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【対話と洞察】対話から生まれるインスピレーション【#1】

はじめに

みなさんこんにちは、株式会社munin代表の石塚海登です。

私が経営者としてスタートを切り、今後成長していく過程で多くの方々とお会いしていきます。
多くの出会いから今後も様々なことを学ばせて頂きながら突き進んでいく経営者の成長の記録を「経営の旅路 - 対話と洞察」というシリーズとして残していこうと思います!

今回の出会いについて

2023/12/07
@新橋 ビジネスエアポート

【お会いした方】
・松尾財団 理事長の松尾由佳 氏
・株式会社 六大陸 野上陸 氏

野上氏のnoteはこちら↓

(今回お会いする前に記事を拝読していたら電車乗り過ごしたくらい凄く面白くて学びになります)


出会いの経緯

今回お二人とお会いすることになったきっかけは、私のFacebookにあげていた起業報告の投稿です。

それを松尾さんが見てくださりメッセージを頂いたことで、お会いする機会を頂けて野上さんを紹介していただくことも叶いました

発信することの大切さを感じました、これも学びです

対話で感じたことと学び

左から 私・松尾氏・野上氏

悔しさ

まず野上さんと話して感じたことは
圧倒的に私の経験・思考が足りないということ

悔しかった

私は同年代より比較的挑戦してきている自負はあり、自分と向き合い思考している人間だと思っている

でも、同じ99年生まれの野上さんと圧倒的な差を感じた
俺が会社員をしていた1年半、俺はぬるま湯に浸かっていたのだろうか

そう感じさせられるくらいの刺激を今のタイミングで頂けただけでも、今後の経営者人生に向けてとても価値のある時間だった

この感覚は絶対に忘れずにひたむきに精進していく


もっと失敗して恥をかけ

これは松尾さんに助言頂いたことである

松尾さん視点で
私は「優秀な人」らしい

もちろん良い意味でもあるのだが
「失敗しないような立ち回りができる人」
というイメージである

私自身ではあまり自覚していなかったものの
それなりに成績は優秀で
中高一貫の私立進学校から国立大学に進学してきた私は
無意識のうちに、いや潜在的な部分で「失敗したくない」「できる人だと思われたい」という振る舞いをしていたのだろう

頭では常日頃から「失敗こそ成功」くらいで言い聞かせているのに。

でも正直思い当たる部分はある

なんでもできる人間になりたいという気持ちが強いから
分からない・できないと認めることに抵抗がある

それを自覚したエピソードとして
今回野上さん・松尾さんとお話ししている時にこんなことがあった

野上さんに初めましての挨拶を済ませ、簡単に話が進んだくらいの時

ドアノック資料を用意すると良いかもしれませんね
といった内容の発言を野上さんが私に向けて発した

私はドアノック資料という言葉を初めて聞いたのだが
この時の私の反応として
((ドアノック資料って恐らく簡単な営業資料のようなイメージだろうな、確かに経営者として人に会うなら自分の事業を理解してもらう資料は用意するべきだな))
と解釈して
「確かに仰る通りですね、(野上さんの事業説明を聞いて)私もそう感じました」
的なことを言ったと思います
多分いつもこんな感じで、初めて聞いた単語でも推測してコミュニケーション取ってる

しかしですよ、その次の瞬間
松尾さんが
「ドアノック資料?それってどういうこと?」
「へー、そういうものをドアノック資料っていうのね」

って確認してた

俺にはこれが足りない
察して理解した気になってることが多すぎる

そしてそれは多分
「知らないことを知られることが怖い、恥ずかしい」
「優秀な存在でありたい」

という意識があるのだろう

普通に生きるだけならそれでも良いかもしれない

でもこれから貪欲に学んで成長していくためには
その感覚を捨てて
恥を恐れず
より多くの失敗や学びを積み重ねていく必要がある

分からないから教えて欲しいと
癖で反応できるくらいにならないといけない

その覚悟が必要であると学んだ

・分からないと認める
・恥をかく覚悟
・優秀でありたいという気持ちを捨てる


本気で熱意を持てるビジョン

””自分が熱意を持って本気で取り組めることを事業にしなさい””
なんてことは散々言われてきたし、確かにそうじゃないと事業が大変になった時に心折れるよなって解釈していた

でももっと大きな部分に影響することを感じた

野上さんと話しているだけで
野上さんはその事業やそれが目指す未来に本気で挑んでいるんだなと感じた

そして応援したいって思わされた

何がそうさせるのか

松尾さんが一つのヒントとして仰ったが
「ビジョン実現を本気で望んでいる、その熱量が滲み出した結果、なんかこの人すごいな応援したいなと感じさせられるのだと思う」
とのことだった

