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【振り返り】私のケアマネ1年目!

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は自分自身の振り返りをしたいと思います。

ケアマネジャー(以下:ケアマネ)になってすぐはどんな気持ちだったかな?思い出しながら書いていきたいと思います。

私がケアマネとして働き始めたのは11年前。20代最後の年でした。

ケアマネになろうと思った理由は、それまで訪問入浴のオペレーター(運転したり入浴の準備や看護師・介護士の補助役)を6年続けてきて、利用者と接することが出来るのは1件につきほんの数分。

もっと色々な人の人生を見てみたい。もっと高齢者と長く話をしてみたい。

と思っていたのが一番の理由。他には体力的にきつくなる前に相談支援に移りたいという気持ちもありました。

そんなこんなでケアマネとして働き始めるのですが…。

今日の記事は
・新人ケアマネさん
の参考になるように書いていきます。


戸惑い・緊張の連続


そもそも、私は超がつくほどの人見知り。何より「話」を振るのもするのも下手くそだし人と仲良くなるのにすごく時間を要するタイプです。

この点は今もさほど変わりないのですが、ケアマネになった当初はこの点に一番悩まされました。

利用者さん・ご家族を前にして「何話せばいいの?」となり、表情が強張ったまま当時の管理者が引き継ぎの為に同席して利用者と話をしている横で黙々とメモを取ることしか出来ませんでした。

ちょっと頭を使えばわかることですが、訪問入浴って3マンセルなんです。常に3人なので、誰かが話を振ればそれで1時間なんてあっという間に過ぎてしまいます。

思い返すと私はほとんど看護師や介護士が話してるところに合いの手を打つ程度…。利用者・家族とまともに話をしたことがなかったのです。

なので、利用者宅へ訪問してモニタリングをまともに取れるようになるまでまず時間が掛かりました。そもそもモニタリングの意味すらはっきりとわかってはいませんでした。

同行訪問は初めの一月目しかありません。二月目からはもちろん一人で訪問しました。

今思い返すと本当に利用者・家族に助けて頂いていたと思います。

モニタリングすら理解していないので、ただお茶飲みして帰ってくるようなことも正直ありました。今の私では考えられないことですが…。

ではどのようにして11年をかけて変化したのか。


医療職に揉まれ危機感を覚える


私の勤める事業所は、病院が母体なので医療職と接する機会が他の居宅介護支援事業所よりも格段に多いと思います。

そんな中、ケアマネとしても人間としても若い(20代後半なのでいい歳ですが…)者が、知識もやる気も大してないと知られた時の医療職はマジで怖いです。

近隣の通所リハの管理者(看護師)からは毎回理不尽な電話が掛かってきたり、リハ専門職には質問しても軽くあしらわれ、事業所の管理者も私には厳しく「自分で考えてやれ」と言わんばかりの態度…。

ケアマネ1年目は本当に苦しかったです。

でもそれもこれも自分が招いていることだと考えを切り替えたのが功を奏しました。

分からないことは素直に聞く。知らないことは他事業所の人にでも聞く。特に医療については他事業所の訪問看護の管理者の方には大変お世話になりました。

病院からの退院支援などではここぞとばかりに、リハ職が何をしているのか?なぜそう考えるのか?どうしてそれが必要なのか?とかく目で見て耳で聞いて分からなければ調べるを繰り返しました。

不器用で頭の悪い私は、質問の仕方すらもわからないので自らの五感と振り返りだけで知識を深めていきました。

そして、以前にも記事にしましたが事業所の母体である病院の院長先生からの指導も今の私の糧になっています。


経験しないとわからない。


ここまで書いてみて、一番思うところは「経験しないと理解も納得も難しい」です。

私は介護支援専門員実務研修を受けても全く理解が出来ませんでした。正直受講している時は「シュミレーションとか何のためにやるんだよ。意味がわからない。嫌いだな~この研修」とかそんな事ばかり考えながら受講していました。

そりゃ身に付きませんよね…。でも研修なんて決められてやるものじゃなくて自ら受けに行ってこそ本当に身になると思います。

だからこそ私はケアマネの実務研修以外(更新研修・主任ケアマネ研修)は無くなれば良いのにと思っている派です。

っと話が脱線しそうなので戻しますね。

新人ケアマネさんにはまず経験することを嫌がらないで欲しいと思います。誰でも初めての経験は怖いです。でも、そこを続けて10回100回1000回と続けていくと絶対に出来るようになります。

これほど出来の悪かった私でも、定期訪問はもちろん、新規対応から担当者会議、癖の強い利用者・家族の対応まで今では出来ないことはありません。

何より一番の先生は「利用者」です。利用者がケアマネジメントを教えてくださいます。その教えを次の利用者に繋げていく。そうしてブラッシュアップされると私は思います。

だからと言ってそれに甘えてはダメです。努力するからこそ利用者は未熟なケアマネでも先生になって教えてくれます。ただやる気のない出来の悪いケアマネならばベテランに交代してもらった方がいいので。

少し厳しい言い方ですみません。


まとめ


これまで私も色々なケアマネを見てきました。

何年続けても成長してないな~と思うケアマネも少なからずいます。

そういう人は決まって「勉強しよう」という意欲がありません。ただ何となく仕事をしている。そして経験だけ積まれていく…。

私の記事をここまで読んでくださった方は絶対にそんなケアマネにはならないと思います。なぜなら勉強熱心な方しか私のこんな記事をここまで読まないから(笑)

私はせっかくケアマネとして仕事をするなら、利用者・家族、事業所や地域にまで何かしら「価値」を提供できるケアマネになっていきたいと思います。皆さんはいかがですか?

今日はかなり長くなりましたが、最後まで読んで頂いて本当にありがとうございます。こうして介護やケアマネに関わることを発信していきますのでこれからもどうぞよろしくお願いします。

一緒に知識を深めて、介護業界を盛り上げましょう!!!

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今日はこの辺で。

ではまた!!

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