見出し画像

【ケアマネ】利用者との距離感と信頼!

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回はケアマネジャー(以下:ケアマネ)の支援における「距離感と信頼について」書いてみたいと思います。

私の職場では毎週事例検討会を行っています。
そんな中、とある事例について皆で話し合いをしている時に「考え続けなければならないな」と感じた気づきがあったのでシェアします。

あくまで私見です。ご参考になれば嬉しいです。

この記事は
・(新人)ケアマネさん
・家族介護者さん
・介護サービス従事者さん

の参考になるように書いていきます。


これまでの理想の支援方法は?


私が考えるケアマネの理想的な支援方法は「誰が担当しても同じように支援が出来る」ということでした。

誰が担当しても同じように支援できるだけの「知識や技術」をケアマネ一人一人が持ち、かつ利用者に特別な対応をすることなく「ケアマネ」がやるべき支援を行うことで誰が担当しても同じように支援が出来ると考えていました。

利用者とケアマネという関係に「ある一定の距離感」を保つことがケアマネジメントには必要だと思っていたのです。

今でも「一定の距離感を保つ」ことに大きな間違いはないと思っています。ただ、これからの時代はそれだけでは足りないのではないかという考えが先日の事例検討の際に頭をよぎりました。


距離感を感じさせずに信頼を得る必要がある。


距離感を保つ=依存させない

私は常々「距離感は大切だよ」ということを事業所の同僚に言い続けてきました。

距離感を間違えると依存を生み、担当が代わった途端に「○○さんはやってくれたのに!」という言葉が確実に利用者の口から発せられる。そうなれば、ケアマネとして真っ当な仕事をしようとした現任が悪者になり兼ねない。それは防ぎたい。という想いからそう言っていました。

ただ、先日の事例検討の利用者は距離感を保ちつつ話をしても全く聞き入れない。さらに、距離感を間違えては「○○さんはやってくれたのに」と言いそうなタイプであることは同僚全員が感じていることでもありました。

距離感は大切。でも距離感を保ったままでは利用者から信頼は得られそうもない。どうするか?

それを掘り下げる検討会となり、自分自身初心に帰ると共にこれからの時代は距離感を保ちつつも、信頼を得た上で利用者へ伝えるべきことを伝えてマネジメントをする技術が必要になると感じました。

私が出した答えは…。


信頼を得るために必要な3つのこと


ケアマネがケアマネとして適切な距離感を保ちつつ利用者にアプローチをかける為に必要なことは信頼を得ること。

では、その信頼を得る為にはどうしたら良いか。

私が考えた信頼を得る方法は
①時間を掛けて話を聴く
②自分の意見として伝えない
③本人の口から答えを導き出す

の3つです。一つ一つ解説します。

①時間を掛けて話を聴く
人は自分の話を聴いてくれる人に好意を抱くと思います。まずは利用者の話を聴くことに専念します。決して過去の利用者と照らし合わせてパターン化せず、目の前の利用者の話をただ一生懸命に聴く。

そうすることで信頼を得るきっかけ作りになると思います。

②自分の意見として伝えない
人に意見を言われることが好きな人はあまりいません。ただ、世間一般の意見や大多数の人が良いと言っているものなどには興味を示す人も多いのではないでしょうか?その心理を利用して、自分の意見ではなく「テレビでやっていた」や「本に書いてあった」などと前置きをした上で伝えたいことを伝える。

ケアマネの意見としてはあえて伝えないことも信頼を得る為には必要かもしれません。

③本人の口から答えを導き出す
言わされたと思うと後々に文句に変わる人は少なくないと思います。これも心理として理解できます。如何に利用者自らやるべきことを口に出して言えるように導くか。

「誘導された」と感じては信頼に変わる事はありません。


まとめ


平等を保つために一定の距離感は必要ですがそれではなかなか信頼を得ることが出来ないという難しさもあります。

今回書いた「信頼を得る方法」はあくまで現段階での私の考えで、今後も常に考え続けてブラッシュアップする必要があると思っています。

もし、読んでくださっている皆様も「私はこうしてるよ」とか「こんな対応をされたことが嬉しくてそれ以来絶対の信頼を寄せてる人がいるよ」とかご意見あればコメント頂けると嬉しいです。

今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。

この記事を読んで「良かったよ」という方は是非「良いね💓」お願いします。また、良かったらフォローもお願いします。励みになります。

今日はこの辺で。

宜しければサポートをお願いします!頂いたサポートは私のクリエイターとしての活動費に充てさせて頂きます!一層のヤル気に繋がること間違いなしです!