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アラサーになった芋坊主が茶髪にしてみたらこうなった

26歳で初めて髪を染めました。
動機はシンプルで「そうしたらなんかカッコいいと思ったから」。
後、その時周りにいたのが頑張れば頑張るだけ褒めてくれる人達だったからです。
それまで僕は「髪を染めるのはチャラついたナンパな奴がすることで、自分には関係のないこと」だと思ってました。
高校の真面目な同期達が大学に入ってから正当なお洒落の一環として髪を染めてもその信念を変えませんでした。ダメな感じのこじらせです。

おまけに僕は自分の見た目が大嫌いで酷い時は鏡を見るたびに吐き気を催すほどでした。
そんな価値観と心の下で生き続けて迎えた25歳。僕はこんな見た目になっていました。

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今は笑って流せますが、中々にインパクトがあります。友人に見せるとかなりビックリされます。

この状態から髪を染めて果たして何がどう変わったかお話していきたいと思います。

1. シンプルに「見た目」

もったいぶっててもしょうがないのでまずは変化後の写真を。
先に見せた芋坊主状態から髪を染め、コンタクトを入れてダイエットもしたおよそ一年半後の写真がこれです。


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(亀山 遙さんに撮影いただきました!)

だいぶファンシーな一枚ですが、お気に入りです。
こうして比べると我ながら別人みたいだなぁと。
今では髪は必ずセットする様になりましたし、メンズメイクもちょっと勉強したりもしてます。
周りからの評判も良いので頑張って良かったなぁと思います。

2. カッコよくなりたい欲こと「美意識」

髪を染めると決心した時、そして実際に染めた時に自分の中で何かが動き出す感触がありました。
美容院に行ったその足で眼科に向かいコンタクトを処方してもらったのを覚えています。

おそらくそれは二十年以上抑え込め続けていた「カッコよくなりたい欲」でしょう。

そこからはカッコよくなりたい一心で、ダイエットのため当時からやっていた筋トレに一層打ち込んでいったと思います。

その後も美容院に行き、自分に似合う髪色を模索していきました。

そして先にもちょっと触れたメイク、これも勉強してみて良かったなと思います。
自分がやってることは本当に簡単なものなのですが、それでも女性がどんな思いでメイクをしているか想像を及ばせるには十分過ぎるきっかけになりました。

「メイクくらいどうでもいいじゃん」

とか言う男には決してなるまいと誓いました。

3. 自分を愛すること

いきなりクサい副題になってしまいましたがこれも大事です。
自己投資をして自身をより良い状態に持っていくのは、間違いなく真っ直ぐな自分への愛だと思います。

あと、髪を染めることで自分が明るい髪色向きの髪質であることを知りました。
「鳥の巣みたいな天パ」と馬鹿にされてたこともあったんですが(坊主はそれを隠すため)、今は美容師さんも羨むパーマいらずの髪として誇りにしています。

こうしたことも、よくよく考えてみればシンプルなことです。

お花を育てるんだったらしっかり水をあげて「綺麗に咲くんだよー」と声をかけたりするもんです。(ベタ?)
ですが、「自分」という生き物は文字通り常に一緒にいる生き物なので、距離感がつかめず、そんな簡単なことも分からなくなってしまいます

自分のために真っ直ぐ理想を抱いてそのための道をひたすら進む。

「お腹が空いたのでラーメン屋に行って、トンコツ醤油ラーメンを注文する」

くらいシンプルなことのはずなのに、それに気づくのに二十年以上もかかりました。

4. どんなストーリーの下で生きるか

唐突ですが、僕は身長157cmです。
一部の人からすれば、

「いや、カッコよくなっても無駄やんけwwwクソチビ乙www」

という言葉がでてくるかも知れません。

こういう言葉が先回りで浮かぶ価値観というものが、芋眼鏡の自分を作り出していました。
身長以外にも僕には色々つっつかれそうな弱点があります。不登校や引きこもりも経験していますし、実家は母子家庭です。
まだまだありますが、大事なのはそこじゃないので割愛します。

つまりは、惨めだと感じる価値観の下で生きれば人は本当に惨めになるということです。

人は望むものにしかなれません

26歳になって周りの後押しで変わった先の景色で、ようやくそれを理解しました。

今だって、コンプレックスからダメージを負うことはあります。
でもだからといって、それだけで「人生が終わり」だなんて価値観の下で生きてやる義理はこれっぽっちもありません。

僕は幸せになりたいのでハッピーエンドの喜劇を生きていきます。

「そんなこと言ったって自分は◯◯だし…」

「あんたはたまたま運が良かっただけでしょ」


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その気持ちは痛いほど分かりますが、
それでも変わろうと思えるかはあなた次第だと思います。

ここまでお読み下さりありがとうございます。

変わるきっかけにも触れているマガジン、「ボイトレしたら人生変わった」も良かったらチェックしてね。


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