なるほど
これあれだ

アニメが好きなんですって人と対峙した時に
”ただのアニメ好き”と”アニヲタ”の違いが
話を聞いてるだけでなんとなく分かるやつと一緒だ多分

ってなった
理解できた

自分が人生かけてやる事業に対してヲタクで居られているか

そういうビジョンを設定できているか
そのビジョンの上で踊れているのか

それが人を惹きつけ巻き込み
応援されるリーダーなんだと知った

俺が熱量を持てるものはなにか、改めて深掘りが必要だと感じる
自分と向き合う時間を作ろうと思う

音楽やアニメ、スポーツなど人によって熱中できるものは異なるが
それに熱中している時のような感覚になれるほど自分が情熱をもてる未来を思い描いているか

これに尽きると感じさせられたし
ここは今後の指針になる重要な部分だと思うので
一つの大きめの課題として、結論に達したらその振り返りも記録として残そうと考えている


課題から事業を作る

これは今回の出会いの中で最も
これからビジネスを作っていく点において影響があった気付きだと思う

もちろんビジネスの作り方で
いわゆる”課題ドリブン”が常に最適解ではないことは理解している

ただ私の思考があまりにも技術ドリブンになっていたことへの気付きがあった

GASが書ける
生成AIの知識には自信がある
だからそれらを武器にしたDX事業をしよう

そればかり考えていた

視野が狭くなっていたんだと気付いた

これらは手段でしかない

自分が人生をかけて解決したい課題はなんなのか
誰を幸せにしたいのか
喉から手が出るほど実現したい世界はどんな世界なのか

そして幸せにしたい人に直接
「あなたが困っていることはなんですか?」
と聞いてあげる

その視点が今の俺には足りて無さすぎると感じた

法人登記をしたタイミングでの振り返り記事のサムネイルに
「人工知能で日本の社畜を撲滅する」
確かにそう書いた

でもこれに対して野上さんから
社畜はAIを使いたい訳じゃないかもしれないよ?
例えば
流行りの人工知能がどうこうってのは興味なくて、とにかく上司とのコミュニケーションがストレスで仕事が辛いんだ・・・
かもしれないし

会社の慣習で毎週あまり意味のない資料をクオリティ高く作らないといけないのが負担で残業が増えている・・・
の可能性だってある

俺が本当に社畜を救いたいのであれば
自分ができることを売り込むのではなく

少しでも救えるよう全力を尽くすから
一番困っていることを教えてください!!

って社畜1000人にアンケートとって一番みんなが頭を悩ませていることに対して全力を尽くせば自ずと価値は作られる

救いたい人のことを本気で考えた時に
何が嫌なのか
その人の不はなんなのか
そんな重要なことを社畜のことを全然知らない若造の想像で決めるなんて博打にも程がある

解決が望まれている課題を解決する手段として
AIが有効ならそれを使うし
使っているツールを自社システムからSaaSに変えるのが最適かもしれない
そこで自分の得意な分析スキルが活きるならそれを思う存分使えばいい

手段が自己目的化することは絶対に避けないといけない

その人の課題が解決されることを本気で願えているのかというのは前節の[本気で熱意を持てるビジョン]の内容とも共通する部分はあるだろう

野上さん曰く
シリコンバレーの起業家たちは

おれがこれをやらないと世界が終わる
似たようなことやってるひといても
おれよりも本気で取り組める人はいない
俺だけが本物だ

そう考えている人がわんさかいるとのことだった
自分のビジョンの深掘りは一生続くのかもしれないが
少なくとも自分が本気で実現させたい世界だと自信を持てるビジョンを明確にしておく

UCバークレーの授業
イメージくらいの段階で毎週20人に話してフィードバック貰い続ける
4年後には大量の顧客を抱えた状態でスタートできる


考えすぎ

昔から変わってない
プライベートでもそうだ
考えすぎている

失敗を恐れているのか
臆病すぎる

でも課題は他人の中にある
AIと喋っていても分からない
救いたい相手は人間なんだ

もっと動く
人に会って会って会いまくって
トライしてトライして
失敗して失敗しまくる

それを乗り越えた先にしか
自分が見たい景色はない

味わった失敗の谷が深ければ深いほど
高い山に登れる
歩みを止めなければ

その精神で
自分の殻に篭らず
行動する

元々考えすぎる自分は
全く考えていなくても大抵のことは思考済みなのだ

野上さんのように口から出る言葉が整理されている人は
めっちゃ考えているからではない
めっちゃそのことについて喋っているから
喋り慣れているのだ
そのくらい多くの人に自分の事業、自分のビジョンを伝えている
そんな気がする

自分が人と関わるのがどうしても苦手なのなら
営業気質の人や人とのコミュニケーションが得意な人と仲間になるのも手なのである

できないことはできなくていい
経営者はルフィのようなものなんだ


今後への活かし方

自分が本気で願えるビジョンを明確に持つ
そのビジョンのステークホルダーと実際に会話する
困っていることをヒアリングする
解決のためにできることを全てやる
失敗したら原因を反省して
もう一度チャレンジしてみる
くりかえす

総評と次回への展望

感情(ビジョン)で行動の道を作り、その上で思考(PDCA)する

明後日くらいにまた野上さんとお会いできることになっているので
それまでに自分の思考を整理して
簡単にでも良いからドアノック資料を作っておく

できることはなんでもやる
貪欲に学ぶ
人を幸せにする

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