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やばい海外インターンの話pt.5

3月1日 完全回復

症状は完全に落ち着きました。でも数週間もの間、未知の病にに侵された体重は6kg程落ちていました。

1日の朝イチに病院に向かうと先生から「完治したから帰れ」とお告げを頂き晴れて自由の身になりました。そしてANAを使って、4日に帰国する運びとなりました。就労ビザは後1か月余り残ってましたが、当時は一刻も早くミャンマーから脱出したかったので、帰国する事に。

そしてここから怒涛の復讐劇がスタートします。長時間労働と闘病生活という早死に2点セットから解放された為、この憎きミャンマーという国で、一発ぶちかましてから帰国してやろうと考えてました。(良い意味で)(観光)

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完治記念に病院内で撮影・50kgまで落ちたヒョロガリ

3月1日 タバコ全種類購入

ミャンマーを象徴する世界遺産のシュエダゴン・パゴダには日曜日が休みだった日に実は行ってました。観光らしい観光は一日しかしていないんですが、観光はさて置き、絶賛ヤニカスの私は、タバコを吸いたくて仕方なかったです。流石に闘病中は吸ってませんでした。でも食後に一日1、2本くらい吸ってました。すいません。

ミャンマーは日本と違って驚くほどタバコが安価なので、ヤニカスの私は歓喜に沸いてました。なら全種類買ってやるかと思いついて、マーケットプレイスという日本でいう成城石井みたいなスーパーでタバコを大人買い。

国産のやっすいタバコ(日本でいうわかばやエコー)は30円で購入できます。ミャンマーでは高級タバコと位置付けられるメイドインジャパンのメビウスもあります。メビウスは120円くらいです。オプションはブルーベリーだけでした。。ミャンマーの平均月収は2~3万なので高級品です。あとWinstonもあります。Winstonはミャンマーにかなり力を入れてるみたいで、かなりの種類がありました。

大体10種類くらい購入して、結局メビウスに辿り着く事に。帰国日も近く、残りの9種類はホテルのガードとドアマンにプレゼントしました。

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ミャンマーのタバコってヤニカスは毎日ハッピーな料金設定です。

3月2日 アトラスバーへ

アトラスバーというルーフトップバーがあるとのことで、行ってみる事に。

めちゃくちゃイケてるバーで、18のガキには似合わなかったと思います。値段もミャンマー物価じゃなくて、治外法権な物価なので、客は外国人オンリーでした。電子メニュー化されてて、ワインかカクテル、シャンパンとか種類豊富でした。ビールを頼みました。たしか、ビールは5倍くらいの価格でした。

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生バンドの演奏と夕焼けに沈むシュエダゴン・パゴダを見て、ミャンマーにきて何も成し遂げられなかった苦い思い出に浸る様な性格ではないので、「早く日本帰りてえな」とただ思ってました。因みにビールは嫌いなので無理やり飲み干しました。

3月3日 ダウンタウンの雑踏をかき分けて

帰国最終日。私は飛行機を逃したくないので、空港近くのホテルへ移動することにしました。それまでは、ダウンタウンを散歩することに。

3日の朝、ジムに行きました。そこで、クレヨンしんちゃんの漫画を読んでるホテルマンと日本トークで仲良くなりました。日本が大好きみたいで、数年後日本へホテルマンとして渡航したいと夢を語ってました。そんな彼にレトルト味噌汁を差し入れしたら喜んでくれて嬉しかったです。で、朝ごはんのバイキング料金を彼に払う際に、キャッシュがなくなってしまった事を伝え、カード決済する事に。

言われるがままカードリーダーにカードを指しました。「please enter your PIN」と彼に言われたんですが、「※※※※」と、自分の暗証番号を口頭で彼にお伝えしてしまい、爆笑を巻き起こす事に。「何笑ってんだこいつ」と思いましたが、彼とその同僚が自分の番号を入力して、「I very glad thanks trust me」と言われて、自分もニコニコでその場を去りました。

そのあと自分の過ちに気づいて、危機管理能力のなさを痛感しました。

ちょっと体を動かしてダウンタウンへ向かう事に。ダウンタウンは職場と宿の往復だけ。ヤンゴン来てダウンタウン散歩しないのはフェイク野郎なんです。ミャンマーの心臓部と言っても過言ではない、ミャンマー人の日常が垣間見える場所なんです。

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ポルシェ仕様のコペン

ミャンマーってホントに日本車しか走ってないんです。9割が日本車で残りの1割は大使館関係者の自国車か大金持ちのスーパーカー。で、ミャンマーで走るタクシーの10割は日本では営業車でお馴染みのトヨタのプロボックスか日産のADバンです。ミャンマーって右側通行なので、本来ならば逆ハンドルの方が事故は防げるのに日本車の中古輸入が止まらないみたいです。

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市民バスとして第二の人生を歩む日本の軽トラ

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 震度5くらいの地震きたら100%倒壊するダウンタウンの建物。

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ダウンタウンに住む野犬のベスト"ショット"

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個人的ベストショット 

鳩に餌あげるお坊さんとその鳩を真横で追い払うおばちゃん。

ダウンタウンにミャンマーとヤンゴンの魅力が詰まってるって思いました。この復讐の3日間(観光)でミャンマーって凄くいい所で、このカオスさに愛着が湧いてきてしまって、何だか帰りたくないなぁって最終日にして思ってしまいました。この辺からミャンマー愛の片鱗が。。。

次回最終回です。果たして無事に日本に帰る事はできるのか。乞うご期待。

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