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靴下は「履く」のではなく「履かせる」:義足

先日、義足ユーザーの方とお話しする機会がありました。
そこで、以前から気になっていた靴下のことについてお聞きしました。

靴下は義足であっても履くのか。
面倒であれば履かない人もいるのか。
わたしたちと異なる感覚はあるのか。
何かデザインに繋がることはないかと考えながら、
いくつかお話しさせていただきました。

その話の中で一番驚いたことが、
義足は靴下を「履かない」ことでした。
正確には、義足側の足は、
義足に靴下を履かせるという感覚であるそうなのです。

話をしているなかで、私は文章の節々で、
靴下を「履く」と表現しながら会話をしていました。
すると、
義足ユーザーの方がむず痒そうに口を開き、
「靴下を履くっていう感じじゃないんですよね、靴下は「履かせる」感覚なんです」
と伝えてくださり、大いに驚きました。

確かに、いくら自分の普段使用している足の代わりであるとはいえ、
身体とは異なる人工物であることを再認識した事柄でした。
義足を上手に扱う方々は、健脚の方と遜色ないような動きをされるので、
驚きの発見でした!!

靴下に関しては基本的に義足であっても履く方が多いそうです。
汗はかかないものの、靴を履いた時履きやすく安定して滑りにくいことが理由のようでした。

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