思います。

フランス人作家による名作中の名作

僕の大好きな本
それは、フランスの作家であり飛空士でもあったサン=テグジュペリによって書かれた『星の王子さま』

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この本を知らない人はなかなかいないですよね笑
そのくらい世界的に見ても有名な一冊です。

子ども向けに書かれた童話ですが、大人にも響く生き方のエッセンスが詰まっている作品です。

なんとこの本は、1943年にアメリカで発売されてから二百以上の国と地域の言葉で翻訳され、総販売部数一億五千万冊以上というロングベストセラーを記録しました。

すごいとしか言いようがない…笑

そんな一冊に僕は心を奪われたのです。

簡単なあらすじ

まず、星の王子さまと聞いて、主人公はもちろん王子さまだと思いますよね。
いいえ、違います。

主人公は僕(ぼく)なのです。

操縦士のぼくが操る飛行機が壊れてしまい、サハラ砂漠に不時着します。
整備士も乗客もいなく、飲み水は一週間分だけ。

人の住んでいる土地から1000マイル(約1600キロ)離れた土地でぼくは一晩過ごします。
すると翌朝、奇妙な小さな声で目が覚め、目の前に小さな男の子がいました。
話をするうちに、男の子は地球とは違う小さな惑星からやって来た王子であることが判明します。

王子は自分のいた惑星のこと、地球に辿り着くまでに立ち寄った6つの惑星のことを話し、その後は地球での出来事が描かれます。

ぼくと王子の交流の中で、読者は子供の心と一緒に失ってしまった大切なことを知る、もしくは思い出して行きます。

訪れた6つの惑星

自分の星を離れた「王子さま」は地球で「僕」に出会うまでに6つの星を旅してきました。
では、どんな星に訪れたのかそれぞれについて見ていきましょう。

1つ目の星は、「王様」がたった一人で住んでいる星でした。
王様は、王子さまを歓迎します。
しかし王子さまは、自分の権威を守ることしか考えていない王様のことが理解できません。

2つ目の星では、「大物気どりの男(うぬぼれや)」が一人で住んでいました。
男は自分以外の人は「自分を称賛する存在」だと思っています。
とにもかくにも褒めてほしがる男に、王子さまは肩をすくめ星をあとにします。

3つ目の星は、「酒びたりの男」が一人で住む星でした。
男は自分が酒びたりになっていることを恥じ、恥じていることをも忘れるために酒を飲んでいました。
そんな男を見て、王子さまはただただ困惑するばかり。

4つ目の星は、「実業家」の星でした。
彼は自分を有能だと信じ、星を「数え」、「所有する」ことだけを考えていました。
彼と自分の考え方が違うことを告げると、王子さまは旅を続けます。

5つ目の星は、それまで王子さまが訪れた中で一番小さな星でした。
その星には、1本のガス灯とそのガス灯を守る「点灯人」が一人住んでいました。
誰かのためにガス灯を守る点灯人の性格は、それまでの4人とは違うと感じた王子さまでしたが、旅を続けることを決めます。

6つ目の大きな星には、「地理学者」のおじいさんが一人で住んでいました。
自分では探検せず、報告をまとめるだけのおじいさんにがっかりする王子さま。
しかし、話をする中で王子さまは自分の星と残してきたバラの事を考えるのでした。

そしていよいよ、おじいさんに紹介してもらった地球を訪れることにします。

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この先は実際にご自分で読んでみてください。
読むのがめんどくさい!って言う面倒くさがりやのあなたは、ネットで調べればあらすじが出てくると思うのでそちらをご覧ください笑

名言の数々

星の王子さまには数々の心打たれる名言が登場します。
その中でも特に有名な2つの名言を紹介します。

「君が時間をかけて育てたからこそ、そのバラは大切なんだよ」

砂漠で星の王子さまと出会ったキツネが、王子さまに、置き去りにしてきたバラとの繋がりを思い出させるために教えてくれた言葉です。
王子さまは自分の星に残してきた一輪のバラこそが世界で唯一美しいものだと思っていました。
しかし、地球にはそれと同じようなバラがたくさん咲いていたのです。
その現実に戸惑い泣きじゃくる王子さまにキツネが、本当に大切なことは何かを伝える言葉です。

「かんじんなことは、目に見えないんだよ」

星の王子さまと言えば、このセリフというくらい有名なセリフです。
この名言もキツネが王子さまに対して教えてくれた言葉です。
人はついつい損得で物事を見てしまいがちですよね。
しかし、本当に大切なものは目に見えない。
人と人、人と動物、人と花、それぞれの間に生まれた絆も、目に見えるものではないのです。


このように、星の王子さまはたかが一冊の本です。
しかし、その本から普段僕たちが忘れかけていたことを思い出させ、改めてその大切さに気づかさせてもらえます。
なので、今まであまり本を読んでこなかった人にもぜひ読んでもらいたい一冊です。


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