自傷行為は悪なのか
こんにちは。
今回は少し暗めのタイトルです。
自傷のお話になりますので、気分が悪くなりそうな方はブラウザバックしていただけると助かります。
先日公開した記事は読んでもらえましたでしょうか?
不登校について書かせてもらいました。読み辛いところが多々あると思いますが読んでもらえると嬉しいです。
さて今回は私のお話を中心にさせてもらおうと思います。いわゆる、自分史みたいなものです。ダラダラと書いていくつもりなので興味のある方だけ読んでいってください。笑
必死に生きた数年間
この数年間は生きることが苦しかった。
そう思わせていた原因は家庭環境にありました。
物が飛んだり、暴言が飛び交っていたり、常に険悪ムードでピリピリして殺気立っていたり…ここを家と呼んでいいのか。安心できる場所ではない。居場所でもない。
私にとって家とは睡眠をとる場所だと考えていました。
一日中死にたいという感情が頭を駆け巡り、リストカットで気持ちを落ち着かせる。
とにかく一日一日、生きることに必死だった。
中学3年の頃、家庭環境に苦しさを感じている仲間たちと夜遅くまでコンビニにたむろしていた。受験生ではあったものの、全く勉強していなかった。家にほぼいないので勉強する習慣など身についていなかった。
精神的にこんなに辛いのに勉強なんてできるかよと思い、「受験生なんだから勉強しなよ」と言ってくる周りの人間に殺意を覚えたこともあった。
環境に恵まれてるからそういう発言ができるんだよ。と思っていた私は夜な夜なカッターを取り出し、どこにもぶつけられない怒りや憎しみを自分にぶつけた。
消毒もまともにしていない汚いカッターで自分を傷つけていた。
そんな私の影響もあってか、共にたむろしていたメンバーもリストカットを始めた。
百均に行っては、一目散にカッターのコーナーへ行った。
「この前これ使ったけど切れ味良かったよ」なんて情報共有もした。
1本では足りず予備を買うこともよくあった。
友達は私よりもリストカットに依存していた。
お互い常にカッターがないと不安だったから、学校の筆箱に忍び込ませていた。
その友達も自分もお気に入りの教室に行っては辛くなったら切る。
友達は学校で盛大切ることもあったし、トイレから血だらけで出てきて先生に捕まるなんて事もあった。
2人で下校しながら意味もなく歩きながら見せ合いながら切る事もあった。「辛いから切る」から「切るとスッキリする」に移行していった。
友達が血だらけでトイレから出てきて笑ったのはいい思い出だ。
自分達からしたら当たり前の事だったが、先生たちからしたらとんでもない事だった。(そりゃそうだ。)
血だらけで出てきた友達を呼び止めて話をする先生がいた。
私はその場にいなかったので何を話したかは知らないが、呼び止めた時の表情を見るに、自傷行為したことを怒ったのだと推測している。
たしかに、学校内に不当な理由で刃物を持ち込んでいる点は怒られる要素に値すると思う。
ただ、自分を傷つけるほど苦しい生徒にその対応で終わっていいのか?
怒ることが最適なのか?
私は怒るだけでは何も解決しないと思う。
元リスカ依存者からすると、リストカットは精神安定剤に等しいものだと感じている。
リスカをしていると無心になれる。
この痛さが心の痛さを和らげてくれる。
血が流れるのを見ると安心する。
スッキリする。
これらがリストカットをしていて感じたことだ。
本来ならば他人に話したり、体を動かしたりしてストレスを発散することが望ましいのだろう。
だが、我々のような家庭環境が整ってない人間は生活リズムも整っていないし、まともに疲労回復できていない。体を動かす気力体力すらない。
だから、簡単に出来るリストカットがストレス発散方法として選ばれるのではないか。
リストカットが精神を安定させてくれるおかげで生きることが出来る。
だから私はリストカットは精神安定剤に等しいと考えるし、生きるために必要なことであるとも思う。
もし、リストカットしててここにたどり着いた人に伝えたい。
リストカットは悪いことじゃないよ。
だけど後々面倒なことになるので、刃の消毒や手当はしっかりやろう。笑
ギリギリな状態で生きている人に対して
「リストカットはやめろ。」
そんな無責任な発言をしていいのだろうか。
私は自身の経験から、絶対にそんなことは口にしないと決めている。
生きるためにやっている行動をやめろと言われてしまったら、その人は本当に死ぬんじゃないですか?
救いたいと思ってやった事が裏目に出てしまうのが1番嫌ですよね。
たしかに、体を傷つける行為はよくありません。
でも、リストカットは最終手段なんです。
リスカをしてしまう人達に足りていないのは、相談できる相手・認めてくれる相手・心を開ける相手だと私は思います。
だからといって相談に乗ってあげて。とは安易に言いません。共倒れしてしまったら本末転倒です。
ただ、相談できる相手がいれば、話すことで少しはストレスが解消されます。
相談相手が信頼出来る相手となれば、その人は孤独から抜け出すことが出来るでしょう。
専門家に任せることが1番です。
精神科や心療内科、ソーシャルワーカーやスクールカウンセラー。そういった人達を頼りましょう。
そこに繋げてあげるのが周りの人の役目なんじゃないかな〜と高校生の私は思いました。(^^)
リストカットを止めさせるのではなく、まずは依存から抜け出させることが大事だと思います。
何事も段階を踏んで行くことが大事。
ちなみに私は先生という相談先を見つけてからは依存から抜け出せました。
書いててよく分からんくなった。
まあ、リスカやめろって簡単に言うなよー。っていうのが伝わってればいいや。笑笑
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