見出し画像

激動のパレスチナの今に想いを馳せる

10/7の報道から不安は募るばかりだったが、これらの出来事を全く発信できなかったのは、こんなことはイスパレ問題に関わりだして20年近くで初めてだったからとでも言っておく。

これまでも嫌と言うほど見聞きしてきたパレスチナ・イスラエル紛争のBAD news。もはや1948年のイスラエル建国から今日まで毎日のように殺戮が繰り返されてきたゆえにnewsにもならない(特にこの日本では)ほどだったのに、イスラエルのネタニアフ首相による「これまでにない報復を受けることになるだろう」という記事を見てゾッとして思考停止した。

報道の真意

そもそも僕がパレスチナ・イスラエル問題を認識し始めたころの印象は、とにかく「パレスチナの過激派によるテロとイスラエル軍の攻防」だったが、はっきりとこの問題を捉えた20年前にはその印象も真逆になった。これらは日本とイスラエルの同盟関係から来ており、どうしても「こちら側」として加害の報道よりも被害の報道のほうが大きくなるという点だ。

現に今回はイスラエル大使なども日本に協力を呼び掛けている。
また最も驚いたのが軍を持たないパレスチナ・ハマスの攻撃によるイスラエルの負傷者の数だ。
ここ数十年の間でもせいぜいロケット弾しかもってなかったパレスチナ側ハマスの攻撃も10人から20人程度だったのに対し、今回は1000人近くのイスラエル人が亡くなっているという。その報復としてのイスラエル軍によるガザ地区空爆はいつものことながら一般市民を大きく巻き込む被害ぶりでこれまた1000人近くの人が亡くなっているとのこと。
現在世界一実戦経験のあるちゅとう最強・難攻不落のイスラエル軍に対し、人質をとったハマスもテロリスト扱いされてもおかしくない強行手段をとれてしまった。これまで全く相手にならなかった紛争も、ここまで大きくなると身の毛がよだつ。

詳しくはこれまで沢山の学びを教えていただいた中東専門家:高橋和夫さんの動画でも確認してみたい。

https://www.youtube.com/watch?v=wec8xCEC2AI

俺の中のパレスチナ

すぐさまゴラン高原近くに住む兄弟分に連絡すると涙を流すスタンプのみ返ってきた。つい数か月前に攻撃されたときも、電話はすれ違ったまま連絡はとれていなかったものの生存確認は何とか取れた。かといってパレスチナびいきなわけでもない。イスラエルでも紛争に反対するたくさんの友人がいる。

俺にセカイを教えてくれたのがこの「世界の縮図」パレスチナ問題。
こんな理不尽がまかり通っていいのかと何度も憤り、天を仰いだ。

これは今生きているすべての大人たちの問題。特にイスラエルとズブズブな日本は無意識のうちに生活全般から加害国として関わっているので特に外せないだろう。
なぜここまで殺戮国家と仲良くいれるのかはアパルトヘイト時の名誉白人と呼ばれた日本ならではの利権にまみれた関係である。

だからこそこういった問題が未だに理解を得れないでいる現実がある。だからどこ行ってもこの問題を伝え続けている。

共存に向けて

とにかく1947年からこれまで続くパレスチナとイスラエルの諦められてしまった問題にどう向き合うかだ。こうしている間にも勿論激化しているだろう現地を思うと胸が痛い。痛すぎる。どこかで赦しあうことなくしてこの問題の解決は在り得ない。

でもってこれスゲーな。
超正統派ユダヤ教ラビのエルハナン・ベック師「ユダヤ人として、私たちは海から陸に至るすべてのパレスチナの土地をパレスチナの人々に返還し、イスラエル国家を平和的に廃止することを要求します」

イスラエルが出て行かないまでしても、とにかく共存。

これが出来るのなら何でもしたい。
笑われるかもしれないけど、これはそれくらい俺の夢。
取り急ぎ、いろんな情報飛び交う中で胸の内を明かす。

一刻も早く、戦火の灯が絶えることを祈って。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?