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2023年10月の読書記録まとめ

みなさんこんにちは! 旅狼かいとです。

今回は2023年10月で読んだ本をまとめていきます!

といっても、10月に読めた本は、、まさかの1冊…! 添乗員の仕事が立て込み、そもそも日本にいる期間がほとんどなかったり、その準備やらで移動時間の読書の時間が確保できなかったり、読んでいる本がなかなかの長編ということで、こんな結果となってしまいました。

まぁこういう月もあるよね、ということで、今回はその1冊と、11月3日に読み終えた一冊(ほぼ10月と言えるよね!笑)の計2冊をご紹介していきます! なかなか時間がかかったからこそ、骨のある2冊になっていますよ!

先月の読書記録


①処刑台広場の女(Gallows Court)

正直な感想は、「こういう感じなのか〜」というかんじ。これはネガティブな意味の方が強い。最後の結末も、こういう感じなのか、というかんじ。笑

出会いのきっかけは完全にジャケ買い・タイトル買いの出会い。「買わなければよかった」というレベルではないが、物語として面白かった、というよりは、一部のキャラがとても魅力的だった、という印象(登場人物自体は多く、しかも中途半端に登場する人が多く、かつなぜか妙に名前が似ているせいで、誰が誰だか覚えられないのはとても読みにくかったが…)。

そういう意味では、そして物語の中身的にも、これはミステリ、ではない。少なくとも、刑事が事件を追う、とか、探偵vs犯罪者、みたいなみんなが思い描く「ミステリ」ではない。事件を解決する、という感じではなく、謎を追う、という感じ。サスペンスの方が近いのではないかな。しかもそれが、なんだかマンガやドラマ、アニメを彷彿とさせた。アニメ化したらおもしろんじゃないかな〜と。

ともあれ、帯やタイトル、表紙の仰々しさは結構見せかけだなぁとは思ってしまった。日本語のレビューでは、”チープ”という表現が多々見られるが、確かにその通りピッタリだ、と感じてしまった。

イギリスでの評価は高いようだけど、少なくとも日本語のこの本は万人うけはしないと思うし、評価分かれることになるだろう作品だとは思う。

おすすめ度:★★★☆☆

作者:マーティン・エドワーズ(Martin Edwards)


②Think clearly

2度目の読了だが、やはりこの本ならではの視点、指摘が面白い。かなり現実的な指摘が多く、心の内的な成功を目指すことの強調が強い。そういう意味では、世の中に出回っている”ギラギラした”ビジネス本や自己啓発本、やりたいことや夢を強調するものとは、真逆に近い思考を行っているとも言える。だからこそ記載されている52章の項目のどれもが刺さるし、重みがある。この人が本心で言っているのだろう、語っているのだろうということが伝わる(訳者が上手いのかもしれないが)。

今まで色々な自己啓発本やビジネス書を読んできた人も、この本を読むと、違った視点を得られると思うし、その時に、仮に「なんだこの本は」と感じたとしても、「こういう視点もあるのか」と柔軟に読むことがとても重要だと思うし、そういう柔軟な思考を持ち合わせることもまた、この本の指摘の一つ。凝り固まった思考をほぐすために、ちょうど良い本だと感じたし、ほぐす練習にもなるのではないかと思う。自分はロルフ・ドベリさんの考え方がしっくりきたし、なるほど、と感じることも多かった。あとはそこから行動に移す、ということだよね、結局。

おすすめ度:★★★★★

作者:ロルフ・ドベリ(Rolf Dobelli)

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