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ケアマネ実務研修を通して思うこと

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今月私はケアマネ実務研修の現場実習の指導を受け持っています。

ケアマネ実務研修とは「介護支援専門員実務研修」のことで、ケアマネの試験に合格した方が一番初めに受ける研修です。

ケアマネは試験に合格しただけでは実務に就くことが出来ず、必ず実務研修を受ける必要があります。

私はケアマネ資格の「更新研修」には反対派ですが「実務研修」は今後も必要だと思っています。

何故なら「実務研修」を受けることで、より実践的な知識が身に付くと感じるからです。

実務は「実際に仕事をし始めてから理解すればいいでしょ?」というわけにはいきません。

ケアマネの仕事の一連の流れは少なくとも知っておく必要があります。何故ならケアマネは基本的に誰かと一緒に仕事を進めることがないからです。

ケアマネが複数名いる事業所であれば、事務所で質問することや一緒に支援を考えて貰うことは出来ると思います。

でも利用者宅への訪問や調整、ケアプラン作成からサービス担当者会議の進行などなどすべて一人で行うことになります。

新人さんに一定期間付きっきりで指導するという事業所もあるかもしれませんが、一般的にはそのような事業所の方が少ないです。

だからこそケアマネとして実務を始める前に一定レベルの知識の獲得とOJTを踏まえた「実務研修」は必要だと私は思います。

何より指導させて頂く側の「主任ケアマネ(主任介護支援専門員)」にとってもメリットは多いです。

「当たり前」になっていることに気づけたり、自分自身の仕事や考え方を見直す機会にも繋がります。

学びはインプットしたことをアウトプットすることでさらに深まります。

そう考えると「実務研修」は指導者である主任ケアマネの方が学びが大きいのかもしれません。

「研修」を受ける側の新人ケアマネの皆さんは3日間にわたる実務研修はとても緊張することと思います。

慣れない環境で初めてあった研修指導者と初めての利用者宅に伺ったり、学んだことをその日のうちに文章化したりと気の休まる時間がありません。

ハードな3日間になりますが、後々きっと経験として役に立つ日が来ると思います。

そして、せっかくそこまでして取る資格なので「実務研修」が修了したら実際にケアマネとして働いてくださると嬉しいです。

ケアマネの資格は持っているけどケアマネとして働いていない方は約50万人強もいます。

「ケアマネ不足」は深刻です。

ぜひヤル気のあるケアマネが一人でも増えることを同じケアマネとして願っています。

さて私も残り2日間の「実務研修」で実習生の方が少しでも多くの学びを持ち帰れるように気合を入れて指導させて頂こうと思います。

今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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